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第九話 最強の殺し屋

どうもアメコミ大好きピーマンです。

最近は映画見に行けてないですが…アメコミ大好きなのは本当です!誰も疑ってねーよってね…そもそも興味ないって話ですね。はい、何話してるんでしょうか。

早い物でもう九話ですね、この茶番もいつまで続くのか、誰も読んでないのに。あ、やばい泣きそう…

このくだり前もしたような…デジャヴってやつ?

今回の話は私の1番好きなキャラが登場します。誰でしょね

それでは本編どうぞ。

第九話 最強の殺し屋


巨大カブトを倒し仲間の元へ戻ってきたギルベルト。


ギルベルト「終わったよー」


勇者「大丈夫か!すごい音がしたけど…」


ギルベルト「いやーあいつビーム撃ってきやがってさぁ」


エルザ「それで済ませるあんたって…」


ラムダ「はぇ〜本当に強いんですね…」


ギルベルト「疑ってたのかよ」


ラムダ「いや、ギルベルトさんって自称勇者の痛い人だと思ってたので」


ギルベルト「勇者のようなもの!事実そうだし。あ、後情報も手に入れたぞ」


ギルベルトは巨大カブトから聞いた情報を伝えた。


勇者「テキトーに魔人化させて回るフードの男か…危険だな、早く見つけて止めないと!」


エルザ「でも情報が少なすぎるわ。探すにしても手がかりゼロじゃ…」


ギルベルト「そのうち会えるんじゃない?」


エルザ「会える訳ないでしょ!」


ラムダ「そいつの持ち物とかあれば探せるかもですけど」


ギルベルト「どゆこと?」


ラムダ「私の探索魔法で探せるかもって意味ですよ」


ギルベルト「…そんな事できるの?」


ラムダ「はい。よくなくしものしますので」


ギルベルト「もっと早く言えよ!って言っても持ち物なんてないしなぁ」


勇者「街で聞き込みしてみるしかないな」


ギルベルト「まあまずは風呂だね、そこは譲れない」


エルザ「さんせー」


4人は街へ戻り、お風呂に入ってその日はすぐ休んだ。


次の日


勇者「さあ!情報を探しにいくぞ!」


ギルベルト「えー昨日の怪我でぇまだキツイかも〜」


勇者「全然怪我してなかったじゃないか!」


ギルベルト「でもぉ〜」


エルザ「ぐだぐだ言わないでさっさと行くよ!」


早速街でフードの男について聞いて回ったが、収穫はなかった。


勇者「収穫なしかぁ」


エルザ「そもそも用が済んだらすぐどっか行くんじゃない?」


ギルベルト「俺も移動しながら情報を探った方がいいと思うなけどなぁ」


勇者「確かにそうだな。魔王討伐の件もあるし、そっちも進めながら同時進行で行こう!」


こうして勇者一行はようやくロンドから出発したのだった。


ロンドから少し南下し、リスパと言う街に到着した。


エルザ「おー!ここがリスパ!きれいな街じゃない!」


勇者「まずは宿を探そう!」


宿を取り、とりあえず冒険者ギルドへ行く事にした。


エルザ「街を見て回りたかった…」


勇者「まあまあ、挨拶が終わったらいいからさ」


受付嬢「ようこそ、冒険者ギルドへ!どのようなご用件で?」


勇者「今日この街に到着したんでちょっと挨拶に」


受付嬢「そうでしたか、冒険者カードはお持ちですか?」


勇者「はい、どうぞ。みんなも出して」


ラムダは登録していないので、それ以外のみんなで冒険者カードを渡した。


受付嬢「それではお預かりします。えーっとそちらの方はまだ登録されてないですね、登録しますか?」


ラムダ「あ、私は別にいいです」


受付嬢「わかりました。えーっとどれどれランクは……ええ!

