20分21秒
昨日と今日の落差が激しくて、涙が出るの。
君に会った昨日と君に会えない今日、明日、明後日。
あたしは今日はお休みで君はいつも通りお仕事で、あたしは落差に涙を流した。
それはまるで遊園地に行った後みたいだった。
すごくすごく楽しくて、帰りたくなくて、駄々をこねる子供のように涙が溢れて止まらなかった。
別に特別な事なんて何にもしてないのに。
ドーナッツ食べて、たくさん話して、ごはんたべて、カラオケ行って、ごはんたべて、ホテル行って、お風呂入って、お酒のんで、一緒に寝て。
でも、その合間合間に君が笑ったり、嬉しそうだったり、あたしが泣いたり、ウソツキって言ったり。
君が居るだけで特別な事なんだね。
近くに居たら当たり前になっちゃうことが、特別過ぎるんだね。
今日からはあたしと君の当たり前がまた始まる。
君からの連絡を待って、君が帰るのを待って、君がごはんを食べるのを待って、君がお風呂に入るのを待って。
話そうの一言を待って。
一日は24時間あるのに、やっとやっと待って聴けた君の声は20分21秒だった。
朝話した10分を足しても48分の1にしかならない。
でも、それがあたしと君の当たり前なんだ。
「電話してくれてありがとう」
それは社交辞令なんかじゃなくて、本音でしかないよ。
だから、君が今日言ってくれた言葉がすごく嬉しかった。
「いつもあわせてくれてありがとう」
そんなの気にしなくていいのに。
だから嬉しいままあたしは君に伝える。
「声聞きたいし、好きって言いたいし、お話したいから、いいの」
あたしが言った言葉は、たぶん、二人ともそう思ってるんだと思う。
会いたくて、会えなくて。
寂しくて、恋しくて。
だからせめて声だけでも聴きたい。
それが48分の1でしかなくても、聴きたい。
だからワガママなんて言わないよ。
だって明日もまた48分の1が待っているから。
おやすみなさい。
良い夢見てね。
おやすみ。
ぐっすり寝てね。
好きだよ。
愛してるよ。
おやすみ、また、明日。