メイグの非道
「・・・え?」
住民の首から出た血を浴びて冒険者の男は驚く。
「全く。拙者がこういう汚れ仕事をしないとあの2人はある意味純粋だからなぁ。アルゴーにいろいろ情報をもらい断罪するのが拙者。お前たちのような奴らはすぐに死ぬんだよ」
メイグは冒険者の首をもはねようとするが冒険者は装備していた剣で受けとめ
「なぜ!何故私の友人を!武器を持たない友人をきるなんて!それでもあんた勇者パーティーの一員かよ!」
「もちろんだとも。それにこれは悪いことじゃあない。拙者ら勇者パーティーにいるものが行うことは全て正義。拙者らに迷惑をかける者は悪。わかるか?貴様らはすでに拙者達からすれば悪なのだ」
メイグは冒険者の剣を払うと首に剣の切っ先を向ける。
「さらばだ哀れな冒険者。拙者らに疑問を持ったことを後悔して死ね」
俺はメイグが冒険者の首を突き刺す前に思わずメイグをとめる。
「やめろー!」
「あ?誰だ?仮面なんかかぶりやがって。勇者パーティーの一員である拙者の行動を止めることは万死に値するぞ」
「お前、メイグ。こんなくだらないことばかりしてるのか!俺のことをパーティーからいらないと追い出したくせに!」
俺が仮面をとって顔を見せるとメイグはニヤリと笑い
「なーんだ。お前からやられにきてくれたのか?アキト。アルゴーは奴には刺客を放っているから放っておけと言われたが自分から来たなら仕方ないよなぁ!殺してしまっても!」
メイグは冒険者の男を突き飛ばした後俺に斬りかかる。
俺はカメヲの死体からとってきたナイフでなんとか攻撃をうけとめる。
「うぐっ」
「はっはぁ!そんな小さいナイフで拙者の攻撃をいつまでうけとめられるかな!」
く!確かにこのままではじりひんだ。考えなしに突っ込んでくるのはやはり間違いだったか。
「あんた!こいつを使え!」
先ほどまでメイグと戦っていた冒険者の男が自分の装備していた剣を俺に向けて投げつける。
「おおっと」
俺は冒険者の男の剣が地面に落ちたのを拾い、俺はそれでメイグに斬りかかる。
「ほぉ。拙者らのパーティーで荷物持ちだった貴様が剣士である拙者に剣を向けるとは。ふ、ふふふ、ふふふ。これは拙者に対する冒涜よな!」
メイグは俺に向かって先程とは比にならないほどの力で俺に斬りかかる。
「う、ぐぅ!」
「所詮1人ではまともに戦えないカス如きが拙者に剣を向けるなど!許さん許さん許さん!死ねぃ!」
攻撃を剣でうけとめる俺に対し何度も何度もメイグはうけとめている剣に向けて攻撃を当てた。




