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童話作品集

とびはねおばけ

作者: 京 高

 まよなかのまっくらやみのなかで とびはねているものが見えても けっして近よってはいけない。

 なぜなら それは とびはねおばけだから。


 まよなかのまっくらやみのなかで 「クケケケケ」とおかしな声が聞こえても けっして近よってはいけない。

 なぜなら それは とびはねおばけだから。


 とびはねおばけは 子どもが大すき。

 なぜなら子どもは やわらかくておいしいから。


 とびはねおばけは 石が大きらい。

 なぜなら石は かたくてとびはねないから。


 もしもあなたが とびはねおばけに出会ってしまったら 体をまるめて 「石になった」と言いなさい。

 そうすれば とびはねおばけは いやがって逃げてしまうから。


 だけど とびはねおばけがいなくなるまでは けっしてうごいてはいけない。

 なぜなら とびはねおばけは 石がうごかないことを知っていて うごいたとたんに あなたを食べてしまうから。


 とびはねおばけは まよなかのお化け。

 こわがりな子どもは 夜に出歩かないように……。


『魔王様のご近所征服大作戦』を書いているときに生まれた作品です。


『魔王様~』本編にもいずれ出てきます。

どういった形になっているかは公開してのお楽しみということで。

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