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プロローグ


 この村には掟がある。


『有翼人の出入り、村での交流、その一切を禁ずる』

『成人せぬ者は特別な理由なく村から出る事を禁ずる』


 その掟にこれらが書き加えられたのは、たぶん俺が生まれた後の事だ。

 掟なんて堅苦しい風習は、今時どこを探してもこの村くらいしかないだろう。

 息の詰まるような鎖の掟は他にもある。昔は反発する者も多かったらしいが、これは自然な事なのだと馴染み始めてもいた。

 別に生きていけないような訳でもないし、他の村と交流がない訳じゃない。俺はそれなりに楽しくやっていけている。

 村は平和そのものだった。


 あの少女が現れるまでは――。


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