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縁側十匹目 運命の交差点

 私は白鯨から悪党のアジトに戻り、二又の通路のに戻ってから左に向かい、途中の広い場所で血の様な匂いが漂う場所を足早に過ぎる、何か血痕らしきのが視界の端に見えた気がしたからだ。


「微妙に小腹が空いたな…………」


 生きてれば腹は減る、そう仕方ないからお徳用バームクーヘンと、炭酸乳飲料を少し飲み食いをし腹を満たした、腹が減っては人助けも出来ない………良く考えれば、ガリレオさんとに出会ってから私は今日、まったく昼飯食べてない………食べて無いのだ、腹が減るのは仕方ないのだ。


 私はさっさと食べてから、通路の先に向かった場所には一人の女性、いや…………可愛らしい銀髪? の美少女が手首を鎖に繋がれ、吊るされた状態で居た。


「可愛らしい女の子だな、何故に一人だけ違う場所に居るか分からないが、さっさと助けよう」


 こうして私は、人生のターニングポイントを迎えるとは、まったく思ってはなかったりするそう、まったく思ってはいなかった………彼女となし崩しに関係に成るとは。


「……………」


 間近で見ると銀髪ぽく無い気がする、微妙に何か匂うが…………こんな盗賊の住みかに居たら、変な匂いもしても仕方ないか………後でお風呂に案内して、心も身体もリフレッシュサッパリして貰おう。


 でも何か目尻が涙目だし、少し何か我慢してる様な…………吊るされてるからかな?

 それにしても、何か私を見る目が微妙に熱を持ってる様な? まあ、気のせいだな………出会ってばかりだし無いな。

 それにしても酷い仕打ちだな、か弱そうな女の子を手枷や足枷するなんて、枷をするのは犯罪者とその道の人だけだな、何の道かはあえて言わないが………まあ人各々だよね。


 まあ一部微妙に気になるが、何か札みたいなのが貼られてるし、何かモジモジしてるし……アレか? マッサージ機的な、そんな機能の札なのだろうか?

 何か鑑定にアーティファクトと表示されてるが、それよりも早く助けよう、色々気になるし何かニーソ以外は脱がせた状態だし、何処の昔のアニメネタだよとか言いたくなるな、ニーソだけ履いてる女の子とは敢えて言わないぞ。


 某健康器具ではないが、シルヴィアにとある部分に貼られてるのは、媚薬効果が発揮されるアーティファクトだが、本格的には発動してない為正気を保っている、そこに魔力のエーテルが弱まった影響でもアーティファクトは剥がれないが、効果はそれ程発動されない…………史郎が剥がす時に、余計な事をしなければ…………しそうだなぁ~。


 一応、資金や鉱物の交渉が上手く行った時用に、一応ワイシャツや普通のリクルートスーツを新調した時に、ワイシャツを何種類か買ったんだよね………まあ、今は最終手段の民間会社スタートして要望を応えるにしたが、タダで技術を使わせる程お馬鹿ではないので、最終的には起業資金位は回収させて貰う、まあ地上の移動手段の高速列車と製紙工場だけだけどね。


 一応儲ければ税金はちゃんと払うよ、何処かの脱税する何処のとか言わないがお偉いさん達とは違うから、さて脱線したがワイシャツは沢山買ったが試着で何か合わなかったのを、一応洗ってからインベントリに入れたのを渡そう………何か、彼シャツ的ポイが漫画やアニメではないし、気にする事でも無いだろう………それに……


「・・・・・・何も着ないよりマシだよな、一応試着して何かに使うかもと、一応試着してから洗った私のサイズのYシャツなら、たぶんブカブカだが着れるかな?」


 何か言い訳ぽく、独り言言ってるな…………私は。

 さてその前に、彼女を枷から解放しよう、また風の刃をイメージしてコレも斬れば良いかな。


「すみませんが先に、手を拘束してる鎖を魔法で切りますよ」

「はい、お、お願いします…………」


 この子何か動揺してないか? まさか、保々裸だからか?

