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異世界気まぐれシルバープラチナタイム    ~気まぐれ開店キャットハウス~  作者: 猫を愛でる会
第一話 ようこそ自由都市ウィーデンへ
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幕間 フリージア

 私はフリージア=ブルースター、ブリーデン王国から自由都市ウィールデンに、留学特待生制度を使いやって来ました。 普通は婚活とか異文化交流が目的だけど、私の場合は実家から次期当主は弟だから、まったくお見合いのオファーが無い私を、事実上実家から追い出された私。


 何故私が実家から、追い出されたかと言われたら………貴族の妻は、胸が大きくプロポーションも良く学力と魔力が高い、人物が好ましいとされてるからだ、特にバストがCカップ以下は貧乳扱い、バストDカップは貴族基準で平均て…………どんだけ胸に固執してるのよ、この()()()転生先の世界。


 あと私は貧乳では無いわ…………無い筈よ、あと何で男は皆私を見ると鼻で笑うのよぉ! でも、周囲の同い年の女子と比べ…………たくなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!


 でも私は、学力は上位だったし魔力だって、貴族の平均よりは上よ…………没落寸前の実家だけど、昔は王族に仕えてた由緒あった貴族だったらしいわ、でも何かあって没落寸前に転生先の実家に成ったかは、私はまったく知らない…………何か前に、聞いた気がしなくもないけど。


「何をしたら、実家は王家から見限られたのかしら、あと親戚も噂では余り良い噂を聞かないわね」


 そう言えば、パパが言ってたけどもうパパが子供の時には、王族との関係は無かったらしいです…………そして、パパがママと結婚したのはお見合いらしいですが、何故かママは巨乳の類いですが私は育ちませんでした……………、乳製品を食べるのが足りなかったのかしら?


 そして何故に私が()()()と、知ってるかと言えばそれは、貴族の教育機関のスクールに通ってた頃の十三歳の春、私は不思議な夢を見ました…………普通なら朝起きても、夢は殆んど印象が無ければ忘れてますが、その夢の私は今より大人ぽい私で名前も同じフリージア、そう未来の自分を見てる様な姿なのです。


 ですが私の見てる夢は、鮮明に記憶を呼び起こす様な光景と、前世の旦那様と幸せに暮らす夢は、蜂蜜をたっぷり入れた紅茶に更に砂糖を入れた様な、凄く甘ったるい幸せを感じる夢。


 その夢が一回だったら、「これは絶対私の妄想の旦那様」と思って、それで終わるけどですが、その夢は終わらなかった…………旦那様…………言えユンケルは、私を沢山甘やかしてくれそして私が出した、生野菜を食べない困った旦那様ユンケルだけど、野菜スープやトマトと野菜やソーセージを入れたスープは、毎回低い優しい声で私に「フリージアのスープは、今日も最高に美味しいよ、流石俺の最高の嫁だな」て…………もう照れて布団に潜りたい程、私は嬉しくって嬉しくって顔が凄く火照ってしまう、夢なのに顔の火照りが収まらない。


 そして夢の旦那様ユンケルは、国を強敵モンスターから守る守護の剣にして、モンスターを討伐指揮をする隊長様にして英雄、モンスターとの死闘にまみれた死線の戦線で、部下を死なせる事もなく連れ帰るのがユンケルです。


 戦場では死なせずに、瀕死でも家族に看取られ死に際を悔いを残さない、それがユンケルの信念であり看取られる隊員は、ユンケルの背中を追い追い付こうと、努力を惜しみませんでした。


 ユンケルの両親は、ユンケルが剣の腕を鍛える冒険者の旅に出た、二日後にモンスターに虐殺され、もう会う事も叶いませんし私もユンケルに、命を救われなかったら父と母に「私達の分まで生きて」と言う、遺言が果たせない…………まあ弟二人はその日、隣村の父方の祖父母の家に遊びに行ってたから、父と母の悲惨な最後を見なくて良かったと思う。


