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インフェクション〜崩壊する世界〜  作者: 作者はシカバネのようだ
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平穏な日常と忍び寄る陰

現実にゾンビがいたらって思うとなかなか怖いですよね。それをイメージして書こうと思っています。

こっちも完全な趣味なので暇があれば書いていきます。

1話


「つまんねぇ」


俺、 幸地(こうち) 統魔(とうま)はいつもそんな事を呟いている。



朝起きて、朝飯食って、学校へ行って、学校から帰ってきて、風呂入って寝る。今迄を振り返ると、ループしている様にしか見えない生活に飽き飽きしていた。


今日も、誰もいない家で唯一飽きていないミリタリー物のニュースをスマートフォンで読みつつテレビをつけ天気予報を見ていた。


「お、こりゃすげぇ!デルタフォースの存在を公式発表したのか!」


と、スマホを見ながら呟き。


「今日の天気は午前中は晴れ、夕方は雨になるでしょう」


「降水確率30%じゃあ殆ど降らないんじゃね?...まぁいっか」


そう言いながらも俺は学校へ行く準備をする。


準備をしているとスマホから着信がきた。

こんな時間に電話をかける奴はあいつしかいない。


そう思いながら電話を取った。


「もしもーし」


「やっほー!皆んなのアイドル! 清水(しみず) 美香(みか)だよー!朝からのモーニングコールに貴方は選ばれました!わーパチパチ!」


「朝から大きい声出してんじゃねぇ。大体お前の声は高いから聞こえるんだよ」


「まぁまぁそんな細かい事は気にしないでよとーくん!」


「とーくん言うな。はぁ...で、お前からの電話って事はあれか?」


「そうそう、今日は午前中授業だよね?うまくん真面目だからどうせ授業に参加するんでしょ?だから午後からやらない?」


「うまくん言うな。わかったわかった。じゃあ今日の1時にグランド公園でな」


「えー!どうせなら一緒に行こうよー!」


「俺は学校からそのまま行くんだよ」


「だったら、私もそのまま行くー!」


「はぁ...わかった。じゃあ、着替えと道具一式持って行けよ?」


「うん!今日こそは美麗さん達をやっつけてやるんだから!」


「はいはい、じゃあまた学校で」


「うん!また後でねー!」


やっと電話を切れた。

「はぁ、じゃあさっさと準備をしますかね」



さっき俺と美香が話していた内容はサバゲーの話である。グランド公園とさっき言っていたが公共施設ではなく完全な私有地である。


ただそこの土地を持っている人がサバゲー好きなのでサバゲー会場へと化したのだ。


名前もその場所の広さゆえにグランド公園と名付けられたらしい。


「よし、こんなものかな。」


バラクラバ、スポーツ用サングラス、エルボーパッド、ニーパッド...とまぁ色々あり最後に上から羽織れるフードを入れて...と。


今日は暗殺者っぽい服装にしよう。


「えーっと、トランシーバー、H&KUSP、今回は暗殺者風にいくからメインは...んー、M4カービンでいいか」


凄い適当だけど本物の暗殺者何て銃の使い捨てが当たり前だから適当でいいだろ。


「んー、でもな何か足りないなぁ。銃刀法に触れるかもしれないけれど2本ぐらい持って行こう。それじゃあベンチメイド 141SBKニムラバスと、S&W CK5TBSを持って行こう」



と、準備をしている内にそろそろ行かないと遅刻になってしまう時間がきた。


「やべ、遅刻しちまう。はぁ、結構重たくなったな」


ふと空を見上げる。


「これは降らないな」


今日は清々しいほど晴れていた。


----------何処にでもある、ある民家



その家には1人と一体ともう"一つ"いた。


一体は動かず、一つは一体を食べていた。

そして1人は、

「ふふ、この計画は最早成功と言ってもいいですね。誰も田舎からこいつらを放つとは思わないでしょう。

わざわざあんな動画を送ったのですから。さぁ、ここからが私の復讐です!近隣にもう少しこいつらを作っておきましょう。

さてさて私の仲間達はちゃんとうまくやってますかね?」



----------その日の昼


「...次のニュースです。アメリカ、イギリスなどの先進国で最近見られる狂気病と呼ばれる新しい病気が日本でも見られるようになりました。

この病気は、発症すると熱を持ち魘されます。数日の後、発症者は無性に肉類を食べたがり、食べないと発狂するという謎の病気です。皆さん外出時は用がない限りは控えましょう。以上で地方ニュースを終わります」







評価・感想待っています。

宜しければ私のほかの作品も見てください

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