ギルドマスターからの伝授。
佑「試験終わったよ~!上位職になれた!」
嬉しそうに佑は報告する。
元「こっちもなんとか、クリアしたぜ。」
元「4人で行動するはずだったのに。こっちの都合で悪かった。」
佑と元は転職を終えた後、親に呼ばれていた。最近ゲームの時間が長いと怒られていたのだ。
佑「まぁ・・・わかるけど、楽しいことは今しかできないよね。」
佑がたまにはいいこと言った、と思い元は苦笑する。
佑「ひどいなぁ、元、そういうキャラだっけ・・?」
元「いちいちつっかかるな(笑」
黒「お前ら本当仲良いよなぁ、うらやましいよ。高校入ってもそんな風に友達できるなんて。」
佑「うん?俺らと黒も石も、もう友達じゃ?」
黒「…。なんか調子狂うな(笑」
元「だろ?(笑」
石「あ、あのさ、楽しい話をしてるところ・・・悪いんだけど・・・黒に謝らないといけないんだ。」
黒「どうした、石、なんかあったのか?」
石は口ごもる。Reon越しに明らかに申し訳ないような感じが伝わる。
石「その、レアアイテムを失くしちゃって・・・盗られたのか、どこか落としたのかはわからないけど・・・」
黒「そっか、じゃあこれから探そうぜ。盗られたのなら盗ったやつが悪いし。そうでないなら見つかるかもだしな。石が気負うことじゃないさ。」
佑「じゃあ探しにいってみよ。」
元「そうだな、探してみないことには、わからないからな。」
石「みんな・・・ありがとう。」
みんなが優しかったことに、石は気が楽になる。
黒「『ありがとう』はまだ早いぜ?見つかってからな。」
元「んで、その物の特徴は?」
石「えっと、とにかく輝く石で、アイテムに付与すると、装備が強くなるアイテム。」
元「なるほど、じゃあとにかく光る石を探すとするか。」
石「アカデミー周辺でお店出したから・・・あるとすればそこだとおもう。」
佑「じゃあここの近くだね!」
四人は草むらを手分けして探す。
二時間後・・・
佑「ないなぁ・・・ん~、だれか探しやすい方法とか知らないかなぁ・・・?」
元「あんまり聞きたくないけど、アカデミーにもどって『あいつ』に聞いてみるか・・・」
アカデミーに4人は戻ってきた。
魔術師ギルドのマスター「あら、元、私が恋しくなって戻ってきた?」
元「そんなんじゃねえ!仲間が困ってるから来たんだよ!!っていうか相変わらず俺に対してはウザイキャラなのか・・・」
魔術師ギルドのマスター「ノンノン、これも飴と鞭よ。元。それはそうと困り事って?」
元「ああ、詳しくは聞いてなかったな。石、説明頼む。」
かくかくしかじかで、と説明する。
魔術師ギルドのマスター「なるほど、そしたらこれがいいかもね。複合魔法。佑と元なら出来るでしょ?」
元「そんなん急に出来るでしょ?っていわれてできるものじゃねーよ!」
佑「お姉さん・・・教えてください・・・!」
魔術ギルドのマスター「そんな、真っ直ぐな眼で言われたら教えるしかないじゃない。」
元「俺の言ったことは無視だったんかい・・・。」
魔術師ギルドのマスター「いい?1回しか言わないわよ?あとは練習だから。」
佑&元「はい!&りょ!」
魔術師ギルドのマスター「元・・・心がこもってない。」
元「はい・・・!これでいい?」
魔術師ギルドのマスター「まぁOKでは言う事を忠実に守ってね。」
魔術師のギルドマスターは真剣に話す。
魔術師のギルドマスター「まず複合魔法。これは二人の魔法をつまり、【cle】と【mag】の力を合わせます。これは物理的には無理です。ただ、精神的な『想い』同じことを強く思う力がうまく合わされば、発動するわよ。そのコツは自分でつかんでね。」
元「ん~司祭様と戦った時みたいな感じか同じ思いかはどうかだけど・・・あの時は無我夢中だったからな・・・。」
石が頭をさげて2人にお願いする。
佑「石、さっきもいったよ?俺たち友達だよ。気にしない。」
元「んじゃー、、、今日はこの辺にしておくか、もう午前3時くらいじゃないか?」
三人「げっ・・・仮眠しよう・・・」
魔術師のギルドマスター「ちなみに、魔法の唱える言葉は、【トゥイン】ね」
元は、はいはい。といってログアウトする。
三人「じゃあギルドマスターさん、また!」
魔術師のギルドマスター「バイバイ~!」
四人は仮眠することにした。