女性のスキル強化
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「待て。なんで俺がアマラスの拠点を受け継がねばならないんだ。俺はアマラスの死に追いやったようなもんなんだぞ?」
「それはアマラスが自ら行った責任もあるからお前がそんな背負う必要はない。人は死ぬ時は誰でも死ぬ。死ぬとわかってはいてもお前を守りたかったんだろうね。アマラスは」
オルゴーは俺に言うと俺は
「・・・考えさせてくれ。俺にはまだ受け継ぐ権利は」
「私がいいというんだから安心して。もともとアマラスはあなたに継がせる気でいた。この拠点を。あなたが成長していっちょ前の冒険者になったら譲ると決めていた。そのためにアキト。お前をこの拠点に連れてきたのだから」
オルゴーは俺に言うと俺は「は?」と思いながら
「何を言っている?たしかにアマラスは俺を助けたいとは言ってはいたが」
「アキト。あなたも薄々気付いているだろう?お前のスキルは最強なんだよ。支援にしても1人で戦うにしても」
最強?俺のスキルが?そんなはずない。そうであるなら俺は
「そうであるならアマラスを助けられた、とでもいいたげそうなか顔ね」
「最強なら実際にそうだろう。あの時アマラスに頼らずともゴルドーにも勝てたはずだ」
俺はオルゴーに言うとオルゴーは俺を睨んで
「本当は教える気はなかったんだが。自分自身の成長次第でこのスキルに、アキトのスキルに気づいてほしかった。アキトのスキルは身体能力をあげるだけではない」
「ああ。それはわかっている。俺のスキル。身体能力が向上するだけじゃなかった。マスギとシロナ、1人1人を対象につかうと効果が。スキルの効果が違ったんだ。2人のスキルがなぜか強化されたんだ」
俺はオルゴーに言うとオルゴーは頷き
「アキト。あなたのスキルは女性のスキルを強化するスキルだ」
・・・は?
「はぁぁぁぁぁ?」
「まぁ驚くのは無理はないかもね。なんせ女性のスキルしか強化できないんだから。しかもパーティー限定でね」
「自分のパーティー限定か。だが俺のスキルは男性に効かないと分かるのはなんでだ?」
「それはあなた自身がわかるでしょ?あなたは勇者パーティーにいた時、誰かを対象にスキルを使おうとしなかった。違うかしら?」
まぁたしかにつかえなかったとも言えるがつかわなかったというのもあながち間違いじゃない。
「しかしマスギとパーティーを組んだ時対象に選択するということをした。なぜだ?」
「それは、俺がそうしなければ俺もマスギも死んでいたから」
「・・・まぁそういうことにしておくわ。まさに本能ともいえるものがあなたをそうしたのだろうしね。そうしなければしぬという。まさに本能よ」
オルゴーのいうことに俺は正直「はぁ」という感じでいた。




