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恋にっき  作者: きひめ
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心臓にひび

心臓にヒビが入ってる。

ズキズキと痛む。


『君』の本音を聞き出したのはあたしなのに。


ーココロガザワツクンダ。


それは死刑宣告なの?


ーデモ、キズツケタクナインダ。


矛盾してるよ。

いくつもあたしが仮説を立てても『君』は違うという。

あたしが『君』のトラウマに、触れてるって言う。


心臓にヒビが入る音を聴いた。

だから、胸が痛い。

本当にズキズキする。


ーサワレルカドウカワカラナイ。

ーデモ、ダイジデ、スキデ、アイシテル。

ーダカラ、キズツケタクナイ。


『君』はどうしたらあたしが一番傷つくか知ってる。

どうしたら、あたしが、死んでしまうか知ってる。


だから、ザワザワ、してるの?



あたしにとって、『君』と【あの人】だけだったんだ。

過去のあたしを傷付けたオトコ達を怒ったり泣いたりしてくれたのは。

だからあたしにとって、『君』と【あの人】だけ、特別な男の人なんだ。



もし、『君』が次に会った時に、あたしに触れなくて、抱きしめられなくて、キス出来なくて、抱いてくれなかったら。

その時、『君』が、心臓を粉々にするような結論を出したら、『君』にも言っていないあたしだけの「結論」に達する。


それはあたしが例え言わないと殺すと言われても、『君』には絶対に教えない。


心臓がズキズキ痛む。

ドクン、ドクン、ズキン、ズキン、と、痛みが響くのは、あたしが、『君』を途方もなく愛して居るから。


あたしの心臓、止めないで。

おねがい。


もう、あたしには、『君』と、【あの人】しか居ないの、本当に。

竹野の本当に愛してる人との恋がおわりそうです

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