オルガ・ナルガ
「しかし片手だけじゃおらには勝てないべ」
ゴルドーがアマラスに言うとアマラスは
「ふ。最初から勝てるとは思ってはいない。時間さえ稼げればよかったのだ・・・。あとは任せたぞアキト」
アマラスは死を覚悟してゴルドーに突っ込んで行った。
俺はアマラスをおいてアマラスの拠点まで逃げている途中一緒に逃げていた冒険者の男が
「おい!そろそろはなせ!私も自分の拠点に帰るから」
俺は冒険者の男の手を握りながら逃げていたので冒険者の男に言われ手を離す。
「いてて。全く。メイグのやつは正直もっといたぶってやりたかったがもう1人のあの男はやばすぎたな。とりあえずは助かった。ありがとうな」
「なに。アマラスがいうから一緒に逃げただけ。俺と一緒にいると住民から嫌な目で見られるから行くなら早くいきな」
「そうはいかない。アキト。あんたは噂されているような悪人じゃなかった。それに命の恩人でもある。そんな人をむげにしちゃ男がすたるってもんよ。あ、私の名前はオルガ・ナルガ。オルガって呼んでくれ!パーティーはツインズってパーティーでパーティー名通り二人組だ」
「これはどうもご丁寧に。俺はアキト。アキト・メーグだ」
2人して自己紹介をするとオルガが
「アキト。今度また勇者パーティーになんかやられたら私にも話してくれよ。何かしらで助けるから!」
「お、おう。まぁ期待せずにいるよ。元気でな」
俺はオルガと別れたあと急いで拠点に向かい、拠点に着くとオルゴーの部屋に向かい
「オルゴー!やばい!アマラスが!」
俺がオルゴーの部屋を開けて言うとオルゴーは泣きながら
「アキトか。・・・そうか。やっぱりもう」
「どうしたオルゴー!?泣いたりして。どこか痛いのか?」
俺はオルゴーに聞くとオルゴーは
「ああ。心が痛いんだ。私はアマラスには行ってほしくなかった。たしかにアマラスが行かなければアキトが殺されていたかもしれない。でも」
「どうした!なんの話だ?」
俺は泣いているオルゴーに聞くとオルゴーは
「アマラスが死んだ未来が見えた。そしてこれを変える術はもう、ない。誰かが助けに行こうともう、間に合わない。だから」
「そ、そんな!アマラスが死ぬなんてあり得ない!俺が今からマスギ達を連れて」
「だめよ!行くことは許さない!それではアマラスのしたことが無駄になる!あなたは休みなさい!わかった?アキト」
慌てている俺にオルゴーは怒っていた




