アマラスの拠点にいる女達
俺がアマラスの拠点に入ると髪の白い子が
「なんだあんた。帰ってきたの?死んだかと思った」
「こらシロナ。滅多なことを言っちゃだめですよ」
「だってあんた。あいつ捨てて帰って、いや逃げてきたんじゃないの?」
マスギはシロナという女に言われるとマスギは
「は?スライムくらい楽勝ですよ。あんたみたいに人間不信で引きこもりみたいな弱いお子様と同じにしないでください!」
「は?誰がお子様よ。女のくせに筋肉鍛えてばかりのキモ女に言われたくないわよ」
シロナという女とマスギは言い合いながら睨み合うとアマラスがきて2人の頭をチョップして
「くだらないことで喧嘩しない。お前たちはもう仲間なんだ。仲良くしないから」
アマラスは2人に言うとまずマスギが
「私はこんな奴とパーティーを組んだ覚えはありません!こんな非常識な女!」
マスギはシロナという女を指差して言うとシロナが
「あ?私はこの拠点の見張りをしているんですー。私はだから別に冒険者のつもりはありませんー。そこの男とあんたと一緒にしないでもらえますかばーか!」
舌をべーとしながらシロナはマスギに言うとマスギは拳を振り上げるがアマラスが2人の首に触れて
「なぁ。いい加減にしないとわしがお前さんらの首だけ分離して別の場所にずっと隔離するがそれでも構わんのか?いい加減喧嘩はやめぬか」
シロナは「ちっ!」と舌打ちして二階に登っていく。
「はぁ。このままじゃ名乗りそうにないからわしが紹介しておく。彼女の名はシロナ。シロナ・ミーア。彼女のスキルは感知でな。敵を感知したらわしらに知らせる役割なんじゃ。ただ奴のスキルにも欠点があってな」
「欠点?とは」
俺がアマラスに聞くとアマラスは
「奴の感知は優秀と言えば優秀なんじゃがその。感知で敵を捕捉した場合、そのまま3日くらい寝込むんだよ。な?ある意味ポンコツだろ?しかも敵意がわかるのはこの拠点たる家のドアに触れた時だけ。それ以外では発動しないんだよ」
めっちゃ使えないじゃんと思ったが俺も人のことは言えんし言葉を抑えた。
「それで、もう1人はスキルはまぁまぁ優秀なんだがちょっと、あれだ。性格になんがあってな」
アマラスが頭をかきながらいうと昼間に出会った酔っ払いの女の人が俺とマスギ、アマラスに近づいてきて
「あー。マーちゃんだ!マーちゃん。おかえりのチュー」
酔っ払いの女はマスギの兜を外して無理やりキスしようとしていた。
それを見てアマラスは「はぁ」とため息をついていた。