 私は不測の事態を含めて、一応よろめいた時に受け止めれる場所に移動し、そして手枷の天井の鎖を切り、りよろめいた少女を怪我させない様に受け止める、何か役得感がハンパないな…………死亡フラグに成りません様に、心の中で手を合わせ合掌して祈った。

 一応怪我とか無いが、一応聞いてみる………柔らかいなもう……。


「……怪我とか……大丈夫かな?」

「………はい」


 何かムズムズする空気に、何故か初めての感覚に堪えられない、なんとも言えないお互いにぎこちない素振りに成ってまう、一応周りを確認と言う気の紛れをすると鍵らしきのを見付けた、少女には待って貰い鍵を手に入れ一応何回か試し、入った鍵で鉄の魔力封じらしき手足の枷を解除した。


 でも足枷を外す時に、色々気になり鑑定すると手枷等は質の悪いアーティファクトらしいが、あとあの女の子のデリケートな場所のは…………無闇に手を出せない、それにしてもなかなかがんぷ………イヤイヤ、まあ後で何とかしょう………トイレとか不便そうだし、もう濡れてはいるが剥がれる気配もルーン文字らしきのが、濡れて滲んでる感じがしない………インク的な感じはしない。


 少女にワイシャツを渡して後ろを向いた、肌を擦る音がこんなにドキドキするとは思わなかった、なかなかに振り向きたい衝動と理性を保つのに大変だった、聖人君子ではないから普通に気になるのは仕方ない、そう男だから仕方ないんだよ…………私は普通に欲がある男だから。

 若返って普通に欲も、年齢相応に反応してるのだろうが、まあ普通に異性が大好きな野郎だよ四十過ぎてもね、その割に私は行動力は無いが…………チキンですが何か? て、誰にオレは言い訳してるんだ? ……何故か久々に内心でオレ口調に成ってるな、まあたまには良いか。


 何か背後から、匂いを嗅いでる様な音がするのだが、新発売のレ○ア使って洗濯したが、まだ何か匂いがしたのだろうか?

 終わったらしいので、濡れてる足を拭く用にウエットティッシュを出して渡した、何故か不思議そうな顔をして太ももや足を拭いたみたいだが、一応私はウエットティッシュは常備派だ、たまに休憩する公園とか冬はトイレの水道が出ない場所在るし、普通に荷物運んでる時に腕に付いた汚れを拭き取る時も使ってる。


 履き物が見当たらないので、ビーチサンダルではなく軽くて履きやすい普通のサンダルを買って、インベントリ経由で値札を外してから渡す。


「履き物は、サンダルとかで良いかな」

「サンダル?」


 まあ地球の履き物だし、知らないのは仕方ないよね、サンダルを渡して履くのを待って、暫くしてから少女は名前を告げたが……何か、ブカブカワイシャツとサンダルて何とも言えないドキドキ感が在るな、家に泊りに来た彼女的な…………まあ彼女今まで居なかったですがなにか?


「助けてくれてありがとう御座いますわ、私の名はシルヴィアよ」


 シルヴィアさんて名前なんだな、やはり何か異世界てより外国人ぽい名前だな、まあ異世界だけどね。

 それにしても異世界人て、何かヨーロッパ圏の容姿に見えないんだよね、どちらかと言えば日本人に近い若い容姿のヨーロッパ圏系な感じ、たぶん十代位だとは思うが大人びた雰囲気は在るが、ヨーロッパ圏の容姿とは別の感じかな。

 一応自己紹介されたし、私も自己紹介的に挨拶はしとこう。


「此はご丁寧にシルヴィアさん、私は史郎しろう 猫街ねこまと申します、大変怖い思いをした様ですが、アステネリアの大賢者がここの悪人を捕まえたので、ご安心ください」

「そうなんですね」


 何か疑問が在る様な顔をするシルヴィアさん、まあガリレオさんがウィールデンに居るのが不思議なんだろう、一応()()でも大賢者だからね。


 私はシルヴィアさんを救出したが、まだ用事は終わってはない…………そう目的はあくまでも予算確保、悪党のお金は私が有効活用する、悪党に文句を言われたら魔法を放って黙らせよ、悪に文句を言われる義理はない。


