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縁側五匹目 摩訶不思議なゴーレム

 私は昼食を済ませ、頼りに成らないガリレオさんを置いて行き、シルフィーに付いて行き私は白鯨の農業労働力のゴーレムを作りに行く。 何故に作るかと言えば令和の米騒動の原因は、減反げんたんだがその他にも稲作には農協にお米を納めないと成らなかったり、肥料と米の価格に差が在ったりと専業農家は基本少ない。


 昔から多いのは、兼業農家であり母方は農協の精米の委託職員と別荘の管理に枝豆等の、他の作物の収穫等副業無しに農家は続けられない、平成の大半の農家は今の様に肥料を選べなかったのも原因だ、昭和なら農協以外地方の田舎は選択肢が無かった。

 父方は畜産農家であり、寒い標高の高い山間部で牛を飼い育て、子牛を産み育て出荷したり、山で椎茸栽培や稲作もして居た。


 現代のトラクターよりも、手押しトラクターと呼ばれる機械で田畑を耕すのが主流だった時代、まあ今でも無い訳ではないが足腰にある程度力は居る、機械で畑や田んぼを天地返しするので。


 田んぼの場合は、代掻しろかきと呼ばれる田んぼに水を張り、トラクター等で天地返ししてたがやす仕事である、畑も肥料と石灰を撒けば天地返しをしながら畑を耕す。


 畑も田んぼも、水を入れるか入れないかの差は在るが、肥料も育てる作物により違ったりする、窒素やリン酸等成育するに必要な肥料成分が違うからだ。

 そして私は祖父の事を思い出しながら、青空広がる場所に転移すると、何か雰囲気在る場所に案内される。


「此処ですわ、マスター」

「何かおごそかな雰囲気の、儀式場て感じだな……………」


 石の床には五芒星が堀り込まれていて、五芒星の先端には円の中に人らしきエンブレムや、太陽と稲妻を表現したエンブレム、星と月やドラゴンらしきエンブレム等が在る。


「手前の装置に手を置き、どんなイメージのゴーレムを作成するかイメージして決めると良いよ、因みに農家従事してるゴーレムは此方がモデルだね」


 そう言いシルフィーは片手に光を生み出し、ホログラムに投影したゴーレムは………何と《《マネキン》》だった…………、あの被服の販売店に在るマネキンに普通に継ぎ目が無い、何か土のドールて言っても過言ではない様な形だった……………。


 一応形の応用等が出来るか、シルフィーに聞いたら「出来るよマスター、全てはイメージだね」だそうだ、だがゴーレムに知識を与えるのはゴーレムを創った私と、制御するシャロと図書館からの知識構成らしい。


「経験等の情報は、特に必要不可欠だよマスター」


 シルフィードは、丁寧に史郎に説明をする。


「知らないのは?」

「試行錯誤するね、数ヶ月有れば修正も可能だね………容量次第だけど」


 胸を張り言うシルフィー、何か愛らしく可愛いが何か微妙に残念感を感じる、そう可愛さの何か欠片が足りない気がする、たまにダルそうにするし。

 私はゴーレムの形を考える、何でも良いなら良くあるエルフとかアニメとかに出る様な、裸足で歩く小人だったり二足歩行の動物でもいいかなと。


「形は何でも良いのか?」

「ハイ、働けるなら」


 一応聞いてみたい事も、聞いてみた。


「試しに何体か作って良い?」


 シルフィーは涼しい顔で言う。

 このシルフィードの行動が、後にシルフィードにまったく制御権を失い、意思を持ち史郎に従い革命を起こて行く、それは知識図書館の意識ではなくその知識により構成された人格かも知れない。


「一度作ったら、リセットは出来ませんよ」

「後で用途は考えるさ」


 先ずはエルフをイメージしながら、石板の装置に手を置きイメージする、姿は真面目な性格だが柔軟性が有り梯子はしごが無くとも、身軽にジャンプだけで木の枝に登れる能力と普通に美形な金髪少年をイメージ。


 神殿の様な舞台の中央で、砂塵の様に茶色の粒子と淡い光の粒子が集まり、激しくも小さな竜巻を作り出し、金色の粒子や青い粒子が形を作って行くと、一瞬の閃光の光を放ち姿を表して行くとそこには、人間の耳を尖らせた特長のエルフが居た。


「・・・・・マスターにしては、何か美形なゴーレムだね」

「・・・・ゴーレムとか言わないでくれ、これでも一応凝ったイメージの少年エルフだ」


 出来たエルフ少年は、微妙にイメージより魅力が低い気がするが、金髪碧眼の爽やかな青年風には成ってる、服装は緑色の村人服装て感じと短パン仕様だが、ショタ狙いで決してイメージはしてないぞ…………本当だよ、あと何故か二体居るが何故だろう?


