そして芽生えは繋がり往く
◇称号が更新されました◇
・『樹路ヲ辿ル者』⇒『鍵基ニ至ル者』
◇特殊称号『鍵基ニ至ル者』がアクティベートされます◇
◇プレイヤー【Haru】の鍵樹迷宮内武装封印が限定解除されます◇
◇称号を獲得しました◇
・『鍵者』
◇特殊称号を獲得しました◇
・『germination』
◇特殊称号『germination』がアクティベートされます◇
────────……
──────……
────……
◇ワールドのフェーズが規定域に達していません◇
◇プレイヤー【Haru】のレベル上限解放は保留されます◇
◇スキルが成長しました◇
・《エクスチェンジ・インプロード》⇒《エクスマキナ・アルタード》
・《リフレクト・エクスプロード》⇒《レイズ・ディアヴェルテ》
・《極致の奇術師》⇒《無垢ナル戯王》
・《魔を統べる者》⇒《魔ノ根源》
……ふむ、成程
クシャクシャ、ポイっと。
「ぁっ……」
例によってアレな情報量を叩き付けてくるシステムログを物理的に引っ掴み、束ねて丸めて彼方へ遠投。隣で思わずといった声音を零した相棒の視線を流しつつ、ひと仕事終えた後の追加考察を文字通り未来の己へと投げ渡した俺は────
「はーいってことでマジおつかれさまでしたーッッッ!!!!!」
投擲の勢いそのまま、軽快に旋回からの豪快に拳で天を突くスタンディング。
プラス、極めて元気よく快声一本。
────まあ、ね。指名されただけとはいえリーダーだもの。当然のこと、満を持してゴールテープを切った際の振る舞い云々は事前シミュレートしておいたさ。
サッパリあっさり、それに尽きるだろうってね。
重要なのは、メンバーそれぞれに視線や意識を……即ち、お決まりの如く『ではリーダー最後に一言』的なアレソレを向けられる前に踏み出すこと。
なぜかって、そんなもの。
改まってペチャクチャ喋るのは、俺のキャラじゃないからなぁッ!!!!!
なんて、そんな小賢しい思惑を。
隣で小さく苦笑いを零す、相棒だけでなく。
「……ふふ」
「「っはは」」
「あぁ」
一人残らず自然と読み取られ、慣れ切った笑みを返されてしまう程度の関係性は築けたのだろうから、結局のところ『総まとめ』なんて一言だけでいいんだよ。
「────楽しかった、なッ!!!」
返答も、やはり必要ない。
俺含めて個性それぞれの笑顔が六つ。それだけで十二分だった────
────だったから、そう。
鍵樹第百層踏破、つまり『基底樹路』とやらの完全攻略を果たした今、おそらくは俺だけでなくパーティ全員が即座に気付いたであろう疑問点。
大広間の床部に刻まれた巨大な『絵』……いくつかの意味を成すソレらの内、遍くプレイヤーの頭上に浮かび得るカラーカーソルと同様の印が六つ。
即ち、足元に象られた大いなる〝扉〟を開くため必要な鍵と推測される六人分の挑戦枠。【隔世ノ擬神像】討伐と同時、淡く灯された輝きが────
踏破者である六人編成の俺たちを、場に抱いてなおも。
三つしか灯っていないことへの問いは、ひとまず未来に置いておくとしよう。
──────────────────
◇Status◇
Title:曲芸師
Name:Haru
Lv:110
STR(筋力):300
AGI(敏捷):300
DEX(器用):0
VIT(頑強):0(+100)
MID(精神):350(+350)
LUC(幸運):300
◇Skill◇
・全能ノ叶腕
《十撫弦ノ御指》
《拳嵐儛濤》
《ルミナ・レイガスト》
《エクスマキナ・アルタード》
《貪欲ノ葛篭》
・水魔法適性
《アクア》
《フラッド》
《カレントハーケン》
《メイルストロム》
《千遍万禍》
《水属性付与》
・Active
《レイズ・ディアヴェルテ》
《フラッシュ・トラベラー》
《影葉》
《鏡天眼通》
《アルテラ=ノーティス》
・Passive
《白竜ノ加護》
《無垢ナル戯王》
《英傑ノ縁環》
《煌兎ノ王》
《アテンティブ・リミット》
《超重技峨》
《剛魔双纏》
《タラリア・レコード》
《弌軌到星》
《危極転鸞》
《戒征不倒》
《星月ノ護手》
《魔ノ根源》
《リジェクト・センテンス》
《影滲越斃》
《四柱継抱》
《水精霊の祝福》
《四辺の加護》
◇Arts◇
【結式一刀流】
《飛水》
《打鉄》
《天雪》
《枯炎》
《重光》
《七星》
《鋒雷》
口伝:《結風》
【四凮一刀流】
《颯》
《涓》
──────────────────
といったところで戦闘てんこ盛りの五章第六節、これにて了といたします。
アクション描写連打ほんとに疲れた死んじゃう。
また日付変わるくらいのタイミングで七節開幕ぶっぱしときますが、良い子のアルカディアンは例によって Let's おやすみぐんないあげいん。