 そして成人の十五歳だった私は、ユンケルに救われたけど祖父母の負担に成りたくなかったから、私は両親の形見と少しの父のへそくりを祖父母に渡して、私はユンケルがまだ冒険者だったこの頃、私はユンケルに付いて行った…………それは、運命だったかも知れない。


 そして旅で私は、野菜スープでユンケルの胃袋をゲットよ、まあ…………ユンケルが干し肉を焚き火で焼いたり、ドライフルーツを普通に食べる旅の食事風景に飽きた、私がユンケルに料理を振る舞ったからね。


 まあユンケルたら、私と恋人に成ったらキスが上手いし…………、あの蕩ける様なキスはアレは反則よ…………、頭が痺れてしまう錯覚に陥るキスは、私を甘い誘惑の微睡まどろみにいざなうわ。


 そして腰を落ち着け、国王様から召集され最初は騎士達とは深い溝が有ったけど、その後は実力を認めさせて有無を言わせない実力を示したわ。 そして副官に出世したユンケルは、夕焼けが見える王都の湖で私にプロポーズしたわ、そして私達は沢山の人に祝福され夫婦に成り……………、その後の記憶は霧に覆われて見えない。


 私はユンケルとの子とか、どんな老後を過ごしたかは残念ながら結婚以降は、夢では見えなかった……………何か思い出したくない、前世の記憶が在る様な気がして成らない。


 でもこの夫婦に成れた時の夢は、私は幸せな気分で朝を目覚めた朝は、必ず眩しい陽射しが朝日がカーテンの隙間から差し込む。


「あんな幸せな結婚を、私は今の人生でもしたいな…………」


 でも私の前世は、まだあり…………それはテルミナ=ストックと言う名の魔法剣師、剣を握り戦う剣士ではなく魔力で浮遊する剣を操り、モンスターを切り刻む格好いい銀髪の私、何故か容姿が変わらない…………何故?


 でも今の私には、まったくどんな原理で戦うのか? そもそも、この世界に同じ事を出来る武器が在るとは思えない、魔法は普通に今の世界と変わらないので、妄想の夢で無いのは確かだ。


 その世界の私達は、パーティーのキャプテンのアッシュは何故か、物凄く()()()()と言われるのを極端に嫌がる…………、リーダーて普通に使われてるのにアッシュは、何かリーダーが口だけの人を思い出すから、凄く嫌らしいですがあだ名がリーダーて人が、色々やらかすのにそのリーダーを支えたチームの柱をないがしろにして、今まで助けられたのにその人がピンチに成ったら、助ける訳ではなく突き放し、恩を仇で返す事をしたらしいです。


 世の中には、そんな最低な人が居るんだなと、私は前世の夢から学びますが、赤味のある黒髪の赤い剣がトレードマークの、赤い稲妻の様なスピードでモンスターを駆逐する赤い雷光らいこうのアッシュと、何故かホワイト・エンジェルとか恥ずかしい二つ名の私に、クールマギトリックスターの青髪のゼルガディスさんは二十歳なのに、何故かアッシュに仲間に誘われるまで、何故か一人で何かを探す旅をしてたけど、アッシュは何を交渉して仲間にしたのか、まったく教えてくれなかったです。


 そしてチームの回復担当、癒しとモンスターを産み出せし不思議神官ちゃん事、フィーネ=ルクシアンは元貴族らしい、らしいとはそう匂わせる事を言うからだ。

 フィーネは金髪碧眼の、私より少しスタイル良いからてアッシュに胸を押し当てて、わざとらしく私を挑発しながらアッシュを誘惑する。


 あのエロシスターは、何時か私の拳で倒すわとあの日までは思った、そうあの日出会ってしまった世界を終焉にいざなう者、その名は絶対死の王(デス・オーバーロード)


 威厳と死のオーラを纏う、黒き豪奢なローブと黄金と六つの六大魔法の魔法石か、精霊石の蛇の頭をしたマジックワインドスタッフは、大きい魔法の錫杖の様な杖。

 そして最初に、絶対死の王(デス・オーバーロード)の犠牲に成ったのは、フィーネが昼休憩に昼食として作った謎の生物、時にスライムの様な生き物や時にホムンクルスの様な、溶けたゾンビの様なヒト型。


「私が作った、アッシュに愛を込めた昼食がぁ~!!」


 泣き崩れるフィーネは、その直後口から泡を吹き絶命した…………何をしてるのよ、フィーネ!