「・・・・・マスターよ、私を想像頂き有り難き幸せ、粉骨砕身尽くす所存です」

「我等にお任せあれ」


 何故か近くに来て、何処かで聞いた様な爽やかなイケメンボイスで、恭しく言うエルフ一二体…………名前が必要だな、何か格好いい名前が良さそうだが、私に名前を付ける才能は無いから適当に付ける、アホ毛が一本と二本で判別出来るな。


「君の名はルドルフと君はルドルフαね」

「名前を頂けるとは、有り難き幸せ」

「マスターよ、俺もルドルフと共に尽くす所存です」

「・・・・・・」


 何か困惑の表情のシルフィー、そしてルドルフ達に私は言う。


「今日から木や果樹の管理や収穫を頼むな、ルドルフ達よ」


 二体は史郎の前で、仰々《ぎょうぎょう》しくし返事をする。


「仰せのままに、マスター」

「御意に」


 ルドルフ達は、颯爽と何処かにジャンプしながら、去って行ったが…………元から在る果樹の管理に行ったのだろう、だがシルフィーが呆れながら言う。


「私の管理下から、完全に独立してますよ…………マスター」


 呆れ顔で、史郎にシルフィードは言う。


「・・・・・・まあ、危うそうな感じなら指導してくれ」

「了解………」


 何か私に向けジト目で、シルフィーは返事をする…………何か釈然としない表情で。


「次は人間体型にしたこびとかな」

「・・・・・また何か起きそうな予感……」


 不安な顔で、変なフラグを立てるシルフィード、だがそれは的中するのだった。


「フラグを立てるな、シルフィー」

「マスター、フラグを立てるなと言われても、困りますね」


 さて次のイメージは、赤毛の片三つ編みの気さくな性格で、好奇心旺盛だが職人気質な頼れる二頭身系女性だが、コンセプトはこびとを人間にした感じだ。

 服装は白をベースにしたポンチョ系の、青と白のアルプスの山脈風なイメージの柄に白のキュロットスカート、顔は丸顔系でマロ眉系の茶色系の瞳をイメージ。


「相方も必要だな」


 もう一体もイメージし、おっとり系で無難に器用な料理や物作りの片腕的な能力に、長い黒髪と黒目に巫女風の紅白着物に、渋い緑色の袴は汚れない…………一応畑仕事もやって貰いたいから。


 二体とも裸足だが、丸みのある足はこびとや妖精をオマージュし、大人の女性ではない容姿にしたが例えるなら、こびとアニメイメージにした…………某スロー漫画原作をオマージュで。


 再び粒子が集まり、竜巻が二つ出現したがややド○えもん的な大きさに、竜巻が収縮されて行くが赤や黒や白の粒子が急速に、光を放ち閃光を撒き散らしながら形成し、光を撒き散らした…………現れたのは身長百四十センチ位の、二体のイメージどうりの人間体型にした二頭身のこびとだ。


