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恋にっき  作者: きひめ
6/14

20分21秒

昨日と今日の落差が激しくて、涙が出るの。

君に会った昨日と君に会えない今日、明日、明後日。

あたしは今日はお休みで君はいつも通りお仕事で、あたしは落差に涙を流した。


それはまるで遊園地に行った後みたいだった。

すごくすごく楽しくて、帰りたくなくて、駄々をこねる子供のように涙が溢れて止まらなかった。


別に特別な事なんて何にもしてないのに。

ドーナッツ食べて、たくさん話して、ごはんたべて、カラオケ行って、ごはんたべて、ホテル行って、お風呂入って、お酒のんで、一緒に寝て。

でも、その合間合間に君が笑ったり、嬉しそうだったり、あたしが泣いたり、ウソツキって言ったり。


君が居るだけで特別な事なんだね。


近くに居たら当たり前になっちゃうことが、特別過ぎるんだね。



今日からはあたしと君の当たり前がまた始まる。


君からの連絡を待って、君が帰るのを待って、君がごはんを食べるのを待って、君がお風呂に入るのを待って。


話そうの一言を待って。


一日は24時間あるのに、やっとやっと待って聴けた君の声は20分21秒だった。

朝話した10分を足しても48分の1にしかならない。


でも、それがあたしと君の当たり前なんだ。


「電話してくれてありがとう」


それは社交辞令なんかじゃなくて、本音でしかないよ。

だから、君が今日言ってくれた言葉がすごく嬉しかった。


「いつもあわせてくれてありがとう」


そんなの気にしなくていいのに。

だから嬉しいままあたしは君に伝える。


「声聞きたいし、好きって言いたいし、お話したいから、いいの」


あたしが言った言葉は、たぶん、二人ともそう思ってるんだと思う。


会いたくて、会えなくて。

寂しくて、恋しくて。


だからせめて声だけでも聴きたい。

それが48分の1でしかなくても、聴きたい。

だからワガママなんて言わないよ。


だって明日もまた48分の1が待っているから。



おやすみなさい。

良い夢見てね。


おやすみ。

ぐっすり寝てね。


好きだよ。


愛してるよ。


おやすみ、また、明日。



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