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○○ではなく、○○に転生しました。

悪役令嬢ではなくヒロインに転生しました

はじめまして。

私は男爵令嬢ですわ。

この世界はある乙女ゲームの世界ですわ。

こういうものは、悪役令嬢に転生するものだと思っていましたが、何故かヒロインのほうに転生しました。悪役令嬢に転生して、ヒロインをいじめたかったのですが…

しかし、私には、私の王子がいるのでいいですわ。本当の王子はいらないですわ。


「なに、ぼーとしてんだ?」

あら、だれか話しかけてきましたわ。

この人が私の王子ですわ。私が困っている時にいつもさらりと助けてくれるのですわ。

「おい、本当に大丈夫か?」

「大丈夫ですわ。少し緊張しているだけですの。」

今日は彼には普段の日常ですが、私には特別な日ですわ。

彼が通っている学園に今日から転入するのですの。

この学園は乙女ゲームのステージですね。




最初の一週間はなにもなく平和な日常でした。

しかし、何故か公爵令嬢が話しかけてきましたわ。

「なんで、私の王子をとりに来ないのよ!?」

この人は悪役令嬢ですね。

「なぜ、私があなた様の婚約者を奪うなど無礼な真似をしなくてはいけないのでしょうか?それに、私には婚約者がいますわ。」

「ヒロインなのだから、乙女ゲームにそってやりなさいよ!私のヒロインをいじめる計画はどうなるのです!」

いや、知らないんだけど。考えがどうやら私とおんなじらしい。

「あの、先程から乙女ゲームなどいっていますがそれはなんですの?」

「あなたは転生者ではないの!?」

「?」

「っ!…突然失礼しましたわ。」

よし、とぼける演技は成功したみたいですね。そして、公爵令嬢は私から離れいきました。

あら、だれか走ってきますわ。

「大丈夫か!?」

私の婚約者が来てくれたみたいです。

「お前が公爵令嬢につれていかれたって聞いて……心配したぞ。」

「大丈夫ですわ。ただお話をしただけですの。心配してくれてありがとうございました。」

やはり、私の王子この人ですわ。



このあと、私たちは結婚して幸せに暮らしましたとさ。

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