 二人はフランクに、史郎に感謝を言葉にした。


「マスター、私を生み出してくれて有り難うさん」

「マスター、私を作り出して頂いて、有り難う御座います」


 同時に二体は感謝を言うが、黒髪の方が礼儀正しいのは仕様だ。


「私は此れから、何をするのかね?」

「私は、マスターの補佐ですよね?」


 赤毛の方は気さくなとはイメージしたが、普通にフランク過ぎる様な気がしなくはないが、あと黒髪の方は飲み込み早くない? 一応、先に二体に名前を付ける。


「赤毛の方は、名前はアンナ」


 史郎に名前を付けられ、赤髪のアンナは元気良く返事をする。


「あいよ!」


 胸に手を付き返事をするアンナ、まあ赤毛だからアンナにした…………平凡で在り来たりな名前が一番だ。


「黒髪の方は撫子」


 史郎に名前を付けられ、撫子は張り切り言う。


「一生懸命頑張ります、マスター」


 撫子は軽くお辞儀をした、まあ名前は日本風にしたが某食いしん坊の撫子ではないよ。


「アンナは此れから植える、作物や樹木の管理等に撫子と一緒に畑や田んぼの管理をたのむ」

「了解だ、マスター」


 そして撫子に向き、私は言う。


「撫子は私の試作料理のアシスタントと、アンナと一緒に農業機械で畑や田んぼを作ってくれ、まだ女神様案件の試作お菓子とかは作らないから、新しく開墾する畑をアンナとシルフィーと相談して、ジャガイモと大根や人参等の野菜を中心に、作付けを頼んだ」

「分かりました」


 シルフィーが、呆れながら意見を言う。


「マスター、何でまた私の管理下にないですよ…………」


 そんな事言われても、知らんがな…………。


 史郎に言っても意味はない、それはシルフィードから独立した意思を持ってる為である。


「私に言われてもな……………」


 二体も苦笑いしてた、一応元から居るゴーレムが使ってる異世界トラクターと、種もみや日本のジャガイモや人参種、大きい種類の異世界人参種や煮物用のおでん大根の種や、変わり種のミニトマトやフルーツ大玉トマトは日本メーカーのを、イタリア系や異世界の酸味の強いトマトは、調味料の加工用に…………此は後で料理加工機械を何処かに作り、ホールトマト等を撫子に作って貰う。


 田んぼは2ha(ヘクタール)を四つ、湖畔か小川近くに開墾をアンナに任せ、田植機や稲刈り機はラボラトリーで作るが、元から在る麦は手苅りではなく異世界のコンバインらしいが、天日干しのお米にしたいこだわりがある為、稲刈りにしてるが手伝いには勿論ルドルフにも参加して貰う。


「さて次はケモ耳の猫耳と狐耳は、外せないよね」

「・・・・・・・」


 何故か無言の圧を、シルフィーから感じるが無視だ無視。


「レッツ、イメージ!」

「次は管理下に成る、ゴーレムをお願いしますね、まあ楽であると考えもなくはないかもですけど」


 私に言われても困るよ、狙って意図的にシルフィーの管理下から外してはないが、あと本音は隠そうな。


「やはり日本系なのを、イメージだな…………男手がもっと欲しいな」


 一応は一体だけ女性タイプにし、十代後半設定で女の子の狐耳は白を基調きちょうにした、陰陽師風の和洋折衷の現代風の服と淡い水色のスカート、纏め役の補佐として明るい系の性格と少しお茶目系だ。

 髪は白髪ロングで尻尾の先は黒、中肉中背の平気的な体型にししなやかな柔らかい肉体と、安定した三半規管のバランスと桜等の樹木の健康状態を見抜く碧眼。


 纏め役は黒髪結ったポニーテール系のまげに、爽やか系イケメンだが細目の目の色が曖昧にした、何を企んでるか分からない系だが実は真面目で責任感が強い。


 現代日本の身長を基礎にして、纏め役以外の八体は平均的な何処にでも居る、真面目系青年にして服装はツナギの作業着、一般的八体は普通の狐色の髪と尻尾に樹木の世話は五体、残り四体は纏め役と万能型にして油揚げ作りや麺類のアシスタントや、農作業の人手要員や植林等のマルチワーカホリックタイプだ


「ワーカホリックタイプて、一応大丈夫だよね? シルフィー」

「問題有りませんマスター、ワーカホリックと言っても元祖ゴーレムよりはワーカホリックでは有りません」

「・・・・・聞かなかった事に、しとこう」


 因みに現れた狐耳達は、呑気に近くで寝転がってる…………まだ命令を出して無いからだ、因みに纏め役の狐耳がまだ完成してない、彼が出来るまでは補佐の筈だが何故か懐いてスリスリしてる、猫かぁ!


