1.素敵な“友達”
初めまして、Black Aliceと申します!
小説とか、全く書いたことの無い人なので、読みづらい部分が多いと思いますが、これでも頑張って書いたつもりなのでお許しを…!(笑)
この物語は作者の体験(?)を元に書いていく予定です!
つまらないものですが、もし宜しければ私の回想にお付き合いしてくださると嬉しいです!!(笑)
──友達って、なんだったっけ。
楽しくお話したり、遊んだり。時に喧嘩したり守ったりするのが友達、だっけ。
じゃあ、私の友達は何なんだろう?
私の友達を奪って、ありもしないことをその友達に吹き込んで、私から避けさせる…。
それって、友達だったのかな。それとも、私はいいように使われていたのかな。
…まぁ、もうどうでもいいや。
最後の最後まで一人ぼっちなのは寂しいけど……もう、終わるもんね。
「…次生まれ変わったら、心から友達と呼べるような人と巡り会えたらいいな」
私はそう呟き、身を投じたのであった。
1.素敵な“友達”
…今日から、一学期が始まる。
クラス替えをし、中級生となった私・花咲 穂花は教室のドアの前でひとつ深呼吸をした。
高鳴る鼓動を抑えながら、教室に1歩、2歩と足を踏み入れる。
─全く知らない人たち。
1、2年の頃とは全く違う人達ばかりが教室に集められていた。
唯一元同じクラスだった人は3人だけ。だが、その他の約27名は初対面ばかりである。
「うわぁぁ…」
新しい空間、新しいクラスメイト。今日から新しい学校生活が始まるのだと考えていたら、思わず声が漏れてしまった。
「みんな楽しそう…」
まだ始まってもいないクラス。でも、もうみんながみんなグループを作ってそれぞれ雑談したり、お絵描きをしたり、教室内をバタバタと駆け回ったりしていた。
私は少し遅れてしまったようで、みんなの中に入れそうになかった。
(ま、いっか…。これからだもん!!)
なんて心の中で呟いた瞬間。
「花咲さん!一緒に折り紙やらない?」
突然、ひとつのグループから呼びかけられ、私はびっくりしながらも振り向いた。
「おり…がみ…?」
「うん!楽しいよ!!」
確かにみんな仲良さそうに折り紙を折っていた。お花に服、犬や紙飛行機。色とりどりの紙を、みんなで楽しそうに折っていた。
私はすることもなかったし、これを機にみんなと仲良くなれるんじゃ…?と思ったから、笑顔でそのお誘いを受けた。
「はい、これ使って!」と、差し出された紙は銀色に輝く1枚の折り紙。
私はそれを使って、何かを折ろうとした。だが…
「あぁぁ…。」
…不器用な私には、何一つも折れなくて。
結局その銀紙をグチャグチャにしてしまったのだ。
「あちゃー、もう使えないねこれ…」
と、一人の子が言った。
「だ、だね。ごめんね。これ捨ててくる!」
私はそう言い、席を離れた。
ポイっと無造作に折り紙を捨て、席に戻るとちょうど朝の会の1分前に差し掛かっているところだった。
「続きはまた昼にでもやろー!」と、リーダーの子が言い、それを合図にみんなは解散した。
(また昼にでも…って、私も参加していいのかな…?楽しみだな…)
期待を胸に秘め、私は朝の会に参加したのだった。