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森の中で……

「そういえばだけど最初は何処に行くの?」

「あっ…………いっいや、勿論決めてきてるとも!」

「今思いっきり、あって言ったじゃない……はぁこれでこの先大丈夫かしら……」


自分から着いて来といてこの態度とは……まぁ決めてない俺が悪いんだけども。よし、即興で決めるか


「最初は冒険者登録もしたいし、なるべく近くが良いよなぁ……となると一番近いフィーストか」

「それじゃあそうしましょか……けどその間にある林?森?はどうするの?」


え?いやどうするのって……


「ニロ、お前が代わりに魔物倒してくれるんじゃないのか?ほら《魔剣使い》だし何とかなるだろ」

「あのねぇ……私まだ剣持ってないわよ?」

「いや、木の剣でもなんでも良いから持ってきとけよ……取り敢えずステータス見せてみろ」


対策するにはお互いのステータスを見てみないとなんとも言えないからな。


「分かったわ。『ステータス』、これが私のステータスよ」




名前 ニロ Lv1

HP10/10

MP20/20

ジョブ 《魔剣使い》

ジョブスキル 魔装 魔刃 換装

スキル ステータス魔法 生活魔法


ふむふむ……換装は多分装備やら武器やらないと使えないスキルだな。魔刃と魔装がよく分からないな。魔装は多分だが魔力を纏う事ができるんだろう。魔刃は……想像つかないな


「なぁこの『魔刃』ってのはどんなスキルなんだ?」

「ああそれは魔力でできた刃を飛ばすことができるスキルよ。まぁ込める魔力によって飛距離も威力も変わるみたいだけどね。今の限界は飛距離が5m、威力は鉄剣で切りつける位の威力、それを一回が限界よ」

「いや、それでも充分だな。まぁ逃げるのには、たけど。あっこの『魔装』ってスキルを使えば木の枝も武器になったりしないか?」

「それが昨日試したけど木の枝が魔力に耐えられなくて1回振ったら木の枝が折れるのよ」


「まじか〜……なら魔物に出会った時点で逃げるのか一番だな」

「まぁそれもそうね」


と、結論が出たところで丁度目の前に林……いや、森だな。森が見え始めた


「……以外に早く着いたな……フィーストまで思った以上に距離は無いのかもしれないな〜」

「昨日地図で見たけどこの森は結構広い、みたいよ。少なくとも歩いて二日はかかるんじゃないかしら?」

「ふむ……なら食料は何とかなるな。寝るのは……諦めた方が良いかもな」

「それはかなり危険じゃない?あっけど片方が寝てる途中で魔物に襲われたら結構危ないのね……」

「そういうことだ。それじゃあ行くぞ」


そんなこんなで俺達は無事に森に入った。まぁここからがある意味本番な訳だけども……


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ちゃんと警戒しろよ……見つかったとしても魔物がすぐ襲ってくるわけじゃないからな」

「ええ、そうね……けども木が邪魔で見つかっても気づきずらいわね」

「ああ、『魔力探知』でもあったらな……」

「無いもの言っても仕方ないわよ、さぁ進みましょう」

「まぁそれもそうなんだがな……」

「……!来たわ!魔物よ!」

「これは……!【ホーンウルフ】だ!昔本で見た事がある!突進にさえ気をつければ、死ぬことはない!」

「分かったわ!」


そう言ったあとニロはに近くの木の枝を拾い、魔力を纏わせた


「死にな!さい!」


ニロは、ホーンウルフの首の丁度真横に移動して木の枝を振った。


「『魔刃』!」

「ギャン……」

「うわぁ……マジかよ、ニロ……」


逃げるのが一番いいって俺言ったよね?まぁ結果的に倒せたから良いけど下手したら君死んでたよ?と言いたくなったが言葉に出さずに飲み込んだ。結果オーライ、今回はそれで良いや


「やった!初めての討伐だわ!」

「はぁ……次回は軽率な行動は気をつけてくれよ?」

「分かったわ!」


はぁ……本当に分かってるんだか怪しいな。

取り敢えず、ホーンウルフを昨日用意した空間魔法が付与されている袋の中に入れる。空間魔法(今回は三畳の部屋一個分くらい)でなんと銅貨5枚なのだ。

※貨幣は全部で鉄貨、銅貨、銀貨、金貨、メタルの五種類で硬貨を日本円にすると鉄価は1枚10円、銅貨一枚100円、銀貨一枚1000円、金貨一枚一万円、メタル一枚十万円という様な価値観です


