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縁側九匹目 悪夢と運命の出逢い

 旅をしながら私はリーナの事を思い出す、そうアレは旅立ちの当日だったわ、何故か見送りに来てたエレローラ叔母様達の前に現れたリーナ、リーナは不敬にもエレローラ叔母様に一礼もせずに、リーナはエレローラ叔母様に直談判したわ、しかも私の事に対する持論を言うのよ。


 しかも演劇の悲劇の主人公の様に、エレローラ叔母様にこう言ったわ、「シルヴィア様には男なんて必要ありません、だからシルヴィア様を旅に出さずにピアノのレッスンを………」とか、エレローラ叔母様達熱弁したのよ、もう私の警護隊長でも無いリーナは今の役職は見習い騎士扱いに成ってるわ。


 何故にそうなったかは、部下の不祥事と私を王の命令と言えでも警護対象から離れた事による、エレローラ叔母様やお父様からのお叱りや説教と減給と、見習い騎士をやり直しを命じられたのに、何故か私の旅立ちの日に居たのが不思議で仕方ないわ。


 更に反省する様に、エレローラ叔母様達に怒られたみたい、私の旅に納得してないけどリーナの発言に、危うくアンナお姉様が剣を抜きそうだったわね。


「リーナ、それ以上言うと斬るわよ……」

「ひぃー!!」


 アンナお姉様が剣を抜かなかったのは、カリウスお兄様のお陰ね………昔だったら寸止めか、殴って地面に顔面を埋めてましたね。


「それにシルヴィアの人生は、シルヴィアの物よリーナ…………でもお姉ちゃん心配なの、だからお姉ちゃんも一緒にねシルヴィ…………」


 うるうる瞳でアンナお姉様が、エレローラ叔母様に直訴しますが、隣に居るカリウスお義兄様に諭されます。


「駄目だぞアンナ、たぶんアンナと一緒にルバーン公まで行くと言い始めるだろ、アンナが居ないと私が寂しいのけどな……アンナ」

「………ダーリン…………」


 金髪碧眼での整った顔立ちの、春の様な優しい笑みをする懐が深い、アンナお姉様の旦那様であるカリウスお兄様が、アンナお姉様をなだめて言ってました、そのお父様はお母様に顔を鷲掴みにされてましたが、。


「アンナ…………愛してるよ」

「私もダーリンを愛してるわ、それにダーリンが居ないと寂しいわ」


 何か羨ましい気がしますが、恥ずかしくはないのかな?

 回りが見えなく成ってるのか? お姉様達は二人の世界に旅立った様です。


「アンナ……」

「ダーリン………」


 見つめ合う二人を置いて、こうして私は旅に行く挨拶をしてから去り、ある程度の装備と食糧と相乗り馬車を乗り継ぎ、リーナがたぶん連れ戻しに追って来ると、エレローラ叔母様の未来視より鋭い勘により、隣国アステネリア王国経由でウィールデンに向かいました、それにしてもお魚料理が多い国よね………美味しいけど。


 アステネリア王国は、基本盗賊や犯罪組織が少ない珍しい国です、貧富の差も少なく不満による暴動や窃盗等が大陸で、一番少ない国ですが全ての犯罪組織を取り締まれません、因みに魚料理が多いのはお国柄だからです。


 そしてその結果、私はあと二日でウィールデンに着く辺りの、冒険者がアステネリア王国側のダンジョンに向かう途中の、裏街道で一般の旅業者一家と家族ぐるみの冒険者パーティーと、私と同じくウィールデン行きの乗り合い馬車に乗ってる男女を巻き込み、一般の幼い業者一家の子供人質を取られ、多勢に無勢の盗賊集団に私達は捕まってしまいました。


 冒険者達は、若い女性以外は全員裏街道の近くの森から放たれた、弓矢により殺されてしまって一部の者も我先に逃げる者も、捕まり辱しめを受けたり魔道具で眠らされたわ…………私も、逃げる事も出来ずにいつの間にか知らない洞窟らしき場所で目を覚ました、手は繋がれてるらしく宙吊り状態、両足に枷をされていて何故か足を広げた状態、まだ意識が混濁してるけど、拉致されてるのは理解したわ。