「クッ!」


 何かシルフィーが、何処からかハンカチを出して悔しい表現をしてたが、絶対に真似はしないだろう…………何となくだが、甘えるより頼られたいぽいから。


 微妙に史郎の読みは外れてたが、シルフィードにしたら自分より甘やかされてるのが許せないが強い。


 次は猫耳達だが、群れのトップを黒髪にして後二十体は、白や茶トラやキジトラ髪にし、真面目だが呑気で休憩は狭い場所が好きな、一部ご都合な魚を管理と漁と農業助っ人のマルチタイプ、猫だけに果樹や木の実の収穫も万能にこなせるタイプ。


「こんなもんかな……………」

「作り過ぎな気もします、マスター」


 三十一体に頼み各々の持ち場に、散開し白鯨の尾に向かう集団に此処に残りアンナを手伝う集団、頭部に向かい湖の魚を確認をする集団と別れた、三体程尻尾の方に行ったが。


「アンナに種渡して在るし、異世界のトラクターはシルフィー…………、扱い方の指導頼んだ」

「任せて、マスター」


 可愛く胸を張り言うシルフィー、まあ後は……………魔法でも勉強しよう。


 それから二日、ガリレオさんと風魔法で、空を飛行するフリーゲンを習得したがガリレオさんが、何故か初日何故か落ち込んで居たな。


「もう少し早く出会いたかった、この魔法に……………」


『知らんがな』と、私は全力でガリレオさんにそう思った。

 飛行魔法フリーゲンは、最初は怖かったが成れると不思議と扱い易い、空を身一つで飛ぶのは人類の夢かも知れない。


 そして白鯨六日目、ワールドショッピングで、王様用のお土産の献上品をガリレオさんに持たせ、ガリレオさんが今までのセリフも含め王様に報告に行って貰ったが、何故か帰って来た姿はしょぼくれていた。


「今まですまなかった、シロウ……………我等に力を貸してくれ」


 ガリレオはキャスバル王国に会い、史郎の献上品を渡すと欲しかった珍しい食事に家臣の制止を無視し、ワサビと醤油を付けて食べてキャスバル王国は、技術の方にも期待を膨らませたが、キャスバル王国はガリレオの話に苛立ちを覚える。


 ガリレオは史郎に言われ、今までの話をしたガリレオはキャスバル王国や大臣達から、怒号の怒りの言葉攻めに泣きながら逃げ、師匠に言いに行くと師匠にも殴り外に叩き出され、ガリレオは泣きながら帰って来たのだった。


 少し頭を冷やし、ガリレオは怒られた言葉を振り返り、今アステネリアに必要な技術は史郎頼みしか方法が無いと知る。


「頼むシロウ」

「白鯨と地球の知識を組み合わせて、数世紀先の輸送技術と色々革命を起こす予定だな、それには国が協力的で無いと何とも成らんよ」


 ガリレオは胸を張り言う。


「確かに、シロウが指摘したマナーは我が国も頭を抱える案件だ、それにシロウが言った完全に車道と歩道の境界や、輸送技術による発展までは考えて無かったらしい」


 何かアステネリアて国は、色々大丈夫か不安に成るがガリレオさんに言っといた、製造コストや列車の試験用の土地確保の話が出ない、一応聞くと。


「予算は…………」


 何となく分かった、大金を出せる程予算が足りないのだろう、だが土地は王都ウィールドから離れた芸術やガラス陶芸の街を繋げる、街道の身開拓地を使って良いらしいがたぶん、そこに先に王都と都市の輸送を完成させたいのだろう。


「一応前に見た、あの蒸気を出さない機関車の話はしたぞ」

「アレでは国土の輸送には、スピードが足りないしガリレオさんには、魔法で私の補佐をして貰うから」


 ガリレオは胸を張り、史郎に誓う。


「この大賢者ガリレオ、心を入れ換え国を豊かな時代にする為に、シロウに尽くそうぞ」


 一応だがアステネリアは、産業が無い訳ではない……それは昔からの手先が器用であり、鉱石黄金時代には時計が沢山売れ、今は寂れて来たがまだ宝石が産出しその宝石加工技術や、ガラス工芸は技術国であり産業は停滞してる以外、芸術の分野が突出しており観光は馬車移動の為、観光旅行は帆船型の飛空船が停泊出来ないと観光資源を得られないらしい。


 前に隣国から、ピアノの妖精と呼ばれる第七王女を留学先に選ばれたが、隣国の諸事情によりスランプに成った第七王女は、有名人が来ると言う目玉が留学を断念した為と、紙の新しい技術の職人が育たないのがネックらしい、勉強に国家予算使って向かわせても一番優秀な人の職人が、行った国で買収され帰って来ないらしい。