 こうして史郎とシルヴィアの馴れ初めは、お互いまったく意識なく始まった………実際的には、シルヴィアはこの後史郎に堕ちますが。


 私は安全が確保されてるので、一人奥に向かおうとしたら呼び止められた。


「何処に行くのですか?」


『何処に行くの』と聞かれたので、仕方なくおんぶをしようとすると拒まれたので、そう仕方なくそう仕方なく足下がまだ震えてるシルヴィアさんを抱っこ、何か意外に軽いシルヴィアさんをお姫様抱っこで持ち上げる、何か此をやるのはイケメン主人公の役目だろ!


「イケメン主人公、出て来いや!」


 史郎は普通に日本語で叫ぶと、意味が分からずシルヴィアはビックリしながら、聴いたことの無い言葉に不思議と興味が沸く。


「!? ……それ何語ですか?」

「遠い東の言葉です」


 史郎は知らない、日本語と同じ言葉が本当に東の果てに在るとは。

 そして史郎は知らない、足が震え以外でまだ歩くのに色々な意味で、無理なシルヴィアは史郎におんぶは、胸が史郎の背中に当たるのが恥ずかしくて無理だった為、他にもとある部分に付いたままのアーティファクトが、シルヴィアには剥がせなかったので仕方なく、史郎にお姫様抱っこされるが、意外に悪くないとも少し思ってたが、やはりイケメンに助けられたかったシルヴィアだったが、その後その気持ちが変わる事件が起きた。


 シルヴィアは、史郎にもじもじしながら行き先を聞くと、史郎はニヤリとしながら言う。


「盗賊が貯め込んだ、お宝を手に入れにですよ、シルヴィアさん」

「………お宝?」


 そう悪党が貯め込んだお宝だ、被害者が名乗り出たら返すが、悪い悪評の人間なら返さないが。


「アステネリア国王に、色々頼まれ事をされたのですが…………必要な資金が、貰えないらしいですからね、試作とかのお金を多めに請求したのですが」


 何故か興味津々なシルヴィアさん、更に質問して来る。


「おいくら位ですか?」


 シルヴィアの問いに、史郎は余り値段を言って良いか分からなかったので、遠回しに言った。


「そうですね、白金貨がそれなりに大量とだけ」


 日本円通じないが伝わらないし、値段をほいそれとは言えない……王様が取引相手だし、他人に言える訳が無い。


「・・・・・・白金貨……をそれなりに………」


 シルヴィアは白金貨が、最大金額貨幣との認識はある、王族の年間の生活費や交際費等を含めると、それなりな枚数の白金貨に成るとは、シルヴィアは知らないでいた。

 だがシルヴィアは知らない、地球の日本式新幹線技術提供でも普通に、九千億円単位のお金が必要に成ると言われている、それは新幹線運用システム等の初期投資が高い為らしい、安心安全快適な新幹線運用には高い技術が必要だからだ、何処かの国みたいな安心安全に快適も無い安いだけの高速鉄道では、信頼はまったく無いに決まってる。


 公共機関の一題プロジェクトなら、尚更なおさら日々の安全や快適を追求した研究費や、土地の買収や材料費等お金は無限に必要である、だが政治に関わる者や親族が絡むと何故か、使途不明金が増えるとの噂も。


 私はシルヴィアさんを抱っこしたまま、奥に向かう通路の途中に在る木箱を自動で回収して、木箱の在った場所に有った隠し通路に入る、その中に進むと自動で光が灯ると共に、眩しく光る金貨の山や宝石や絵画や楽器のケース等が乱雑に置かれてる、私は内心『ヤッホー!!』と叫んだが、良く見たらファンタジー感が微妙なのが混ざってたが、まあ中世ぽさが薄い異世界だから仕方ない。


