はじめの一歩
ほのぼの系恋愛話です。
大国クローディア国には、世界が注目する国軍が存在する。
その一つである白鷹隊は所謂近衛軍であり、国王の傍に侍り、王都の治安維持に勤めている。
国軍の花形であり、そのためか頭脳明晰で優秀な「美形」が多いのも特徴である。
その白鷹隊の現隊長は庶民出身であるため、国民から絶大な人気を誇っている。
また、世界有数の美しい黒髪を一つにまとめ、世界有数のすらりとした足の長さ、美しい緑の瞳を持った男装の麗人である為か、特に女性からの人気は凄まじい。
もう一つ、忘れてはいけないのが白鷹隊と対となる黒鷲隊である。
黒鷲隊は所謂実働部隊であり、どちらかというと筋骨隆々の体力自慢が多い。
しかし、白鷹隊同様に国民からの人気は高く、男臭い雰囲気から特に男性からの人気(応援ともいう)がある。
そんな黒鷲隊の隊長は、歴代優秀な軍人を輩出している侯爵家の次男坊である。
世界有数の背の高さと、世界有数の筋肉と、世界有数の体力の持ち主であり、軍人を目指す若者(特に男)からの羨望のまなざしは絶えることが無い。
この話は、大国を支える二つの国軍の、二人の隊長を巡るほのぼの日常話である。