泣いている少年
アーグル草原に着くと俺はアルデルトにクエストの内容を聞く。
「今回受けたクエストは薬草を20個摘んできてくださいだ」
「魔物を討伐するクエストじゃないんだな。6人もいて」
俺はアルデルトに言うとアルデルトは
「ガハハハ。すまんな。まだわしの息子に魔物を討伐のクエストは早いと思ってな。採取中に現れたやつくらいならわしが倒せるからのう」
「父さんは少し過保護すぎるよ。もしも父さんが僕たちを助けられないときはどうする気でいるのさ」
スクアーロがアルデルトに言うとアルデルトは
「安心しろ。父さんはどんなことがあってもお前らを守るからな」
アルデルトが息子2人に言うと薬草の採取中、1人の少年が草原で泣きながらうずくまっていた。
泣いている少年にスクアーロではないアルデルトの息子が近づき
「どうした少年?迷子かい?」
「ふ、ふぇぇぇ。僕は迷子なんかじゃないよう。近づくなよう」
少年はアルデルトの息子の手を払い除けるとアルデルトの息子の手は何故かけしとびそして背後を何者かに撃たれたかのような跡が腹部にできる
「あがっ」
「息子よ!ど、どうした!どこから攻撃が」
アルデルトはあたりを見回し、血を吐いて倒れたアルデルトの息子は攻撃された方向を指さす。
「なぁあんたら。アキト・メーグってしらねぇか?私はそいつに用があるんだが」
男が1人ゆっくりと俺たちの前に現れる。
「スクアーロ!お前は後ろに下がれ!お前だけでもわしが!」
アルデルトは男に装備している斧で攻撃すると男はアルデルトの斧を指一本でとめる。
「何!?」
「ふぁー。おいおい何のつもりだ?マッサージにもならないぞこれじゃあ」
男はもう一度アルデルトの斧をこづくとアルデルトの斧は砕けちる。
「ば、ばかな!指一本でわしの斧を」
「さて。若い奴が多分アキト・メーグだろうから。奴から仕留めるか」
男は俺がローブで顔を隠していることから俺がわからずスクアーロのことを狙う。
「わしがいることを忘れてもらっては困るな」
スクアーロを追う男にアマラスが攻撃し、男はガードするがアマラスの攻撃は右手に当たり、アマラスは
「ジッパーよ!切断しろ!」
男の右手はぼとりと地面に落ち、男は驚く。
「およ。私の右手がなんで?」
「わしのスキルだ。右手が落ちて驚かないのは不思議だがな」
「右手如き欲しいならくれてやるが欲しいのか?」
「いらん」とアマラスは返すと男は「そうか」と言い、自分の右手を拾うと自分の右手をくっつけると
「ふん!」
右手を切断された右手にくっつけると切断されたはずの右手がくっつき普通にいつも通りに動かせるようになっていた。
「ふ、ば、化け物かよ」
「失礼な。私は人間だよ」
男はニヤリとアマラスに言った。




