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幼馴染みと大陸横断鉄道~トキオ国への道~  作者: ルト
第1章 トキオ国への旅立ち
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第7話 私娼

「……ん」


 オレは、目を覚ました。

 部屋の中は真っ暗で、最初は何も見えなかったが、すぐに目が慣れてきた。


 隣を見ると、ライラがぐっすりと眠っている。熟睡しているらしく、寝息が聞こえてくるだけで、オレが目を覚ましたことには気づいていないようだ。

 枕元に置いていた懐中時計を手にし、時間を確認する。

 時計の針は、深い夜を告げていた。


 オレは個室のカギを手にすると、そっとベッドを抜け出した。ライラが起きてこないことを確認すると、音を立てないようにドアを開け、そっとドアを閉めてカギをかけた。2等車の少しだけ明るい廊下を進みながら、オレはトイレへと向かった。

 どうしてこんな時間に、トイレに行きたくなって目が覚めたのだろう?

 オレは疑問に思ったが、たまにはそういうこともあると、考えるしかなかった。




 用を済ませて、オレはトイレから出てきた。


「さて……戻って寝るか」


 だいぶ眠気が覚めていたが、ベッドに戻ったらまた眠れるだろう。

 ライラの温もりもあるし、それは最高の睡眠導入剤だ。


 オレが廊下を進もうとしたその時。

 別の部屋のドアが、そっと開いた。


「!?」


 オレは驚き、眠気が吹き飛んで警戒状態に入った。

 もしかしたら、丸腰の状態を狙って身ぐるみを剝がす気の奴かもしれない。


 開いたドアから出てきたのは、獣人族(じゆうじんぞく)白猫族(しろねこぞく)の少女だった。少女からは敵意などは感じられず、武器らしいものも持ってはいない。

 警戒状態だったオレは、ため息をついて警戒を解く。

 どうやら、オレと同じように用を足しに出てきただけなのかもしれない。


 オレはそう思い、個室に戻ろうとして廊下を進み始める。

 しかしそこで、予想外のことが起こった。


「……?」


 獣人族白猫族の少女が、オレに向かって手招(てまね)きをしている。

 オレはその少女のことは、全く知らない。知り合いですらない。


「こんばんは……あの、何か用ですか?」


 オレは最低限の礼儀としての挨拶と、少女が手招きした理由を探ろうと、少女に問いかけた。


「こんばんは。私はベルナといいます」


 ベルナと名乗った少女は、そう挨拶した。


「人族のお兄さん、あなたいい男ですね」

「そ、そうか……? ありがとう……」


 どうしていきなり、オレのことをいい男なんて()めてくれるのだろう?

 ライラなら分かるけど、見ず知らずの女性が、どうして……?


 気になったが、褒められて悪い気になるようなことはない。

 オレはお礼の言葉を述べた。

 すると、ベルナは少しだけスカートをたくし上げ、自分の太もも辺りまでを露わにした。


「特別にですけど……本当は金貨5枚なんですが、金貨3枚でいいですよ。どうしますか?」


 そういうことか。

 ベルナの言葉に、オレは全てを理解した。


 このベルナという獣人族白猫族の少女は、私娼(ししよう)だ。

 娼館にいる娼婦と違って、個人で売春を行っている娼婦。それが私娼だ。


 娼館にいる娼婦は、娼館という安心して売春ができる場所がある。その代わりに、稼ぎのいくらかを娼館に納めないといけない決まりになっていることが、ほとんどだ。それは、娼館と娼婦の間で交わされる契約書にも明記されている。内容は借金だったり、娼館の利用料だったりする。その辺りがどうなのかは、娼館によって様々だ。


 それに対して私娼は、稼ぎのほぼ全てを自分のものにできる。さらに料金をいくらにするかは、客と直接交渉して決めることができるため、大きく稼ぐことができる。仕事をする場所も選ばないため、どこでもできてしまうのだ。しかしその反面、乱暴されても誰も助けてくれないから、自分の身は自分で守るしかない。さらに娼館よりも低い料金になることもある上に、病気をうつされる確率も娼館の娼婦に比べて高い。


 オレはそっと、ベルナを見た。

 確かに美人で、上玉(じようだま)と云っても差し支えない美貌(びぼう)だ。服の上からでも分かるほど、胸も尻も大きいし、オレが独り身なら交渉に応じていたかもしれない。

 だが、それはあくまでも「独り身であったら」の話だ。


「悪いけど、断るよ。オレはトイレに出ただけだ。それに、オレには大切な女性がいる。だからそういうことは、断っているんだ」


 オレははっきりと、ベルナの提案を断った。

 ここでベルナを抱いたりしたら、ライラのことを裏切ることになる。そんなことは、オレは断じてしたくはなかった。オレはライラと共に生きていくことを、グレーザー孤児院で婚約のネックレスを渡してプロポーズした時に、誓った。

 だからライラを裏切ることなんて、できない。

 それに、ベルナがどれほどの技量を持っているのかは分からないが、ライラはただの女性とは一味違う。ミラーの街にある娼館で、人気娼婦のメラさんから免許皆伝を云い渡されている。ピンからキリまでいる私娼とは、訳が違う。