「にしても良く気づけたな」

「今回は唸り声が聞こえてきてその後に走ってくる音が聞こえたからよ」


「えっ……そんなの聞こえなかったんだが……」

「私こう見えても耳結構いいのよ!」


誇らしげにニロは言った。まぁ俺より耳が良いのは確実だな。だがそんなにドヤ顔されても困る……よし、話をそらそう。とか思ってたら何か目の前に見えるな〜見たくない存在が


「どうやら次が来たみたいだな。あれは……白い蛇……?もしかしてあの新米冒険者があったら最後のあの【シャープスネーク】か!」

「えっとシャープスネークって一体何なの?」

「鋭い歯と硬い鱗を持ち、その鱗は鉄を弾くレベルって話の魔物だ」

「って事は……今の私達じゃ絶対に勝てないじゃない!」

「あぁ、だから逃げるんだよ!!」


しかし残念ながら俺達はシャープスネークに獲物としてロックオンされていた様だ。こっちを向いて威嚇してる。しかも何かのスキルなのか動きたくても動けないんだが!?


「クソッ!こうなりゃ一か八かだ!」


賭けで俺は『テイム』を使った。失敗する確率は相手と自分とのレベル差で決まる。現状を考えると多分2%あればいい方だな。



「あれ……身体が動くわ……!」

「おぉ……マジかよ」


えっ?本当に成功したの?マジか〜……俺今日から神様信仰しようかな?正直、今は神様に命を救われた気分だ。


「どうやら賭けで使った『テイム』が成功したらしい」

「そうなの?それは良かったわね!というか『テイム』の成功基準ってなんなのよ?」

「おじさん曰く、『テイム』を使った後に相手が消えれば成功らしいぞ」

「……周りを見渡してもシャープスネークはどこにも居ないわね」

「なんでもテイムされた従魔は異空間?に飛ばされるらしい」

「へ〜……ちなみに今出すことは可能なの?」

「うーん……試してみるか。『従魔召喚』!」


そう言うと身体から何かが無くなる感覚と共に目の前に魔法陣が現れシャープスネークが現れた。テイムの時はこんな感覚無かったが……何だろうか?まぁ一旦保留だな


「おぉ〜……本当に召喚されたわね!というか……案外可愛いじゃない!」

「そうだな、こうやって見ると普通に可愛い……名前、どうしよう」

「そうね……シャープスネークだし、シャプなんてどうかしら?」

「いや安直すぎるだろ……そうだな、白い何か神聖そうだから名前はホーリーだ!これからよろしくな」

「シャア〜!」


うんうん。喜んでる、喜んでる。気に入ってくれたようで何よりだ。


「人に安直とか言っておきながらハクも充分安直じゃない!」

「良いんだよ、俺は!というか本人が納得したから良いだろ!」

「良いや、私が良くないわ!」

「取り敢えず、決まったんだから今回は良いだろ」

「むぅ……まぁそれもそうね。過ぎた事だし今回は良いわ」


我ながら安直だとは思うけども……本人が納得したから良いんだよ、うん。


「さて、ホーリーのステータスを見たいが……」

「もう日が沈み始めてる……仕方ないから野宿ね。木の枝を集めて焚き火の準備をしましょうか」

「そうだな……ホーリーも手伝ってくれ」

「シャー!」


その日の夜は何だかぐっすりと眠れた気がする。ただ……ホーリー、どんな夢を見てるかは知らないが何かと間違って俺を噛むのは止めて欲しいと思った夜だった。

アフタちゃん「何と言うか……ご都合主義ね」

サブちゃん「まぁ物語の都合上仕方ないってやつですね。一応テイマーメインですし、この作品」

アフタちゃん「そういえばステータスにHPとMPなんてあったっけ?」

サブちゃん「なんでも前回書き忘れてたらしいですよ?要するに作者のミスですね」

アフタちゃん「あっなるほど……」

サブちゃん「とまぁ今回はこんな感じで終わりです!次回も読んで下さると幸いです!」

アフタちゃん「それでは次回もお楽しみに〜!」


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