第1話 女校長は思考する
教育システム制定以降、教師陣間で机上の空論とされていたカーストチェンジ。
秩序体制の崩壊は計りしれない損失を生むため他クラスからの工作があっても発生しない。
そう結論づけられてきたのだ。
私が優等生であった時代にこの学校の教育システムが発案されたキッカケを聞いたことがある。
日本国最大の問題点。『問題は解決しなければならない』という馬鹿共が台頭しているという事情である。
何故『解決』にベクトルが向いてしまうのか?それは義務教育や高等教育などに原因があったからだ。
『問題』には『答え』があって『解決』する。これだ。
社会人になって使用するか怪しい学生時の勉強は『問題』と『答え』が『セット』になっている。
だがそもそも問題には答えがある。という概念が大きな間違いなのだ。
答えというのは先人が見つけ出した問題に対する『最善策』。
『最善策』を『解決』と定義してみただけであって『最善策』は『最善策』。
〇〇はこの『問題』に『最善策』と『答え』た。言い直せば〇〇は『最善策』を『提示』したとなる。
これを身体が理解していれば国家百年の計として例えば領土問題など最高のタイミングになるまでワザと引き伸ばして、最高のタイミングで『最善策』を叩きつけることが出来るのである。
理解していないから河野談話や村山談話など致命的な失敗を行ってしまうのだ。
でだ、この学校はクラスを国と設定している。つまりこの学校は世界ということになる。
10代の多感な時期に3年もの間、世界の荒波に揉ませると生徒はどうなるのか?
身体が理解するのだ。問題は『解決しないから問題と呼ぶ』と。
今現在、日本国の中枢にいるのは殆どがこの学校出身者。世界を不完全ではあるが支配し始めているのはこの学校出身者だ。
そして今回、卒業後は世界を完全に支配すると噂の歴代最強優等生藤堂が下剋上されそうなのだからこれは本当に大変なのだ。
ガチャバタン!
とか考えてたら放送室に着いた私。
ピーンポーン
さあおまいたち! 盛大に驚け!
「緊急放送緊急放送」
「本日、最上位優等生藤堂生徒会長と善哉おしるこのカーストチェンジ開催決定。繰り返す。最上位優等生藤堂生徒会長と善哉おしるこのカーストチェンジ開催決定。史上初のカーストチェンジにより21時より全校舎にてライブ配信を実施する! 全生徒全教師はこの歴史的瞬間を絶対に見逃すな!! 緊急放送終わり!」
さあ! これで一段と盛り上がるだろう。藤堂と善哉おしるこ! この私に感謝しろよな!!




