表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/42

未来をみるもの

「まずはお前からの信頼を得るためにわしの紹介をしよう。わしはアマラス。アマラス・テルドー。冒険者でスキルはこれじゃ」


 アマラスと名乗った俺を襲った暗殺者は自分の腕に触れると自分の腕がジッパーのように開く。


「これがわしのスキルじゃ。もちろんお前に触れてお前の腕を切断したりもできるしくっつけたりもできる。バラバラにもできるしな。そしてわしの体の中に暗器を仕込むこともできる。このジッパーの中にがどうなっているかはわしにもわからんがな」

「ほへー。いいスキルだな。うらやましいよ。俺はそんな1人で戦えるスキルじゃないからな」


 俺は羨ましいしそうにアマラスを見るとアマラスは


「わしからすればお前のスキルの方が、いやまだ言わない方がいいかのう。まだ確信ではないからのう」

「?なんの話だ?まぁいいや。俺のスキルは」

「あー。言わなくても大丈夫。わかっているから。お前のスキルはパーティーを組んだものの身体能力を向上させることじゃろ?」


 アマラスは俺にいうと俺は「そ、そうだ」とどもって答える。


「さっきもいったがわしの仲間には未来しができる奴がいてな。今からそいつのいるとこに案内するから。起き上がれるか?」

「ああ。ゆっくり休めたから大丈夫だ。ありがとうな」


「どういたしまして」とアマラスは言って俺が寝ていた部屋から一緒に出て隣の部屋に移動する。


「ここにわしの仲間。わしは2人でパーティを組んでいるんじゃがその未来しができるものとわしでパーティーを組んでいる。そしてこやつがそいつじゃ」


 部屋に入るとそこには寝たきりの人間が1人部屋にいた。


「こいつの名前はオルゴー・ゴル。こいつのスキルは未来しじゃ」

「こいつが未来を見れるやつ、か」


 俺がオルゴーに近づいて言うとオルゴーは目を開けて首だけこちらに向けて


「お前がアキト・メーグだな?こんな寝たきりな状態で会うのはすまない」

「いや気を使わなくてもいいが。起き上がれないのか?」


 俺がオルゴーに聞くとオルゴーは「ああ」という。


「前に私のスキルを狙う、もとい欲しいという奴がいてな。そいつにいっぱいくわされて首から上以外は体が言うことを聞かんのだ。はっはっは」


 オルゴーは笑いながら言う。いや笑い事じゃないだろう。


「アマラス。もう奴には紹介したのか?」

「いやまだじゃ。先にお前に挨拶をとでも思ってな」

「お前。まさか私の護衛をアキトにさせるためか?」


 オルゴーとアマラスは俺を蚊帳の外にして会話する。


「いや。違う。挨拶をするのがわし的に筋だと思ってな」

「そうか。ならもういいから行くといい。あ、アキトよ」


 オルゴーは俺を呼び俺は


「なんだ?」

「お前さんはこれからいろんな刺客に襲われるだろう。あの指南役?とかいう奴の刺客にな」


 指南役か。アルゴーのやつ俺をどれだけ殺したいんだ。

 俺は手をぐっと握り締めながらアルゴーに対する怒りを燃やしていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