第壱話 ~ 銃声の響きと意識の目覚め ~
今回から小説を書き始めるクソ雑魚ナメクジと同一レベルの私、亜漣大和が書いていく下手な小説となります。第一話はテストも含めてなのでどうぞ温かい目で見てもらえると幸いです。
何かの発砲音が聞こえる、頭痛を感じながらゆっくりと俺は少しずつ瞼を開いた。
意識が少しずつ戻ってくる。だが銃声は絶えず鳴り響いていた、ここはいったいどこだ?
「・・・か・・・お・・・・た・・・き・・おき・・・」
「たかゆ・・して・・」
誰かの声が聞こえる。何か懐かしいような気もした、少女の子の声。
「孝之!しっかりして!」
意識がまだ朦朧としているが俺はそのピントがまだあっていない瞳でその少女を捉えた。
「誰・・・だ。」
「やっと気が付いたのね、とりあえず早く逃げましょう!」
周りは廃墟と化していた、もともと民家だったような跡が残っていたが、それはまだましだった。
その隣には巨大な金属でできた機械が民家があった場所に覆いかぶさるように乗っかり、跡形もなく民家は残骸となり周りに散乱している。
そして俺は少女の言葉を認識した。”逃げましょう”と、命の危険を本能が感じ、意識が完全ではないが少女の温かい手によってつかまれていた俺の左腕の向いた方向に歩きだし、走り出した。
「ここは・・・どこだ?」
爆発によって地面が揺れる。後ろから粉が勢い良く降り注ぐ。そして瞬く間に周囲を強烈な熱と光が広がる
「そんなこと聞いてる暇があったら走って!死にたいの!?」
我を取り戻してきた俺はだんだんと周囲の状況を理解し始めた。
弾を打ち出し空になった薬莢が地面に落ちる。
「そうだな、肉片になるのはごめんだ。」
二人で走っている先に流れ弾が飛んできた。俺は咄嗟に少女をかばおうとするが弾が着弾して爆発する方が先だったのだ。