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新・私のエッセイ:2号館(No.101~200)

新・私のエッセイ~ 第76弾 ~ 退院後のメッセージ❤️

 え~、愛する皆様におかれましては、


 ご機嫌いかがですか・・・?


 本日、ぼくは、まるまる2週間の「強制・検査入院」より復帰し、ただいま、こうして久しぶりに自宅PCに向かっております♪

 

 ・・・つらい病院生活でしたね。


 実はぼく、今回のように本格的に入院するのは、1979年の冬・・・つまり、小学3年以来なんですヨ。


 あのときは、『右陰のう水腫』という、おしっこが壁からもれて、脱腸みたいに外にとびだす奇病で、手術しました。


 約1週間の入院でしたが、そのエピソードにつきましては、またあとであらためて紹介してみますね。


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 ・・・さて。


 今回の入院ですが、「検査入院」というよりも、むしろ「教育入院」「体内リセット入院」といった意味合いが強かったですね。


 一日あたり、1600キロカロリーという、厳しい食事制限に加え、


 「減塩病院食」というものをはじめて味わい、それはキツイ食生活でしたよ。


 で・・・皆さんもよくご存じのように、病室というものは、個室ですと、一日あたり、バカにならない金額を請求されます。


 ぼくのケースですと、一日、一万七千円超(!)でしたね。


 それが、大部屋の4人病室の共同生活だと、病室代はタダ。


 初日ぼくは、大部屋に入りましたが、ほかに入室者がいなかったので、実質「個室ライフ」でしたね♪


 すげーラッキーだと喜んでいたら、二日目からは、先輩方のいる、4人部屋にしっかりと移動させられちゃいました。


 その先輩方ってね、


 いずれも80過ぎとみられる高齢者の男性でして、みな、がん患者・・・!


 抗がん剤の治療とリハビリのために入院されてました。


 ・・・そりゃ、気を遣いましたって。


 だってね、就寝時間が早いからやたらスマホもいじれないし、TVも遠慮しなくてはならない。


 ひとりごとも言えないし、オナニーだってもちろんできません(苦笑)。


 抗がん剤の影響でたえず吐き気がされてらしたので、そろって洗面台で「おええええっ!」と頻繁にエヅいとるし・・・。


 ぼくの真向かいの「Aさん」なんかは、初日からぼくみたいな若造が気にいらなかったようで、


 初対面で目が合ったときに、無言でジロリとにらまれてから、その方がトイレから出て来るたんびに、カーテンのすきまからぼくのベッドに鋭い視線を送ってきましたね。


 部屋は暑いし、うなり声やエヅき声でうるせえし。


 だからぼくはですね・・・


 休憩所みたいな場所で、ずっと勉強してました。


 でもね、


 ほかに勉強してる人なんていなかったから、よくドクターや看護師から、


 「なに勉強されてるんですか・・・?」って、毎回訊かれるのが面倒でね。


 「通訳案内士・・・通訳めざしておられるんですか?」


 「ええ、まぁ。でも、ずっと翻訳ばかりやってきましたので、実は、畑ちがいもいいところなんです。」


 「エスペラントにロシア語、チェコ語・・・これは・・・?」


 「いろいろかじってます。だいたい、全部で250言語くらいやってます。」


 「へぇ! そんなにしゃべれるんですか・・・?」


 「ひととおりはね。まぁ、実際には読解・翻訳がメインですけども・・・。」


 でもね、


 この会話が原因で、「どこぞの工場」みたいに、ぼくに嫌がらせやいじわるするようなことはありませんでした。


 ・・・いやしくも、医療関係者ですからね♪


 (俺から見れば、語学屋なんかよりも、理系学部の最高峰の医学部出身のあなたたちと、看護学校の厳しい実習を乗り越えてきたナースの皆さんのほうがスゴイって。尊敬しちゃいます。)


 ・・・ぼくの悪いクセで、いらぬエピソードに移行してきましたので、


 そろそろシメますね。


 今回の病院食でのダイエットは・・・


 あの1990年3月から6月にかけての、人生初の減量以来のつらさ、キツさでした。


 今後は、二度とこういった「教育入院」などしないように、


 「塩分」「糖質」には注意しつつ、健康でハッピーで、活力ある人生をあゆんでまいります。


 皆様も、ご自身のお体を自愛され、できるだけ長生きして、充実した、実り多き人生を、


 ぼくとともに楽しんでゆきましょう。


 では❤️


 m(_ _)m

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