紅魔館‐前編‐
博霊神社にて射命丸文が持ってきた新聞を読んだ
霊夢と彪狛。果たしてそこに書いてあった記事とは…
そしてレミリア・スカーレットが起こそうとしてる
事とは…?
霊夢と彪狛が新聞を読んだ、翌日の朝の事……
その日は何時もとは違っていて幻想郷中が紅霧に包まれていた……。
「……何この霧は……」
朝起きて外を見てみると霧に包まれていた。
それも普通の霧ではなく……。
紅霧を初めて見た彪狛は驚きを隠せなかった。
「これは紅霧よ」
彪狛の後に続けて、霊夢が起きてきた。
流石に見飽きたのか冷静対処した。
「紅霧?」
紅霧については某スキマ妖怪から話を聞かされてなかったのか
何もわからなかった。
「まったく……肝心な所は教えないのね、あいつは」
「霊夢は……この霧の原因は知ってたり……」
彪狛は紅霧の事が気になったのか、霊夢に尋ねた。
「一人しかいないわ……こんな事するの」
「………」
「レミリア、レミリア・スカーレットよ……魔理沙が来たら紅魔館に行くわよ」
「レミリア・スカーレット……」
レミリア・スカーレットの事は、某スキマ妖怪から知らされていたが
紅霧の事までは知らされていなかった彪狛はどこか複雑な表情を
していた。
「あと……レミリアはあんたに会いたがってるみたいだし」
「私に……?」
「用心しなさい……紅魔館の連中は一筋縄じゃいかないから」