あなた達勇者のパーティーなんですか?!」


勇者「はぁバレちゃいました?」


受付嬢「なんで勇者様が冒険者に?」


ギルベルト「勇者といえどお金には困るのですよ、いやまったく」


受付嬢「はぁ(何なのよこいつ!勇者様と話してたのに急に入って来やがった!)あの…あなたは?」


ギルベルト「フッフッフ…よくぞ聞いてくれた。この俺は…」


エルザ「こいつは勇者もどき。気にしないで」


ギルベルト「ちょおい!俺のセリフ!でもないな、なんだ勇者もどきって」


受付嬢「まあ、ランクも申し分ないのでいつでも依頼を受けにいらして下さい」


勇者「はい、それじゃ」


ギルドを出ようとした時チンピラのような冒険者に絡まれた。


冒険者「おやおや、勇者様なんだって?俺の事も助けてくれよ。金がないんだわ」


ギルベルト「バカだなぁお前、さっき聞き耳立ててたんじゃないのか?金がないから登録したって言ったろ?理解できないほどバカなのか?」


冒険者「なんだと!てめー勇者のひっつき虫の分際で何強がってんだ!あぁ?ぶっ殺されてーのか!」


ギルベルト「そうだなぁ俺は勇者のひっつき虫だから殺しても構わないよなぁ」


冒険者「はぁ?やってみ…ろ…(何だこの圧力…やべぇ…これは…死…)」


勇者「おい!」


ギルベルト「…ちょっと乗ってくれないと、またコイツみたいなのがいきりだすかもしれないから脅しとこうかと思ったのに…」


エルザ「あんた本当に殺す気だったでしょ…」


絡んできた冒険者は腰を抜かし、全く動けなくなっていた。


勇者「どうもお騒がせしました…」


受付嬢「い、いえ…こちらこそ…」


ギルベルト「あ、そうだあれ聞いとかなきゃじゃない?」


勇者「おっとそうだった!すみません、フードを被った怪しいやつ見かけたら教えてもらっていいですか?」


その場にいた人は一斉にうんうんと少し怯えた感じで頷いた。


ギルベルト「ほんと親切な人ばっかりでよかったよ」


ギルベルトはさっき絡んだ冒険者に嫌味ったらしく言った。


エルザ「ほらもういいでしょ、早く街回りたいんだから!」


ギルドにいた冒険者達は今後一切勇者一行に絡まなくなった。


勇者「じゃあここからは別行動でそれぞれ情報を探そう!」


エルザ「おっけー!ラムダ!一緒に行きましょ!」


ラムダ「おっけーです!」


勇者「じゃあギルベルトは俺と…ってもういないし…それじゃエルザ…」


1人取り残された勇者の眼には涙が光っていた。


勇者「みんな酷くないか?涙出るわ…っ?!」


1人寂しく歩いていた勇者の頭に何か飛んできたが、ギリギリのところで躱すことができた。


勇者「何だ!?(危なかった…!聖剣を手に入れてパワーアップしてなかったら当たってた…ひとまず身を隠さないと!)」


勇者は近くの建物に飛び込んだ。


???「あれをよけるか…もはや人間じゃないな…」


勇者「どこから攻撃してきたんだ…!あ、すみません窓は弁償します。とにかく今は伏せててください!」


住民「な、何なんですかあなたは!け、警察…」


勇者「だめだ!外に出ちゃ…」


スパンッ!

外に飛び出した住民は頭を撃ち抜かれて倒れた。


住民「きゃー!!!」


勇者「くそっ!落ち着いて!(俺がここに入ってしまったせいで…)」


バンッ!

