友達
「私たち、もう一度友達からやり直しませんか...?」
僕は笠部志恩、高校3年生。東京都目黒区在住。
今、彼女から別れ話のようなものをLINEでされている。
彼女の名前は藤井奈央。約5年間僕の彼女だった子だ。ここまでの状況を詳しく説明すると、
僕は彼女に中2の頃告白し、恋人となったが高一になったと同時に神戸から東京に引っ越すことになり、
今まで遠距離交際をしていた。
しかし今日突然、彼女からこのようなことを言われたのだ。
「え...?それはどうして...?」
僕は泣きそうになりながら、震える手を落ち着かせながら文字を打った。
「それは...遠距離だと辛い時に側に居てあげられなくて、そしてそれがとても申し訳ないから...私が耐えられないのです。わがままでごめんね...」
他の人が見たら言い訳に見えるかもしれないが、僕はこの5年間の付き合いからこれは彼女の本心であると分かった。
「辛い時は奈央が彼女として居てくれただけで心の支えとなったし、もしその申し訳なさから別れると言っているのなら、もう一度考え直してほしい...」
ようやく落ち着いた手を動かし、自分の言葉を告げた。
「少し自分には、大人になる時間が必要だと思うから...まだ恋愛には早すぎたのかしれません。」
確かに中2の時、かなり急に告白したこともこの状況の原因であろう。
「別れると言っても、これからも、今まで通り
何気もない世間話や趣味話などもするし、辛い時にも全力でサポートします。
だからこれからは友達として接してくれませんか?
そして...」
彼女のこの言葉は、僕にもう奈央は彼女じゃないんだという絶望感と奈央との縁がまだ続くという安堵感を与えてくれた。
「とても勝手な話ですが、2年後、二十歳になってもまだ私を好きでいてくれたなら、もう一度告白してくれませんか?」
一般的にみたら随分と勝手な言葉。
しかし、僕にとっては希望の言葉だった。
故に僕がこれからいうセリフは一つ。
「わかった。これからは友達としてよろしく。けど、いつまでも君が好きという気持ちは変わらないよ。」
こうして僕たちの、友達であって友達じゃない
普通とは違う、2年間が始まった。
はじめましてーKBWです。
まだ文を書くのに慣れてなくて少し(いやかなり)未熟なところもありますが、どうか優しい目で見守ってください!失礼します!




