ゴルドーVSアマラス
「さーて。どうしようか。お前さん。結構強いじゃろ?」
アキト達が逃げた後にゴルドーに向き合うアマラスが言う。
「ふん。少なくともそこのメイグよりは強いべ。こいつも実はお情けでパーティーに入れてやっているだけなのにこうやってすぐ調子にのってこんなことばかりするんだべ。だからちゃんと仕置きはしないいけないんだべ」
ゴルドーがメイグの顔を殴りながらアマラスに言う。
「わ、悪かった。悪かったから、ゆる、して、ゴルドー」
「ん?許すか許さないじゃないだべよ。調子こいた奴はお仕置きって前から言ったはずだべ」
ゴルドーは容赦なくメイグの顔を殴り続ける。
「お前さん仲間の顔を殴り続けるたぁ大した男だなぁ」
「?お褒めに預かり光栄だが?おらは別にこいつのことは仲間とは思ってはいなべ。勇者パーティーといえどいちまいいわじゃないんだべよ」
ゴルドーはメイグの顔をボコボコにした後に適当に投げつけて
「仕置きも終わったし、さぁやるべ。さっきはアキトのことは見逃さないつもりでかまえていたが思い出したことがあってな。今回は奴を狙うのはやめたんだべ」
「ほう。それはこのわしに関係あることかな?魅力的なことならよいがな」
「お前からしたら魅力的ではないがおらからすれば魅力的だべな。なんせアマラスって男を殺せとアルゴーに言われてるからだべ!」
ゴルドーはアマラスに向けて高速のパンチをぶつけ、アマラスはジッパーで腕をきりとろうとしあえて触れようとしたがゴルドーのパンチが強力すぎてアマラスの片手が骨も残らずに消える。
「な!ばかな。わしの片手が」
「どうしたべ?この程度で驚いてもらっちゃ困るべ」
アマラスは片手を押さえながらゴルドーを見るがゴルドーは瞬時に消えて今度はアマラスの頬にゴルドーのパンチがかすり、アマラスの頬に焦げ跡がつく。
「うぐ!」
「今のはわざと外したんだべよ?なんせ片手がなくなっただけでたらたらしてるんだべから。言っておくがおらスキルは使ってねえべよ」
「はぁ?ありえない!初撃でわしはお前さんの腕をジッパーでさいてやろうと触れたのにわしの手がふきとんだ!」
アマラスはゴルドーに向かって叫ぶとゴルドーは自分の片手を見て
「ジッパーとはこれのことだべ?」
ゴルドーはアマラスに片手を見せた。
「そう!それがジッパー!しかし片手を吹き飛ばされたのは痛いのう」
アマラスはジッパーがあることに安堵したのか少し落ち着いていた。