 まあ人材の引き抜きと、あわよくばアステネリアの職人を流入を企んでるよね、まあ国家予算使って留学に行ってるのに、金に目が眩み帰って来ない職人もどうかと思うな。


「まあ紙は日本式の、パルプ工場を国が守ってくれるなら何とか成るよね、シルフィーさんや」


 シルフィードは胸を張り、史郎に言う。


「防犯機能を無制限に設置し…………」


 なにやら物騒な事を言うシルフィードに、史郎は顔をひきつりながら言う。


「却下、現地人の雇用をしないと意味がない」


 史郎にパルプ工場の、シルフィード案の過剰防犯は却下されたが、後にガリレオが付与した防犯魔法が火を吹いたりする、それに現地人の雇用は絶対なのは当たり前だ。


「木の皮とか植物由来だし、資源はまあ異世界からでも人類の居ない場所から、輸入出来るだろうさ」


 だが意外なパルプ材に合う、モンスター達によりそれは後に解決するのだった。


「ガリレオさん、列車開発費や工場等の予算だが、前に言ってた盗賊を無傷で捕獲して、賞金を獲た資金を使えないかな?」


 ガリレオさんは少し渋った後、「仕方ないな」とか言い私の考えに賛同したが、本来国が行う物は国家予算だが、異世界の未知の技術に予算を出せる程、簡単に予算は出せないて事だろう。


 まあ最終的に、どうするかは王様次第だ。


「無傷で盗賊制圧はキツいぞシロウ?」


 だが史郎は悪い顔をしながら、ガリレオに向けニヤリとし言う。


「我に秘策あり、ではその秘策を作る前に魔法をもう少し習得しょう」

「分かった、シロウ」


 こうして一週間史郎とガリレオは、魔法を習得を目指した。

 ガリレオは、生きたまま魔法に閉じ込める闇魔法、漆黒の牢屋(ダーク・プリズン)を習得し盗賊輸送の手段を獲た、史郎は人質が居なかった用に敵全てを眠らせ、寝てる間も精神をダメージを与える悪夢の魔法、ダークナイトメアーを習得をした。


 気分転換に四大魔法以外の魔法を見付けて、結界で気温調整したり天候を操る魔法が有る、他にも色々応用する魔法やら見てると、不思議な気配にふと顔を上げれば、虹色に輝く髪と瞳の女性が居た。


 服装は白のワンピースドレス姿で、年齢的には今まで会った女神では母性が強く暖かな雰囲気を放つ、慈愛に充ちた様な優しい笑みは真の女神と言って過言ではない。


「・・・・・そんなに褒めなくても…………」


 史郎の思考を読み、顔を赤らめる女神らしき女性に、史郎真顔で言う。


「いや、人の思考を読んで、顔を赤らめないで下さい」


 史郎は真顔に成り、ジト目で女神に言ったのだったが、魔法知識を司る高次元体の女神は史郎の変わりように、少しギャップ萌をしてしまうちょろインである。


「それよりも、貴方は魔法に興味がおわりで?」

「はい、私は地球出身で魔法が無い世界なので、魔法は私の人生のロマンの一つと言って過言ではないですね」


 そう史郎は熱を帯ながら言うと、魔法知識を司る女神は少し引くのだった。


「・・・・・そうなんですね……………」


 何か知らないが、この謎の女神様にドン引きされた気がする、少しテンション上げ過ぎたかな?


「成らば、私が貴方に魔法の才を差し上げましょう」


 名も知らない女神様から、私は分厚い本と空中や本に文字や本の魔法陣を、自動で模写するペンを手に入れた。


「有り難う御座います、女神様」

「良いのですよ、猫街史郎よ…………貴方は何時か世界を越え、何時か貴方の魔法が誰かに必要とされる日が来ます、その為に私が現れたに過ぎません…………では何時か魔法の極意の世界の果てで、貴方を待って待ってますよマスター……………」


