アルゴー・アラバ
俺はアルデルトに名乗るとアルデルトは
「お前さんはパーティーに入っているのか?」
「ん?いやまだ組んではいないけど今はアラマスの世話になっているよ」
「なんと!アマラス殿とお知り合いとは。ならばわしが送ってやろう。また絡まれたりでもしたら大変であろう」
ガハハハ!と笑いながら言うアルデルトに対し俺は気をつかい
「いやいや助けてもらっただけでも充分。それに俺に関わるとろくなことが」
「ガハハハ!男が小さいこと気にしてんじゃねぇよ!大丈夫だ。うちのパーティーのことを心配しているなら娘達がしっかりしているからよう。安心せい!ガハハハ!」
俺はアルデルトに守られながらアマラスの拠点に向かった。
「ちっ。メイグめ。しくじりましたね」
メイグがアキトをボコボコに痛めつけているのを空から見ていたアルゴーがぼやく。
「やつめ。まさかもう自分のスキルの本質に気づくとは。いや無意識で使ったか?無我夢中?鍛冶場の馬鹿力?まぁどうでもよい。奴が自身のスキルの本質に本当に気付く前に始末せねば。その為にわざわざパーティーから追放したというのに」
舌打ちしながらアルゴーはぼやくとアルゴーの背後から
「何を悩んでいるんだアルゴーよ」
アルゴーの背後に近づくアルゴーと似た雰囲気の男は言う。
「あんたはアラゴ兄さん!」
「ふっ。親父殿がお前に手を貸してやれと言うから様子を見にきたが一体何をしているんだ」
「何をしているだ?私は私の目的の邪魔になるあいつを始末しようとしているだけだよアラゴ兄さん」
アルゴーはアラゴに言うとアラゴはアルゴーの見ている人物を見てアラゴは
「奴が邪魔?てんで強そうには見えんが」
「今はまだね。だけど奴のスキルは強力なんだ。奴が自分のスキルの本質に目覚めて仕舞えば私の息子、ゴトーが可哀想になってしまう」
「可哀想になる?お前の息子は勇者なんだろ?それを脅かすほどに奴は強力だと?」
アラゴはアルゴーに聞くとアルゴーは首を縦にふる。
「ふむ。いいだろう。なら私がちょっかいを出してきてやる。いい報告を待っているがいいアルゴーよ」
アラゴはアルゴーにそれだけ言うとアルゴーの前から姿を消す。
「はぁ。馬鹿兄貴。私にも段取りというものがあるのに。アクトスターズの方々に念話でお断りせねば」
アルゴーな念話でアクトスターズに連絡をとった。