少しは…(日常会話)
~拓の部屋~
拓「元、大丈夫かな?」
心配してると、拓の携帯が鳴る
。
元「あ、拓?俺の母さんに素直に謝ったら、許してくれたよ。」
元はいつもと同じトーンで話す。
拓「良かった……。」
そのことを聞いて、拓も胸につっかえていたモヤモヤが無くなり、身体が軽くなった。
拓「今日、ファミリーオンライン。やすむ?」
元「やっと色んな魔法が使えるようになったし…嬉しいけど…今日は勉強でもしてみるかなぁ。」
元の口から勉強という言葉が出た。拓も勉強をするつもりだったのだが…。中々、言い出せなかった。
拓「小テスト、いつあるんだろうね。100点なら、図書券…」
拓は、自信がなさそうに言う。
元「俺は100点、最初から取れ
なくてもいいと思うぜ。」
元は、拓を元気付ける。
拓「そうだよね、ありがとう……元。」
元「あーぁ、ファミリーオンラインのスキル名テスト!!とかなら、80点位は取れそうなのになぁ…」
拓「確かにね(笑)」
元「んじゃ、俺は勉強を始めるわ。拓、また明日なー!」
拓「了解、また明日!」
拓は携帯の電源ボタンを押す。
ファミリーオンラインに没頭していたのもあり、部屋が新鮮に見える。
拓「勉強を始めますか!」
……二時間後。
拓「何か机の周りが汚くなってきたなぁ、整頓もしよ。」
勉強を始めると起こる現象……学生あるあるである。
片付けはじめてから三時間後。
拓はベッドで良く寝ていた