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第11話黒衣の研究者クロウ


第11話:黒衣の研究者クロウ


 王都の冒険者ギルドで出会った謎の男、クロウ。


 彼は俺たちに「宝玉について知りたければ研究所に来い」と言い残し、立ち去った。


「……信用できるのかしら?」


 エリスが警戒心を滲ませる。


「分からない。でも、何かを知っているのは確かだ」


 闇の教団についての情報は王都では全く手に入らなかった。手がかりは、あの黒い宝玉だけ。


 俺たちは慎重にクロウの後を追うことにした。


クロウの研究所


 クロウの研究所は王都の外れ、人気のない裏通りにあった。


「……ここか?」


 古びた屋敷。壁には無数の魔法陣が刻まれ、異様な雰囲気を放っている。


「待っていたよ」


 扉を開けると、クロウが待っていた。


「まあ、入れ」


 中は意外にも整理されており、壁には無数の書物が並んでいた。


「さて、まずはお前たちの目的を聞こうか」


 クロウが椅子に腰掛け、俺たちを見つめる。


「俺たちは"闇の教団"について調べている」


「ほう……それで?」


「手がかりは、この宝玉だけだ」


 俺は黒鎧の男から奪った宝玉を取り出す。


 クロウはそれを見ると、フッと笑った。


「これは"魔核"だ」


「魔核?」


「強力な魔族が持つ核。これがある限り、そいつは何度でも蘇る」


「……なんだと?」


 じゃあ、黒鎧の男は——


「生きている、ということだ」


 俺は拳を握る。


「ただし、この魔核にはもう一つの用途がある」


 クロウは宝玉を光にかざしながら続けた。


「"扉を開く鍵"としての役割だ」


「扉?」


「詳細は分からんが、これはある場所への"鍵"になるらしい」


 それがどこなのかは、まだ不明。だが、確実に闇の教団と関係しているはずだ。


「……なぜお前は、こんなことを知っている?」


 エリスがクロウを睨む。


「俺もまた、闇の教団を追っているからさ」


 クロウの目が、僅かに鋭さを増した。


「お前たちに協力してやるよ。"神威の創造"の持ち主よ」


 彼は意味深な笑みを浮かべた——。

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