「目覚めた様だな…………美しき、プラチナ妖精姫のシルヴィア第七王女様」

「!?」


 私は口に息が出来る、ボール状の口枷くちかせをされて居たの…………何故かは分からないけど、この状態屈辱だわでも何で私の名前を知ってるのかしら? と思ってると、嫌な笑みをする大柄の男は言うわ。


「依頼を頼まれててね、第七王女姫様を捕まえて迎えが行くまで、本番行為以外だったらキズ物にして楽しんで良いてな、勿論性的な意味のキズ物て意味だぜ!」

「ふぇふぇふぇ」

「そそるぜ!」

「・・・・・(クッ)!」


 私は揺らめく松明の光も届かない、暗くて顔が見えない大柄の男を睨み付けるけど、他から複数の声がする。


「高貴な女と本番は駄目だが、他は出し放題何だろ? リーダー」

「ああ、秘部の処女以外はケツ処女も口も胸も、使い放題だ…………平均より小さいらしいがな」

「無いよりマシだな」

「ちげーねぇー!」

「・・・・・・・・・・・! (失礼な事を言わないで、それに貴方達に屈しないわ私を助ける人が必ず来てくれるわ!)」


 恐怖に震える心を抑え、足の震えを我慢し私は男達の恐怖に耐える。


「何か言いたい様だな、だがその口の口枷を外したら、俺達の逸物を奉仕して貰うが……………」


 男は静かに、シルヴィアに向け下卑げびた笑いを漏らす、周りの男達がミスリルナイフを取り出しシルヴィアのミスリル繊維の服を破く、近くで見る大柄の男の顔を見たシルヴィアは恐怖する、怖く漏らしたくないのに恐怖が押し寄せ我慢してた恐怖が怯えに変わり、足が震え恐怖に尿意を感じ我慢するシルヴィア。


「!?」


 恐怖に満ちた顔の、シルヴィアの美しい顔を舐めながら、大柄の男は顔で人を殺せそうな顔をしながら、シルヴィアの服を下卑た笑みと「漏らしても良いぜ、俺達が綺麗に舐めてやるぜ」と脅しながら服を引き裂いて行く。

 更にシルヴィアは、下着を切り裂かれ貞操のピンチを迎えた、とある身体の場所に札を貼られた途端に身体が暑くなり、身体の芯からゾワゾワと初めてしる感覚に、シルヴィアは怖くなる。


「一応媚薬効果付きの、主に従順に成る使い捨てのアーティファクトだ、もう一枚は貞操を守るが洗脳や精神支配のアーティファクトだぜ、自分から主に貞操を捧げる程の淫靡な催眠を、施すアーティファクトだぜ」

「!?」


 シルヴィアはある程度の性知識はある、でも魔道具のアーティファクトは貴族でもそれなりに、領地の収入が良い貴族しか手に入らない物や、庶民でも買える色々な生活必需アーティファクトや、恋人同士のエチケットのアーティファクト等が在る事を、シルヴィアは一般教養程度に知ってはいる。


 性知識でアーティファクトも、一応性病や避妊に関するアーティファクトの知識も教育されてる、それは地球の性教育レベルの知識に近い、だがオブラートには余り包まずザックリ踏み込んだ知識、性病でも進行レベルでは魔法や神官でも治らないとの、注意喚起も含まれてる為。


 そして、シルヴィアに貼られた札型のアーティファクトは、違法な無理矢理本人の意識を無視し、奴隷等に貼って従順な奴隷等に徐々に洗脳する、結構ヤバい品物であり、それなりのお金を払ってるアーティファクトであるが、媚薬の様な効果の在るアーティファクトは、違法改造された仕様だが、盗賊のリーダーの魔力が低くかったお陰で、シルヴィアはアーティファクトの快楽に身を焦がすに済んだ。


 因みに、今回のシルヴィアを手に入れようとしてるのは、自領で高い税を課す自分が世界の中心と思う、欲しい女や権力は非合法を使って手に入れるそんな人物であり、父親も妻を非合法で手に入れ領地の若い娘や旅人を、人身売買する極悪人であり、クズだがシルヴィアの故郷の中央省庁でもクズが居るので、未だ悪義は露呈されて居ない………今は。


