マスギのスキル
俺とマスギは拠点から出てギルドに向かう道中マスギが
「アキトさん。パーティを組むのだからお互いのことの情報交換をしたいのだが」
「ああ。構わないよ。ところで急に俺とパーティーを組もうとか言われてもなんとも思わないのか?」
俺はマスギに聞くとマスギは
「私はアマラスとオルゴー殿には借りがありますから。それにあの2人なら信頼できます。そしてその信頼する2人が紹介するんだから信頼していますよ。だから私のスキルも紹介します。私のスキルは・・・。そうですね見せた方が早いかもしれません。アキトさん。私に触れてみてくれないですか?」
「ん?こうか?」
俺はマスギに触れるとマスギは
「どうですか?今その場から動けますか?」
「あ?動けるに決まって・・・あれ?」
俺はマスギに言われた後移動しようとするが全く移動が出来ない。
「ば、ばかな。移動が全くできない!」
「そうです。これが私のスキル。触れたものを固定するスキル。そしてこれには弱点があります。まず対象に触れないと使えないこと。そして」
マスギが効果説明をする前に俺の固定がとかれる。
「ふぅ。意外と短いな。すぐ解除したのか?」
「いや。これがもう一つの欠点。私のスキルの固定は持続時間が3秒なの。だからそこまで強くはないスキルよ」
固定が3秒間しか決まらずしかも対象に触れないといけないのか。そりゃ確かに難儀だな
「私はあまり1人では戦えないんだよ。一応鎧は着込んではいるけどあくまで攻撃を防ぐためだし、攻撃にはあまり自信がないんだ。だから1人で冒険者をするのに自信がなくてオルゴー殿に相談したらあの部屋で君を待っていてくれと言われたわけだ」
「なるほど。まぁ俺のスキルも1人じゃなんともならないスキルだよ。でもマスギとかとパーティーを組むならマスギは輝けると思う」
「ふ。私は普通に戦えるならそれでいいよ。それで?アキトのスキルは?」
マスギは俺に聞くと俺は
「俺のスキルはそうだな。パーティーを組んだらわかるさ」
「ん?似たようなやつか?まぁいいわ。とりあえずギルドに向かいますか」
「あー。ちょいまち。俺前にいたパーティーの奴らのせいでギルドに入ると痛い目にあうからなんでもいいからクエスト受けてきてくれないか?」
俺はマスギに言うとマスギは
「アキト。お前いったい何をしたんだ?」
「何もしてないさ。ただ俺が前にいたパーティーは勇者パーティー。だからな。使えないやつがいたとは思われたくないんじゃないか」
俺が1人ごとのように言うとマスギは鎧のせいでよくわからないが多分怒ったような感じでいた。