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恐怖のかごめかごめ

作者: うずらの卵。

私は晴れた日に公園の前を歩いていた。

すると、子供達がかごめかごめを歌いながら、グルグル回っていたのだ。

私は懐かしくて思わず足を止めて見ていた。

すると、最後にうしろのしょうめんだーれで終わった時、真ん中の女の子が震えながら「賢一君?」と言ったのだ。

すると、女の子の後ろの子が「ぶぶー外れー」と言い、思いっきり足で女の子の背中を蹴ったのだ。

しゃがんでいた女の子は前のめりになり、両手を前に付いてしまった。

すると、又子供達はかごめかごめを歌いながらグルグル回り始めたのだ。

そして、うしろのしょうめんだーれと歌が終わりを告げた時、真ん中の女の子は震えながら、「加奈子ちゃん?」と言うと後ろの子供は「ちがーう」と言い背中を思いっきり蹴ったのだ。

すると、女の子の背中からボキッと嫌な音がして、女の子は倒れ込んだ。

すると、女の子の回りの子供達は笑いながら、その場を後にした。

私は倒れた女の子に駆け寄り「大丈夫?」と声を掛けると、女の子は「何で見ていて助けてくれなかったのー」と私の方を見て恨めしげに言ったのだ。

私は女の子が下を向いて居たのに、何故私が見ていた事が解ったのか疑問に思ったら、女の子が突然後ろを向いたのだ。

すると、女の子の頭の後ろに大きな一つの目が付いていて、ギョロリと私を睨んだ。

私は「きゃー」と、悲鳴を上げて飛び起きた。

気付いたら自分の部屋のベッドの上で寝ていたのだ。

凄い怖い夢を見ていたようだ。

パジャマは汗でびしょ濡れで肌に張り付いて気持ち悪いので、

シャワーを浴びようとベッドから降りたら、目の前に夢に出て来た子供達が並んで立っていた。

そして、「今度はお姉さんの番だよ」と言い、

私を囲んでかごめかごめと歌いながらグルグル回り始めたのだ。

この歌が終わった時、私はどうなってしまうのだろう。

夢なら早く覚めてー。

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