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背後を狙う者

「さて目標は倒したしギルドに報告してアラマス達のとこに帰りますか」


 マスギが背伸びしながら言うと急に俺を睨んで


「しゃがめ!アキト!」


 急にマスギがマジな目で言ってきたので俺はマスギの言う通りにしゃがむ。


「おや。すぐに殺せるかと思ったんだが鎧のあんたのせいでしくじったじゃないか」


 俺を殺そうとした男はマスギに言うとマスギは


「不意打ちをしようとはクソみたいな野郎だなあんた」

「ふっふっふ。褒め言葉として受け取りましょうかな。僕はとりあえず旦那に命じられてアキト・メーグを殺しに来ただけだからね」


 俺を殺しにきた?まさかまたあいつか?


「お前もあいつの、アルゴーの命令できたのか?」

「ええ。そうですとも。僕の名前はアク・ダオ。以後お見知りおきを。まぁ死にゆく相手に言うことではありませんが」


 アクは名乗った後にまた俺達の前から消え、俺の背後にまた現れて


「死んでください。旦那達のために」


 俺の首めがけてナイフを向けるがマスギがアクに触れてスキルを使う。


「何ですか僕に触って。触ったら発情とかでもするんですか」

「するわけないだろ気持ち悪い。お前のようなクソ野郎はその場で固定されてな」


 マスギがアクから離れ俺を連れて逃げようとする。


「ぐ!なんですかこれ!動けないじゃないですか!」

「いいきみだよ!それじゃあね!クソ野郎!」


 マスギと俺はアクの前から逃げる。


「マスギ!あいつは」

「ええ。私も同じ考えです。奴は相当やばい。しかもあなただけを狙っている。かなり厄介です。しかもスキルもわからないのに急に背後を襲われるなんて恐怖でしかない。それに私のスキルも3秒しかもたない。その間になんとか」

「なんとかとはなんですか?」


 俺とマスギが逃げている間に俺の背後にまたアクが現れ首にナイフを向けられる。流石に俺は死ぬんじゃないかと覚悟したがマスギが俺を身を挺してまもり、鎧でアクのナイフを防ぐ。


「あなた。邪魔ですね。邪魔さえしなければあなたは生かそうと考えていましたが」

「聞かせなさい。なんでこんな愚かなことをするんですか?アキトが何をしたというんですか?」


 マスギはアクに聞くとアクは「ふっふっふ」と笑いながら


「理由などどうでもいいんです。いいですか?アルゴーの旦那がアキトは生きる価値がない人間。それに私たちが魔王を討伐した際にこんな男が言われたとか言われたら最悪だ。私たち勇者パーティーの恥である。だから生かしておくわけにはいかない。というんですから。だから殺す。それだけですよ」


 アクはまた俺の前から消えまたも俺の背後に移動する。マスギはまた俺を身を挺してまもって鎧でアクの攻撃を防ぐ。


「私がいる限り彼は殺させません。彼は優秀な人です。アルゴーとかいう人は知りませんがその人はアキトの評価を間違えています」


 マスギがアルゴーの言葉を否定したかのようにいうとアクはブチギレて


「よくほざいたな!鎧野郎!いいだろう。そんなに死にたいなら先に殺してやるよ!」


 そう言ってアクはまた俺達の前から消えた。

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