「以外にファンタジー感が微妙だな」


 ファンタジー感の微妙差が、落胆が漏れたのか口から出ていた。


「ファンタジー感?」


 シルヴィアが頭を傾げながら、私を見てる内に再び自動でお宝回収したが、何か書類らしき羊皮紙を回収してたらしい、盗賊の組織の本部や重要種類かも知れない。


「・・・・アレ? 無くなってますよ?」

「回収したので」


 私はシルヴィアさんの柔肌をた……、シルヴィアさんに失礼に成らない様に無心に成る為に、ピアノとトランペットのJAZZを頭に流しながら無心を心掛ける。

 だがその集中を壊す、可愛い虫の音がした。


 ぐぅ~


 恥ずかしそうに顔を手で覆い隠すシルヴィアさん、私は温かな目でシルヴィアさんに向かい言う。


「安心して、お腹が空いたのですね、生きてるからの反応ですよ、では少し私の拠点に行ってシルヴィアさんに食事を出しますよ、フッ」

「…………………」


 何故か『フッ』と言ってしまった、何故かシルヴィアさんがむくれた顔でジト目で睨んで来るのだが、怒ったのかな?

 美人だしさっきは銀髪ぽい髪だと思ったが、今はプラチナの様に美しい髪がこんなに綺麗な美女は見た事はない、地球で銀髪も見た事はないが。

 お腹を空かせたシルヴィアさんを連れ、まあガリレオさんは後から来るだろうと思い、先に白鯨に戻った。


 シルヴィアさんは、拠点を見て何故か驚いた顔をしてたが、まあ地球………日本の現代日本建築の家だからな、シルヴィアさんを拠点にお持ちか………案内し、撫子βに風呂の使い方等を任せて脱衣場で分かれた。


「軽い食事で良いかな、まあ普通に早く作れる卵焼きと塩むすびで良いか、疲労が他の人よりもマシな方だろうし………たぶん」


 菓子パンや飲み物は、沢山出すと後が大変だしな…………ゴミとか。


 私は台所に行き、卵を割り上砂糖と隠し味と卵をかき混ぜる、砂糖は小匙適量と隠し味は一つまみを入れる、甘さを引き締めではないが家の母の味だ。


「まあだし巻き玉子ではないけどね」


 卵焼きをゆっくり焼、理想の形に整える。


「スクランブルエッグにしたら、あかんぜよ………」

「マスター?」

「何だ? アンナ」


 何故か居るアンナ、何故か卵焼きを欲しそうに見ていた。


「味見するかい?」

「食べる!」


 意外に欲望に忠実だよね、アンナ。

 アンナに皿を用意させ、そこに卵焼きを乗せセルフで卵焼きは切る方式にした、まあお客さんには出来ないな。


「ウン、美味しい! ………甘いのに塩気がある!」


 ネタばらししないでくんない、アンナ。

 更に卵焼きを焼、ふと視線に目をやれば………ガリレオさんが半泣きしてた。


「史郎、我輩を置いて行くなんて酷い!」


 別に置いて行っても、大丈夫だろうに。


「仕方ないから、卵焼き食べる?」

「食べるぞ、史郎!」


 再び卵焼きを食べられた、アンナに塩むすびをラップでごはんを包み握りを任せ、再び用意し卵焼きを二つ焼終わると次は、シルヴィアさんを任せた撫子βが現れた。


「マスター!」

「何を慌ててる?」


 何か起きたのだろうか?


「変な紙が外せれ無くて、お風呂に入れらせません」

「…………アレね」


 私が外して良いのだろうかて、アーティファクトを外そうとしたらしき撫子βが言う。


「危うく皮膚が剥がれるかと、本気で思いました」

「……………取れない時に、少し落ち着いてから考えようね」


 私はシルヴィアさんの分をインベントリに入れると、何故かガッカリするガリレオさんと撫子βとアンナ、アンナとガリレオさんはもう食べたよね?


「撫子βには残りを」

「ありがとう御座います、マスター大好き♡」


 何で卵焼き程度で、撫子βに子供が父親に言うように、『大好き』と喜ばれるのだろうか?


 微妙にニュアンスが違うと思うぞ、史郎よ。


 私は仕方なく一人で脱衣場に向かった、まあタオルに体を巻いてるが痛みに静かに嗚咽を流すシルヴィアさん、相当痛かったんだな…………。


「痛みを癒すのと、アーティファクトを剥がしに来ましたよ」

「…………痛くしないですか?」


 涙目と上目遣いに、おじさんいちころにされそうだよ。


「おじさんに任せなさい」

「ふぇ?」


 しまった、今は二十歳の肉体だった!