 結局政治でも官僚でも、悪人のクズが居るのは異世界だろうと同じであり、人間(ゆえ)に不完全な為に完璧な人間は居ない、良い行いの人間が居る反対側では何時も、影が差し人間の負の部分の人間も居る。


 そんな相手の依頼で、シルヴィアとは関わりもない人間も捲き込まれ、命を失った者は後処理班により、隠蔽工作後報告の為にウィールデンの組織拠点に行き、シルヴィア拉致後の運搬工作や、人身売買等の契約や新しく派遣された召喚魔術師の、異世界から魔術召喚拉致の商品の手配等の任務に向かう。


 だが彼等の目論みは、異世界人のオッサンにより組織の信用と、収入失敗と後の組織壊滅に向かう、破滅の輪舞曲(ロンド)を奏でてるとは思いもしない。


 何故か魔法のランプや、魔道具を起動しないらしく魔法石の魔道具や松明で、薄暗い光を発光させシルヴィアの服を引き裂かれた、扇情的な美しい半裸の姿にされたシルヴィアを見ながら、厳つい大柄の男がシルヴィアの口枷に手を掛け、外したその時…………轟音と共に大地が揺れ、天井から土埃が落ちて来た。


 男達は一瞬で奇襲と判断し、下ろしてたズボンを履く手間を惜しみ、下半身馬鹿な状態で外に向かい走って向かう、シルヴィアは男達が居なくなり腰が抜けるが、宙吊りな為腰から力が抜けるも膝を着く事も出来ない、膝は震えながら力が抜けて行く。


「………………」


 助かった…………のかしら?


 シルヴィアは、何回か不思議な音が男達が向かった先からした、男達が向かった先から血の匂いが風に混じり吹かれ、シルヴィアに恐怖感が増して行く……生温く太ももを伝う物…………そして、シルヴィアの頬を伝う絶望の涙。


「・・・・・・静かね」


 盗賊達が居なくなり、結構な時が経ってる気がするが、シルヴィアは辛い体勢のまま立って居た、鎖に繋がれた手首は吊り上げられたまま、やや湿った地面に座る事すら出来ない。


「・・・・・!?」


 微かに足音が聴こえる、それも一人らしい足音が…………

 シルヴィアは恐怖しながら、足音がする方を見ていた、シルヴィアは何となく確信的な予感がした、それはエレローラ王妃の未来視の言葉からの予感、それは何故か美味しそうな甘い香りが風に混ざり来た匂い、微かな不思議な甘い香りがシルヴィアを恐怖から解き放つ。


 私は出会った、この最初出会った時はガッカリした見た目だったけど、私を優しく一緒に居てくれて私はこの人になら生涯を捧げたいと、最初で最後に思えた伴侶の史郎に出逢えたの。


 でもこの時の私は、そんな風に思えなかったわ。

 ですが、今振り返るともしかしたら、この時一目惚れらしき恋をしてたかも知れないわ。


「可愛らし女の子だな、何故に一人だけ違う場所に居るか分からないが、さっさと助けよう」

「・・・・・・」


 私はこの時思ったわ、格好いい王子様何て幻想だけど、助けられるなら格好いいヒーローな冒険者や王子様が良いなと、あと身内の王子は勘弁して下さいとも、私は内心思ったのは死んでも言わないわ。

 でもこの男性の珍しい低い声は、何故か私の心をざわめかせます、低い声の男性が私の周りに居ない訳では無いですが、史郎の様な不思議な低い男性の声に、私は身体の底から何故かゾワゾワしてしまいますが、まさかとは思いますが………此は、アソコに貼られたアーティファクトの影響では、ないですよね?


 発動はしたが、媚薬効果が発揮される最中に、魔力エーテル更に弱まった為アーティファクトは剥がれないけど、効果もそれ程発動されない…………史郎が剥がす時に、余計な事をしなければ………するな絶対。


「・・・・・・何も着ないよりマシだよな、一応試着して何かに使うかもと、一応試着してから洗った私のサイズのYシャツなら、たぶんブカブカだが着れるかな?」


 太った黒髪の、私が見た事の無い不思議な男性は、アイテムボックスの魔法なのか分かりませんが、白い薄生地の服を取り出しました。


「では先に、手を拘束してる鎖を魔法で切るよ」

「はい、お、お願いします…………」


 裸に近い恥ずかしさに、私は動揺してしまいました………保々全裸ですよね…………恥ずかしい、下着すら無いですし…………うぅ………でも彼に何故か心がざわめくのはなぜ?