「フッ…………下等な人間は、我が力を測るには役不そ……………」


 ゼルガディスさんとアッシュが、左右から重い一撃を同時に放つけど、見えない壁に阻まれて攻撃が空中で鈍い音がする。


「──フッ、我が歪曲フィールドを、突破は不可能だ!」


 骸骨の顔が、静かなダンディーな声で、死を運ぶ死神の様な顔で微笑む。


「踊れ、我が剣よ!」


 私は剣を操る言葉を、紡ぎ放つ。


「効かぬ!」


 空中で四方八方から飛び来る剣を、空中で鈍い音を立てまったく通用しない、そしてもう一度今度は頭上から狙おうとしたら、絶対死の王(デスオーバーロード)は私とゼルガディスさんに向け、手をかざし呪文を発動させる。


「デッド・エンド!」


 私は一瞬で意識が無くなり、何が起きたかも知らないまま私は命を落とした。

 どちらが今の前の前世か分からないけど、一つ思うのは…………フィーネは神官よりも食材を錬成し、ホムンクルスまがい物を造り出す最恐錬金術師だと思うわ。


 そして私はアッシュがどうなったか、分からない夢は終わる…………死んだから見えない結末、そして私は今はこの自由都市ウィールデンの街の、貴族でも爵位を継承できない子供が騎士や冒険者や魔道師等、生きて行く為に得たい技能を学べる学園のナショナルスクールに、私は特待生枠で学費だけ免除で寮から通ってます、一応街に住もうと思えば住めますが、実家からのお金はウィールデンまでの旅費と、一ヶ月分の食費のお金を貰えただけ、貰えないよりはマシですね。


 まあ、スクールは男女共学ですが…………やはり私はモテません、容姿には少しは自信はありますよ……………でも周りを見ると、やはり私に近い体型の女子はまったく男子に相手にされてません、たまに魔族…………人間種族でも異常に魔力が高く、危険な未開の地からやって来るモンスターや異界から来たとされる、禍々しい異形の魔族や謎多き闇より来たりしモンスター、混沌より来たりし者(アビス・ソルジャー)は人類でも魔剣や聖剣や光魔法や聖なる魔法でしか、倒せない厄介な存在らしいです。


 大抵は魔力も魔法威力も高い、ポールステルラ魔道王国が一番彼等に対抗する、国でしょうがたまに私みたいに魔力が高い人間でも、光魔法を覚えたりすれば戦えたりするらしいです。


 普通の四大魔法でも、倒せる混沌より来たりし者(アビス・ソルジャー)は人間の様な姿をした、奇妙な服装のモンスターらしいです。

 そしてスクールは制服が可愛い、他の女学園とかも私は行きたかったですが、私が選考する学科は無かったり魔道王国出身者でないと、勉強が基礎から違う為に魔法を途中参加で学ぶには、私には冒険者と休日に比較的初心者のダンジョンに入り、生活費を稼がないと成らないので難しいです。


 そしてその年の十六月、私は奇跡が舞い降ります…………それは、ユンケルに似た雰囲気を纏う黒髪のユンケルより太った、何故か彼からは懐かしく私は胸が高鳴りました、でも私は知らなかった…………私にはこの先ライバルと言う、試練が立ち塞がる事を。


 そして私はとある店で、寝泊まりしながら休日は働く事に成るわ、そして私の人生が彩りを咲かせ始める、だけどあのシルヴィアさんには勝てない、私より胸がぁ~クッ!…………。


 シルヴィアさんだけじゃあ無い、聖女様まで…………クッ!

 私、負けないからね。

 

それではまた次回の、気まぐれ更新をお楽しみ下さい。



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