 だがまったく気にする事も無く、シルヴィアは泣きそうな顔………いや、結構痛かったらしくだいぶ涙の水溜まりが出来てる、先に股の痛みを魔法で癒してからアーティファクトの除去に関する了解を得る為に聞く。


「少々デリケートな場所に触りますが、宜しいですか?」

「…………えぇ~と、恥ずかしいですが仕方ないので…………お願いします」


 二重にアーティファクトが付いてる為、アーティファクトに触れないと解除出来ないなと万能鑑定が教えてくれた、一枚なら別に肩に触れただけでも解除出来るが、面倒にも二重に張り付いた物は契約者以外では、精神洗脳されてからでないと剥がせない仕様らしい。


 精神崩壊しても剥がせないし、下手をすると一生剥がせないバグ要素もあるらしい。

 まあ今現在、それは発動してないが本来発動してるのが、徐々にシルヴィアさんを刺激してるみたいだが、痛みのお陰でそれは感じなかったが………癒された今は徐々に感じて来てる用だ。


 高揚を始めた赤らめた顔、憂いを含んだ何かを欲しがる顔、早めに解除しとこう………立って貰い隙間から触り魔法を使い、アーティファクトを解除に成功し、床には足から滴る物。


「シロウさん…………私、私は…………貴方になら…………」


 正気を失い、シルヴィアは史郎に憂いた瞳で迫る、そして史郎は…………何故か抱き寄せ頭をヨシヨシと撫でる、史郎も男であり理性が微妙に崩壊し始めて居た。


「…………」


 あっぶねぇ~

 危うく空気に流される所だった、惜しい気がするが犯罪者に成りたくないしな。


 実際しても、シルヴィアは受け入れてましたが、史郎はシルヴィアにベタ惚れしシルヴィアを求めます、シルヴィアも史郎に求められ身体からの恋愛に二人は堕ちます、後に現れる史郎を慕う女の子達を受け入れ、史郎はシルヴィアを中心にハーレム異世界生活に成ったりします。


 複数の妻も娶るその選択に、史郎は忙しい中に幸せを見出だす世界、だがそうは成らない世界線ですが、シルヴィアには複数の史郎に好意を向けるライバルと言う名の、友や親友が出来たり戦ったりします、物理的以外で………まあ普通の少人数ハーレムは確定してますが、他は十人以上のハーレムルートです。


 果たしてシルヴィアは、無事風呂に入れるのか?


「終わりましたか? マスター」

「………………」

(何で私を求めてくれないの?)


 史郎はシルヴィアの、今の心機を知らないのだった、まあアーティファクトの影響で史郎を求めただけだが。


「後は頼んだよ、撫子β」

「ハイ、マスターお任せを」

「……………」

(待って、私のこの火照った身体と、気持ちをどうすれば良いの………)


 こうしてシルヴィアは、悶々としながら撫子βにお風呂の使い方を聞いたが、心此処に有らずで結局シルヴィアは撫子βにお世話に成ったのだ


「世話が焼けるお客様よね」

「……………」

(ムラムラする気持ちがまだ収まらない、シロウさん…………シロウさん)


 シルヴィアが落ち着いたのは、更に空腹に成り食欲に傾いた時であった。


 それではまた次回。



 ・もう一人のシルヴィア


 史郎と脱衣場で結ばれてしまったシルヴィアと史郎は、数年後家族に成りアステネリアとシルヴィアの父親が王に成った、新王国との架け橋となり更にシルヴィアとは四人の子を授かり、それはこの世界の新たなバラッド、世界を新たに震撼させる伝説はシルヴィアは史郎のせいで感覚麻痺し、まったく普通の様に成果を聞くのだった。


 後にシルヴィアは、大英雄の母としてそしてアステネリアの新しい曲を広めた音楽の母として、世に語られるとは思いもしないのだった。


 

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