 そして彼は、私を拘束してた鎖を切りよろめいた私を、優しく抱き留めて支えてくれますが…………恥ずかしい、男性の胸に飛び込む様に抱き付く様な体勢で、はしたなくも私が男性に胸を押し付ける体制が、特に恥ずかしいわ。

 胸板ではないですが、何故か男性の方から凄く早い心臓の音が聴こえます、何故貴方も緊張して鼓動が早く成ってるの…………もしかして、私が胸を押し付けた体勢だからかしら?


「………大丈夫かな?」

「………はい」


 何か私達は、お互いにぎこちない素振りに成ってます特に私は、更にドキドキと心臓が飛び出しそうな不思議な感覚と、夢を見てる様な不思議な感覚で彼から目が離せません、私どうしたんだろ?


 男性が鍵を見つけたらしく鉄の魔力封じらしき、足手の枷の鍵を外してくれました、アソコに貼られたアーティファクトを、彼に取って貰う訳にもいきません、一瞬興味深そうに見てましたが…………エッチ……でも、何故か悪くない気もします………彼が私の運命の人かもと、思う度に何故か身体が暑くなりお腹の辺りがキュンキュンします、何故でしょう?


 私は着替える為に、彼から貰った服を手にしてから後ろを向いて貰い、私は不思議なブカブカの、白く軽いブラウスの様な服を着ました、何か男性の匂いだけど珍しいスゥーとした柑橘の様な、不思議な匂いがしました………私は彼の匂いが何故か心が安らぎます、何故でしょうこんなに安らげる匂いを嗅いだのは初めて。


 そして男性は、足を拭く濡れた不思議な白い布な物? を貰い、私は太ももや足を拭いて近くの穴に捨てたわ、返すの恥ずかしいし………漏らしたのを知られたくない、姫である前にシルヴィアと言うレディとして。


「履き物は、サンダルとかで良いかな」

「サンダル?」


 私は少し足より大きいく、不思議に履き易く軽い靴の様な物を履き、一応身分を隠して名乗ります。


「助けてくれてありがとう御座いますわ、私の名はシルヴィアよ」


 男性は私の目を見て、真剣な目で私を見ます、何故か更にお腹の辺りが更にキュンキュンします、更に彼の黒い瞳に吸い込まれそうな不思議な感覚と、胸がさっきより強く『ドキッ!』と高鳴ります。


「此はご丁寧にシルヴィアさん、私は史郎しろう 猫街ねこまと申します、大変怖い思いをした様ですが、アステネリアの大賢者がここの悪人を捕まえたので、ご安心ください」


 何故か丁寧に喋るシロウさん、私は少し安心しましたが………何故に、アステネリア王国の天才魔道師が、こんな場所に居るのか不思議でした、噂では魔法馬鹿で新しい魔法を論文にして、新しい魔法を百年の間に生活魔法や、近年では土木関係の魔法や噂では金や銀を、錬金術師よりも先に生み出す魔法を開発したとか、聞いた様な気がします……あと何故かドキドキが収まりました………何故でしょう?


 そして何故、アステネリアの大賢者がウィールデンに居るのか、その理由は後に分かりましたし、以外にアステネリア王国も財政に、余裕が無いのと知ったわ。

 それにしても何故史郎はこの時、私に異世界人と言わなかったのかしら?


 こうして史郎とシルヴィアの馴れ初めは、シルヴィアが無意識に一目惚れとアーティファクトの影響で始まったが、シルヴィアがこの後史郎と結ばれるとは、シルヴィア自身予想もしなかったのだった。


「何処に行くのですか?」


 まだ歩くのに色々な意味で、無理なシルヴィアは史郎におんぶは、胸が史郎の背中に当たるのが恥ずかしくて無理だった為、他にもとある秘部に付いたままのアーティファクトが、シルヴィアには剥がせなかったので仕方なく、史郎にお姫様抱っこされながら、史郎にもじもじしながら行き先を聞くと、史郎はニヤリとしながら言う………何か悪い顔も素敵………私何を思ってるのよ、出会ったばかりよ私!


