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ゴルドー乱入

「な、んで。お前がここに。きいた、話と、違う。拙者は、アルゴー、からは、貴様は拠点から動かない、と」

「まぁ本来なら来る気はなかったが相棒の頼みだからな。噂話を頼りに来てみたらここにアキトがいてよかったよ」


 メイグの首はジッパーで切断されており首からしたは動かなくなって倒れていた。


「噂話とは?」


 俺はアマラスに聞くとアマラスは


「いやここら辺で誰かが斬りあっていたと王国で噂になっているぞ」

「ば、かな。ここは、誰にも、見られ、ないような、路地裏、だぞ、なぜ」


 メイグが言うと壁に倒れていた冒険者の男が近づき分離されているメイグの体を踏みながら


「それは私の親友が死ぬ前に救難信号、と言えばいいのかわからんが親友のスキルは死んだ時に初めて発動するんだ。この斬りあっている場所。そして噂話になり、誰かに助けを求めるというスキル。1人じゃ使えないスキルだからこそあいつは冒険者にならなかった。私はそんな奴を守りたかったのに私が助けられてしまったよ。くそ!」


 男は思いっきりメイグの体を踏みつける。


「がは!」

「恨みの晴らすのは構わんがこいつから情報を聞き出してからにしてくれんかのう。さてメイグ。わしと取引をしよう」

「取引?拙者、が、貴様と?ふ、ふふふ。いいだろう。その、かわり、拙者の体を戻せ」

「お前がわしの質問にちゃんと答えたなら戻してやろう」


 アマラスがメイグに言うとメイグは舌打ちした後に


「わーったよ。何がききてぇ」

「そうだな。アルゴーの目的、スキルを教えてもらおうかのう」

「あ?んなもん目的なんざ魔王退治に決まってんだろ。スキルだぁ?奴のスキルは」

「そこまでだメイグ。お前さん。自由が過ぎるぞ」


 アマラスがメイグに話しかけていると格闘家のゴルドーが俺たちの前に現れる。


「た、助かった。ゴルドー。早く拙者を助け」


 メイグがゴルドーに助けを求めた瞬間ゴルドーはメイグの顔面を殴る。


「げぶっ!」

「世話のやける男よなぁメイグ」


 ゴルドーはメイグの頭を持ちながら言うとアマラスに


「おい。こいつの頭と体をくっつけろ。貴様のスキルなんだろ?アマラス」


 ゴルドー言うとアマラスは


「断る。逆にお前もバラバラにしてやろうか?」

「ふ。できるかな?バラバラによう」


 ゴルドーは戦闘態勢に入りアマラスもゴルドーに向かって戦闘態勢をとる。


「こいつはわしがやるからはよう逃げい!アキト!そこの冒険者もな!」

「そんなアマラスだけを置いてにげるなんて」

「安心せい。前にもちゃんと帰ったろ。わしを信じて待つんじゃ。わしの拠点でな」


 俺はアマラスを信じてそこにいた冒険者の男を連れてゴルドーから逃げた。

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