勇者は飛び出し、瞬身流の足捌きで高速移動しながら狙撃手を探す。


勇者「どこからだ!どこから攻撃してくる!」


いくら探しても敵は発見できず、高い位置から探そうとしたのがまずかった。

次の瞬間右足を撃ち抜かれてしまった。


勇者「ぐっ!でも、位置は特定できたぞ!」


???「みつかったか…でもその足では追ってこれないだろ。移動しよう」


勇者「くそっ!追ってこれないようにわざと足を狙ったのか!(この敵、相当強い…!)」


勇者は痛む足を引きずりながら敵がいた方向へ向かう。


勇者「いや待てよ、敵はいつまでもあそこにいるはずがないからここは隠れた方がいいんじゃないか?!」


勇者は敵がいた方へ向かうのをやめて身を隠し、仲間と合流する事に徹した。

最初に合流できたのはエルザとラムダの2人だった。


エルザ「あらアレフそんなに慌ててどうしたの…ちょっと!その傷…!」


ラムダ「すぐに回復魔法を…」


勇者「いや、今は身を隠す方が先だ!敵がどこから狙ってるかわからない!」


エルザ「ちょっとどーゆー事!?」


移動しながらエルザが問い詰める。


勇者「別れた後いきなり襲われたんだ。なにか鉄のようなものを飛ばしてくる!気をつけろよ!」


そして3人は地下水路に逃げ込んだ。


エルザ「くっさ!最悪!」


勇者「でもここが安全だ…我慢してくれ」


ラムダ「しかしアレフさんが気づかずやられるなんて、敵は透明なんですか?」


勇者「いや、ものすごく遠くから狙撃してくる。どうやってるかは分からないけど…俺も聖剣をもらってパワーアップしてなかったら死んでた」


エルザ「そんなの私たちじゃ避けらんないじゃない!」


ラムダ「敵はアレフさんを狙ったんでしょうか?それとも1人になったから?」


勇者「勇者である俺を狙う可能性はかなり高いけど、1人ってのもあると思う…ちょっと待って…ギルベルトは…?」


エルザ「あ…」


そのころギルベルトは…まさに標的となっていた…


ギルベルト「あいた〜…何だいきなり!鉄…?」


いきなり頭にくらったギルベルトだったが、人間離れした肉体により大した傷になっていなかった。


バスンッ!


次は心臓を狙って弾が当たったが、これまた決定打にならず。


ギルベルト「くっそ、見えないところからチキン野郎が…」


???「何だあいつ…なぜ死なない!」


その後も何発か弾が当たったが、途中で敵は諦めたのか攻撃が止んだ。


ギルベルト「ムカつくなぁ、絶対見つけ出してやる…確かこの辺りから…」


ギルベルトが敵の居たであろう場所に辿り着いたその時…

足元がピカッと光り大爆発が起きた。

敵はギルベルトがここを調べにくるだろうと予測し、地雷を仕掛けていた。


???「あと3人」


そこ頃勇者達3人は冒険者ギルドへ向かっていた。


エルザ「冒険者ギルドに行くのは危険じゃない?あそこの人達も巻き込んじゃうかもだし」


勇者「確かに危険かもしれないけど冒険者ギルドなら何か知ってるかもしれない。それにみんな冒険者だ、危険は承知の上さ」


エルザ「何で自分勝手な…」


ラムダ「私はここから出られるならどこでもいいです〜」


周囲を十分確認しながら地下水路から抜け出し、ギルドに到着した。


受付嬢「あら、勇者様どうされました?」


勇者「すみません!緊急なんです!ギルドマスターのところへ!」


3人はすぐにギルドマスターの部屋へ通され、事情を説明した。


ギルマス「ふむ…その情報が本当ならおそらく敵はアパッチだろう」


勇者「アパッチ?」


ギルマス「アパッチ…世界一腕の立つ殺し屋だ。やつは狙った獲物を絶対に殺している。まあ、何というか…ご愁傷様…」


エルザ「ちょっと!諦めないでよ!」


ギルマス「イタタタ!髭を引っ張るんじゃない!そうだなぁやつは銃と言う珍しい武器を使ってな、アレフくんもそれにやられたんだろう」


勇者「何か弱点は無いんですか?」


ギルマス「うーむ、なにせその姿を見た者もいないからなぁ」


ラムダ「あ、じゃあみんな死んじゃえばいいんじゃないですか?」


………はぁ?!