「盗賊が貯め込んだ、お宝を手に入れにですよ、シルヴィアさん」

「・・・・・お宝?」


 私には理解出来ません、大賢者の知り合いならお金に困らないと思ったので、しかし世の中そんなに甘く無いと知ります、あとシロウさんに抱っこされてると何か心が嬉しく成ってる私が居る、私は何故にこんなにシロウさんを意識してしまうの。


 ※たぶん思い込みです。


「アステネリア国王に、色々頼まれ事をされたのですが…………必要な資金が、貰えないらしいですからね、試作とかのお金を多めに請求したのですが」


 シルヴィアは興味で、その金額を聞いてみた。


「おいくら位ですか?」


 シルヴィアの問いに、史郎は余り値段を言って良いか分からなかったので、遠回しに言った。


「そうですね、白金貨がそれなりに大量とだけ」

「・・・・・・白金貨……をそれなりに………」


 シルヴィアは白金貨が、最大金額貨幣との認識はある、王族の年間の生活費や交際費等を含めると、それなりな枚数の白金貨に成るとは、シルヴィアは知らないでいた。

 だがシルヴィアは知らない、地球の日本式新幹線技術提供でも普通に、九千億円単位のお金が必要に成ると言われている、それは新幹線運用システム等の初期投資が高い為らしい、安心安全快適な新幹線運用には高い技術が必要だしね、何処かの国みたいな安心安全に快適も無い安いだけの高速鉄道では、信頼はまったく無いに決まってる。


 公共機関の一題プロジェクトなら、尚更なおさら日々の安全や快適を追求した研究費や、土地の買収や材料費等お金は無限に必要である、だが政治に関わる者や親族が絡むと何故か、使途不明金が増えるとの噂も。


 シロウさんは通路の途中に在る、木箱をいつの間にか回収し木箱の在った場所に、何やら隠し通路らしき物が在り、その中に進むと自動で光が灯ると共に、眩しく光る金貨の山や宝石や絵画や楽器のケース等が乱雑に置かれてました。


「以外にファンタジー感が微妙だな」

「ファンタジー感?」


 シロウさんが言う、ファンタジー感とは何でしょうか?

 私は頭を傾げながら、シロウさんを見てる間に金貨や絵画がいつの間にか消えてました。


「・・・・アレ? 無くなってますよ?」

「回収したので」


 シロウさんは何の感情も無く、まるで作業を普通に終わらせた様な顔で居ました。

 そして私は何故か、ふと気を緩めるとお腹が空いて来ました。


 ぐぅ~


 は、恥ずかし死ぬ、私を哀れみの目でシロウさん見ないで下さい、私は貴方にそう見られたくない…………可愛い私を見て…………何を言ってるの、しっかりしてシルヴィア!

 でも恥ずかしい私は、シロウさんに見せたくない…………見せたくない。


「シルヴィアさん安心して、お腹が空いたのですね、人間生きてるからの反応ですよ、では少し私の拠点に行ってシルヴィアさんに食事を出しますよ、フッ」

「…………………」


 何だろう、何か企んでそうな『フッ』は、私はジト目でシロウさんを見ますがまったく動じません、そして私は一瞬で不思議な場所にやって来ました。

 風が気持ちいい爽やかに吹き抜け、不思議な建築の…………一般人の家? かしら?


 まったく私には、見た事の無い不思議な建物です、そして私は色々な初めてを体験し時に捧げる事に成ります、そして史郎と日々を重ねて…………史郎が忙しい時は寂しいかな、でもフリージアさんには負けないし、私が史郎の一番のフィアンセである事は譲らないんだからね、私の全ては史郎に捧げるのだから。



 続く。


 ・シルヴィア=ルースティア(17)


 ルースティア王家の、女王序列七位のシルヴィア。

 白金色の腰まで長い髪と、クリーミーなグリーンの少しタレ目な天使の様な容姿、この天使の様な容姿が暴行の要因の一つとも言われている。


 身長は165cmでスリーサイズは上から、B83/W51/H84らしい。


 趣味 ピアノ・音楽鑑賞・朝露の青と白とピンク色の薔薇・お菓子作りと食べるのも好き


 苦手 ネバネバした物・辛い物・酸味が強い物

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