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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

面白い話を聞いたので、真似して実行してみた話

作者: アッサムてー
掲載日:2018/11/16

従姉妹がね、婚約を破棄されたんよ。

そ、従姉妹。

そそ、あのピンク髪の美人。

昔から変な奴だなあとは思ってたんさ。

顔はいいよ。ほんと、立てば芍薬座れば牡丹ってやつね。

え?

その従姉妹の話と、ウチの話になんの関係があるのかって?

大ありだよ、大あり。

例えばキミがいまお代わりしたステーキ。

時価なやつだからね。

あぁ、違う違う、ちゃんとウチが払うよ。

その辺は安心して。

ま、お礼だしさ。

話を戻すけど、そのステーキのお金の出処の話ね。

その従姉妹はまぁ貴族あるあるの婚約者がいたわけ。

その婚約者をぽっと出の女に寝取られたんだよ。

それを知ったその従姉妹、何したと思う?

ううん、何もしなかったの。

そう、なにも。

正確には、その時は何も。

あ、でも筋トレは増やしてたなぁ。


ん?

その話がどんな風に、キミに手伝ってもらった件に繋がるか?

あはは、簡単だよ。


だって、従姉妹のことを参考にしたんだ。

まぁ、ウチは従姉妹ほどエンタメ好きじゃないからスマートにしたけど。


うん?

元婚約者を契約と神聖誓約書の下、顔の形を変えるのはスマートじゃない?

あまつさえ、社会的に権威も信頼もを失墜させて奴隷落ちはやり過ぎだろ、って?

いやいやいや、正当な権利を行使しただけだよ。

まぁ、濡れ場写真をちょろっと世間様に撒くくらいはしたけどさ。

婚約ってのはね、約束事なんだ。

結婚の約束、結婚の契約だからね。

それは、その人の人生を捧げるもの。そして、縛るものでもある。

だから尊いし、大事にされなければならない約束事なんだ。

約束事はとても神聖なものでもある。

信頼も同じ。

従姉妹は、自分がその後どんなことになるか予想した。

そして、その予想が大当たりする。

相手側が、冤罪でっち上げによる糾弾。つまりはどこかしらで劇場のように舞台を整えて従姉妹を断罪するだろうと予想して、その情報を掴んだ。

だから、手を打った。

どうしたかって?

断罪の日取りとか、とにかくそういった情報を集めて、逆にその舞台を乗っ取ってしっちゃかめっちゃかにしたんだ。

ね?

ウチの方がスマートでしょ?


どっちもどっち、か。

まぁ、たしかに。

じゃあここからは、言い訳をさせて貰えるかな?


貴族にもね、ピンキリなんだよ。

人間性の善し悪しがね。

ピンキリなんだ。

素晴らしい人格者もいれば、救いようのない破綻者もいる。

ウチの婚約者は残念ながら後者だった。

それだけのことだよ。

愛人、二号さん、言い方はいろいろあるけれどね、それらを持つためにはそれなりのやり方ってのがあるんだよ。

ウチはまだ寛容な方だよ?

だって、恋の甘酸っぱさも、その尊さも知ってる。

だから、役割さえ果たしさえすれば、契約に乗っ取った仕事さえすれば元婚約者が誰を抱こうが愛そうが、非人道的でない限り許してやるつもりだったり。


上から目線?


違うよ、ウチと元婚約者の立場は対等だ。

世界の半分は男で、もう半分は女だ。

なんで男の方が上なの?

寝具の上の話じゃなくてさ、権利的な立場的な意味で。

なんで女の方が下なの?

そもそもそれは誰が決めたの?

神様?

聖書に書いてある?

あんなの、その時代時代の実権をにぎってきた権力者のご都合主義ノートだよ。

オナニーノートと言い換えてもいい。

自分たちが気持ちよく過ごすためのルール。

そこに、自分たちを支えてる存在がいることは気にもされていない。


誰も、足元を見ても、足元に何があるのかまでは気にしない。

見ているけれど、見ていない。


足元を見れない人間は、自分と同等の価値がある存在があることも認められない。


元婚約者とそのお相手は、ウチを下に見た。

それが敗因。

人生に、負けた敗因。

運命が、歪んだ原因。


言い換えれば、喧嘩する相手を間違えたんだ。

信頼も信用も大切。

でもね、そんな情だけじゃ法律は味方してくれない。

だからこその婚約を結ぶときに契約を交わすんだ。

書面として、ね。

世間は、想像以上に残酷で無慈悲だ。

それを思い知らせてやった、いや、勉強させてやっただけだよ。


その対価としてたんまりとお金も貰えたし、これだけあればあの子らが成人するまでの家とご飯、それと学び舎くらいは用意してやれる。


ん?

あ、言ってなかったっけ?

元婚約者ね、それはもう沢山の本命の恋人さんがいたんだよ。

で、一部の本命さん達には、愛の結晶とやらが出来ていた。

でもね、それを認めることをしなかった。

最低でしょ?

で、手切れ金に困った元婚約者達は、ウチを破滅させることでお金を得ようとした。

でも、あれたぶん、あのままだったら高飛び用に使われてたね。

だから、踏んだくれるだけふんだくってやったんだよ。

で、本来使うべき相手へ、ウチが還元したってこと。

もう、これから大忙しだよ。

一気に複数人の子供が出来たから、さ。


まぁ、そうだね、今度は子供たちにも美味しいものを食べさせにきたいな。


どこか、オススメあったら教えてよ。

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