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目の前に置かれたコップには、禍々しい色をした液体が入っている。

‥‥うん、なんて言うか‥‥なんて言えば良いんだろう‥‥‥


「はい、どーぞ!美味しいよ~」


正面に座る女の子に、いい笑顔で薦められた。


「ははっ‥あ、ありがとうございます‥」


やっぱり、俺の分なのか‥飲まなきゃ駄目なのか‥‥ってか飲めるの?

そんな事を考えていると、女の子はペラペラと書類を読み上げ始めた。


「うーんと、大原真一君。高校二年生十六歳、部活動は手芸部で‥‥」


俺に関する情報らしい。

‥‥ちなみに手芸部は先輩方による強制入部です。

決して自分の意志じゃありません。


そう心の中で訂正した。

女の子は更に読み上げていく。


「えっと‥得意科目は体育かぁ‥わぁ~!足早いんだね!苦手科目が音楽で備考欄‥‥‥‥え?何それ‥‥」


女の子が一瞬変な顔をしたけど、直ぐに元に戻って‥


「えっと、間違いないよね?」

 

と、確認して来る。


うん。間違ってない。


けど、音楽は別に苦手じゃない。


ってか、備考欄になんて書いてあったんだ?


とか思いつつ‥


「間違ってないです」


と、答えた。



「うん、それじゃあ‥‥」


「改めまして社長のリアン・ネージュです。リアンって呼んでね~真一君!!」


女の子‥リアンは笑顔で手を差し出して来た。


「えっと、よろしく!リアン」


俺はリアンの小さな手を握った。




‥‥ちなみに俺を連れてきたあの死神、今現在リアンの踏み台として絶賛活躍中の状態だ。


まだまだ、起きる気配が無さそうだ‥‥。




今更な主人公情報。

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