カウ・ガラン
「私もあんたと話をしたかったのよ。アキト」
「俺と話?なんの?」
俺はシロナに言うとシロナは
「あんたのスキルよ!私あんたのスキル対象?にされてからたしかにスキルは強化されたけど副作用かなんかはわからないけどあなたを見たらいてもたってもいられなかったわ!」
「え?まさか俺のこと好きに?」
「違うわよ!今も普通に普通よ!」
シロナは全否定するかのように俺に言う。そこまで言われると流石にきずつくんだが。
「あんたのことは好きでもないし嫌いでもない!さっきも言った通り普通よ!それにあんたがいれば私は立派な戦力になれる。あんたのスキルがあれば」
「そうだ。マスギも言っていたが今はさっきのカメヲとの戦いみたいな索敵は出来ないのか?」
俺はシロナに聞くとシロナは「うーん」と言った後に
「多分無理だと思うわ。あの時、アキトにスキル対象にされた時はなんか頭に情報が流れてきて私のスキルが強化されたってわかったけど今は全くできる気はしないから」
「そう、か。まぁ大丈夫ならよかった。副作用については申し訳ないとは思うがもし俺のスキル対象になりたくないならもう使わないが」
「いや。それはやってくれて構わないわ。そうしないと私は役に立たないし。まぁ副作用はどうにかするわよ。どうにかね」
俺とシロナが話しているとシロナの部屋にカウが現れ
「シーちゃんにそこの人。敵がこの拠点に来たわよ。もう拠点の前にいるわ」
「え!私索敵してなかった!」
シロナがカウに言うとカウは
「別に構わないよ!シーちゃんは可愛いからいるだけでも最高だからさ!」
「一言多いよカウ姉は。それより敵の数は?」
「2人よ。敵の狙いはあなたね」
カウは俺を指差して言うと俺は
「すまない。ならここは俺が」
「まぁまぁ。ここはお姉さんに任しときなさい。あのくらいなら私のスキルで撃退できるわ。だから今日は高みの見物を決めてなさいな!」
「そ、それは申し訳ないから俺も戦か」
俺も戦うと言うまえにシロナが俺の体の前に手を出して
「今回はカウ姉に任せましょ。カウ姉はアマラスの次にこの拠点で強いから安心しなさい!」
カウは拠点の外に出て俺はシロナはああは言うがやはり心配だからカウの後に続いた。
俺が先に拠点の前に着くと2人の男が立っていた。
「お前さんがアキト・メーグか?」
「そうだが?俺に用があるんだろ?さっさとやろうぜ」
俺は話しかけてきた1人の男にいともう1人の男が
「兄貴!こいつは俺にやらせてくださいよ!絶対殺してアクトスターズに貢献してみせます!」
「やりたいのか?」
「はい!やりたいです!」
「いいだろう」と男はもう1人の子分扱いのような男を前に出した。




