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あの空が青い理由

 俺、天木竜司の趣味は空を眺めること。
 仕事で訪れる町に着くと、まず俺は空を見上げる。
 青空の後に決まって目に留まるのは、鳥でも、雲でもない。
 村では見かけない、翼を持った人間――有翼人の姿だ。
 俺も、いつかあんな風に空を飛びたいと思っている。
 しかし、村では未だに翼を持つ人間への差別が残っていた。
 空への憧れを許されず、有翼人と未成年の村の出入りを一切禁じる。
 それが俺の村に残る掟だ。
 妹の茜は賑やかな町への憧れを抱いているが、村から出る事をまだ許されていない身。
 連れていけと言われても、連れていけば掟に破ることになる。
 耳が痛くなるほど言われても、連れていく事はできない。
 そんな俺達兄妹の生活に刺激を与えたのは、流行り者の着物とは駆け離れた法衣を羽織り、リンと名乗る一人の少女だった。

追記:
『サイクル・トランス 転生した僕らは二重人格で通ってる』
海斗視点の約二年前のストーリーです。
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