 そう意味深な事を言い、女神らしき女性は光の粒子に変わり消え去った、意味深な台詞を残すが、まあ私にマスターと呼ぶのはアンナ達だけだしな。


「それにしても、名も知らないあの女神様は、誰かと私を間違えたのだろうか?」


 私は手に入れたペンと、本を見て魔法の合成が出来るか試す事にした、万が一を想定しながら。 そして呪術解除魔法を読み漁り、モンスターの呪いによる石化やクリスタル化や水晶化を、解除する魔法や魔法陣を造ったり、光の回復魔法の生命光に全ての呪いや異常状態解除を追加した、銀嶺ぎんれいと新たな名を付けたが、それは積雪の山に当たる光の様な優しい銀の光から、銀嶺と名付けた。


 他にも蘇生魔法リザレクションを模写して、他に成功率を上げる魔法は無いかと探すと、光魔法の医療魔法らしきキュアレーションは肉体の細胞まで、修復や回復が出来るが肉体の構造を知らないと使えないらしい、しかも細胞修復や回復に時間が必要らしく、魔力の燃費消費が悪い魔法らしい。


 更に万能鑑定スキルを駆使し、魔法効率が悪い部分や光魔法の再生魔法を組み合わせ、更に森や大気のエネルギーを使った自然治癒魔法を組合せ、細胞の修復や回復に細胞の正常化を強化を含め、更に太陽光の生命力を活性化する魔法を組合せ、燃費効率を更に良くした魔法が完成した。


「プロトタイプ、『エナジー・ライフレーション』が完成したぞい!」


 何か変なテンションに成ってしまった、一応使わないのが一番だけどガリレオさんの世界は、普通にこんな魔法使わずにガン以外は治癒出来るらしいし、そもそも癌を知らないらしい。


 パンデミックには弱いらしいが、初期や少人数ならインフルエンザとかの流行り病は治せるらしい、他に呪いや道具等による、呪いの様なアーティファクトとかの解除をする、専用解除魔法は複数の呪詛や呪いの強いも専用のを、『解除』と言えば発動する魔法を組み合わせ、精神の呪い解除まで可能らしいがそんな物が、この世界に、違法な道具として在るらしい。


 一応ガリレオさんに聞いた話だが、違法な奴隷として誘拐した女性や子供に、首輪の奴隷アーティファクトが在るらしい、超古代のアーティファクトらしいが何故に作られたのか、何故にその文明は滅んだのか分からないらしい。


 ガリレオさんは、盗賊を縛る隠しナイフでも切れない縄や、自白をさせる魔法を習得したらしい。

 私もラベンダーの香り等で、リラックスに催眠し自白させる魔法と、相手の素性を探る偵察魔法等を習得した、攻撃魔法も最終手段として覚えたが、モンスター相手成らたぶん何の躊躇ためらいも無く放てる気がする。


 さて他の準備を始めよう、時波女神様の変身能力がどう使えるかとか、森に移動した白鯨の下からたまに聞こえる警告音、モンスターだと思うがガリレオさんによると、ウィールデンの街道とかにこの頃盗賊が増えてるらしいので、森に居るのはモンスターとは限らない。


 さてラボラトリーで武器開発だ。


 次回に続く。



 ・ゴーレム制作システム


 基本どんなゴーレムも制作可能、材料を必要とせず岩のヒト型ゴーレムや、狼や熊の岩人形やドール人形系、プラスチック感を強めたねんどろ妖精やフィギュア型ゴーレム、人間と変わらない見た目だがロボットと変わらない機能の、感情を持ったハイレベルのヒト型ゴーレムに、ただ命令されただけのシンプルなマネキン型やカカシ型の、完全オートマチック化したゴーレム機能等が在る。


 ・長門


 狐耳の纏め役ゴーレム、砲撃は無いが不真面目な奴には鉄拳制裁もする、生真面目きまじめ系の学級委員長タイプ。


 ・シロツキ


 長門の補佐であり、枯れない魔桜の管理人であり、マスターの史郎に懐いてるがたまに長門の拳が稲妻の様に落ちる。


 ・クロ


 猫耳ゴーレムのキャプテン、何故にリーダーではないかと言うと、某あだ名がリーダーと言う芸能人と同じに成って欲しく無い為、リーダーではなくキャプテンとしてクロを司令塔にし、猫耳少年ゴーレムを束ねる。


 真面目だが日向ぼっこが好きで、暇な時はいつの間にか史郎の拠点の軒下に、群れで寝てる事もある。

 

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