ギルマスを含めた3人が同時に言った。


ラムダ「だから、一回死んじゃえばもう狙われる事もない訳ですよね?」


勇者「いやだから死んだらそれこそ…」


エルザ「あ!!復活…させるって事…?」


ラムダ「ふふん!」


ギルマス「待て待て待て!そんなことできる訳ないだろう!」


ラムダ「できない訳ないとも言えますね」


エルザ「何言ってんの…」


ラムダ「すみません今のは忘れて…とにかく!世の中にはあり得ないことだらけなんですから、復活の一つや二つできるって事です!」


勇者「ラムダ…お前復活の呪文なんて使えるのか?」


ラムダ「いいえ!そんなのやった事ないですよ」


………


その場が静まり返った…


ラムダ「い、いや!だからほら、この前墓地であったじゃないですか!」


エルザ「あー死体動かしてたあいつ?…てまさか、私たちゾンビにしようっての?!」


ラムダ「ゾンビじゃないですよ〜腐ってないし」


エルザ「一緒のことじゃ…」


勇者「ほんととんでもない事思いつくな…でも現状それくらいしか方法がないか…」


ギルマス「まさか…本当にやるつもりか…?」


エルザ「他に方法があるんなら教えてくださいよ〜」


勇者「やるしかない!生き残るためには!」


エルザ「いや一回死んじゃうんだけど…」


ギルマス「はぁ、仕方ない…ロンドの冒険者ギルドに連絡してみよう」


勇者「ありがとうございます!」


ギルマス「それじゃあ早速…」


ピシッ


勇者「?!」


いち早く気づいた勇者がラムダを庇いなんとか狙撃を免れた。

アパッチはすでに攻撃を開始していた!


勇者「みんな伏せろ!」


ラムダ「はわわわ」


エルザ「どこから?!」


遮蔽物に隠れながら様子を伺おうとする。


勇者「バカ!殺されるぞ!顔を出すな!」


エルザ「うっ…よりにもよってラムダを狙ってくるなんて…」


ラムダ「それより…こっちを狙ってきたって事は…」


勇者「まさか…ギルベルトがやられた…?!」


エルザ「いやいやいや、あいつが殺されるなんて想像つかないんだけど…」


勇者「たしかに…でも生きてるって信じるしかない!それよりも今は、この場をどう切り抜けるか…」


エルザ「あれから攻撃してこないわね…もう諦めたんじゃない?」


ギルマス「いや、あの程度で諦めるとは思えないな。そんなんじゃ最強の殺し屋なんて呼ばれない」


勇者「すみませんギルドマスター…巻き込んでしまって…」


ギルマス「かまわんさ…共に切り抜けよう」


勇者「このまましゃがんで移動しよう…


ギルマス「待つんだ!やつはどー言うわけかこちらの動きが全て見えている。何か魔法なのかはよく分からないが…」


エルザ「何よそれ!反則でしょ…」


勇者「でもずっとここに居ても状況は変わらない…」


ラムダ「とにかくここを攻撃できなくすればいいんですよね?」


勇者「そうだけど…なにか思いついたのか?」


ラムダ「お忘れですか?私は魔法が使えるのですよ」


エルザ「そうか!この状況を打開する魔法があるのね!」


ラムダ「えー主よ私たちをお救いくださいなんたらかんたらいけぇ氷雪牢!」


テキトーな詠唱を終え、呪文を言うと、この冒険者ギルドの建物全体が分厚い氷で覆われた。


エルザ「…ちょっと!やり過ぎよ!」


エルザがラムダをぶんぶん揺らしながら言う。


ラムダ「ちょっと対象を間違えちゃいました。てへぺろ」


エルザ「あんた反省してないでしょ!キャラもブレブレじゃない!」


ラムダ「大きい呪文を使うと頭がラリっちゃうんですぅぐぇ」


エルザが手を離すとラムダはボトッと落ちた。


勇者「おい!ラムダを戦闘不能にしてどーする!まあともかくラムダのおかげで攻撃は防げそうだ…」


アパッチ「氷の障壁か…これだから異世界ってやつは…わけわかんねーな」


アパッチは建物の屋根を移動してギルドの屋上まで来て、爆弾を仕掛けた。


アパッチ「守るんならちゃんと上まで守らないとなぁ」


ピッ…ドカーン!!


屋上は瓦解し煙に乗じて侵入しようとしたアパッチの前に人影が立ち塞がる。


勇者「目的は俺だろ!ここから先へは行かせない!」


アパッチ「中にあと2人用があるんだけどな、仕方ないまずはお前から始末してやる。第2ラウンドだ」


つづく



次回予告

みんなで温泉に行く事となった勇者一行。しかし連れていかれたのは火山の中だった!?ここはマグマ風呂だと案内され、おバカな仲間達はみんなマグマに浸かってしまう。果たして無事風呂から上がる事はできるのか!?


次回「マグマは偽物と判明」

お楽しみに


※この次回予告は本編と違う場合がございます。


お疲れ様でした。今回はグダグダと長かったのでお疲れでしょう。なので後書きは短く、アパッチの事をすこしだけ。

アパッチは手元に武器を召喚できる能力を持ってます。それで召喚する武器は銃がほとんどです。詳しくはまた次回のお楽しみって事で、ばいばい。

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