 そんなライラから嫌われるようなことをするほど、オレはバカではない。


 しかし、ベルナにはそんなオレの気持ちは伝わらなかったようだ。


「金貨3枚ですよ? まだ高いですか?」

「そういう問題じゃない。オレは本当にトイレに出ただけなんだ。それに、オレは結婚していて、大切な女性がいる。だから、売春はしないと決めているんだ」


 オレは再度、断った。

 だが、ベルナは娼婦として致命的な、聞く耳を持っていなかった。


「3枚じゃあ、高いですか? それなら、2枚でもいいですよ?」

「だから、そういうことはしないって!」


 オレは少しだけ、声を大きくしてベルナに云った。

 そしてベルナが口を開く前に、オレが先に口を開いた。


「そもそもあんた、私娼だろ? 私娼は娼館の娼婦と違っていい評判を聞いたことが無いぞ? それにな……」


 オレは、ベルナが知っているのか知らないのか分からなかったが、事実を突きつけた。


「アークティク・ターン号で、売春行為は禁止されているはずだ!」

「うっ……!」


 ベルナは知っていたようだ。オレの指摘に、うつむいて口を(つむ)ぐベルナ。

 知っていて売春行為をしていたのなら、かなり悪質だ。場合によっては、鉄道騎士団に突き出してもいいくらいだ。


「旅客規定第7条に書いてある。列車内で売春を行った者並びにそれを買った者は、次の停車駅で強制的に下車し、乗車券を無効として回収し、規定の割増運賃を請求される。これ以上、オレに売春を持ち掛けるのなら、こちらにも考えがある。鉄道騎士団を呼んで全てを話す。それでもいいのか?」

「そんな!」


 ベルナは、少しだけ怒りが込められた表情になった。


「あなただって、売春を持ち掛けられて、買っていたじゃないですか!!」

「ハァ!?」


 オレは、訳が分からなかった。

 いったいいつ、どこで誰に、売春を持ち掛けられた?

 しかも、それを買った!?


 オレは直近の記憶を、遡っていく。

 しかし何度記憶を遡っても、オレには娼婦に声をかけた記憶はない。出てくるのは、常に隣にライラがいて、食事をしたり話したりしている記憶ばかりだ。


 このベルナは、何を証拠にそんなことを云っているのだろう?

 もしかして、このアークティク・ターン号にオレにそっくりな奴が乗り込んでいるのか?

 前にも、似たようなことがあったぞ。


 オレが首をかしげていると、聞き覚えのある声が聞こえてきた。


「ビートくん!」


 声の主が誰なのか、オレにはすぐに分かった。

 ライラだった。


「ライラ!」

「ビートくん、トイレに行ったのに戻って来ないから、様子を見に来たの」


 オレがトイレに行ったことに、気づいていたのか。

 しかし、今はそんなことはどうでもいい。

 目の前の面倒くさいことをどうにかするのが、最優先だ。


「ライラ、ちょうどいいところに来てくれた!」

「何があったの?」

「あっ、いつも一緒に居る獣人族の私娼じゃないですか!」

「!?」


 ベルナがライラを見て口走った言葉に、オレとライラは耳を疑った。

 こいつ、ライラのことを私娼だと思っているのか!?


「わたしは私娼じゃない!」

「ライラ、ちょっと待って! 廊下でこんな時間に騒ぐのはマズい!」


 他の乗客が、起きてきてしまうかもしれない。

 そうなると、ただでさえ面倒くさい問題が、さらに面倒くさいことになりかねない。


「ベルナ、中で説明する。いいか?」

「は……はい……」


 ベルナがそう云うと、オレとライラはベルナの部屋へと足を踏み入れた。

 ドアが閉まると、廊下は先ほどの静けさを取り戻した。




 オレはライラに、これまでのことを説明した。

 先ほどまで怒っていたライラは、徐々に落ち着きを取り戻していった。


「ベルナちゃん、わたしは私娼じゃないの。それなのに、どうしてわたしのことを私娼だと思ったの? そもそも、どうしてわたしのことを知っていたの?」


 ライラが尋ねると、ベルナは不思議そうな顔をした。


「先日、食堂車で食事されていた時に見たんです。美人でしたし、いつも2人で食事をされていて、それにいつもベッタリでした。そして『今夜も楽しい夜を過ごしたいね』という言葉で、お気に入りの私娼だと思ったんです」


 オレは、少し前のことを思い出した。

 確かに食堂車で食事を終えて帰るときに、ライラがそう云ってきたことがある。他の人がいる中で恥ずかしかったから、後でそういうことは小声でオレにだけ聞こえるように云ってほしいと、お願いしたことがあった。

 そこで、ベルナがライラのことを私娼だと勘違いしたのか。


「わたしは、私娼じゃなくて、ビートくんの奥さんなの。ほら、これ!」


 ライラはベルナに対し、自らの婚姻のネックレスを指し示した。

 婚姻のネックレスをつけていることは、既婚者であることを示す。オレとライラの首からは、同じ婚姻のネックレスが下がっている。つまり、オレとライラは夫婦だ。


「オレもつけているんだ」


 オレも自らの婚姻のネックレスを指し示す。

 それを見て、ベルナもようやくオレたちが夫婦だと納得したらしい。


「オレとライラは、夫婦なんだ。だからオレはベルナの客になることはできないし、そもそもアークティク・ターン号の車内で売春はダメ。わかった?」

「夫婦だったなんて……失礼しました!」


 ベルナは自分がやったことを反省し、謝罪した。

 これで、なんとか片付いたと見てもいいだろう。


 オレが安心していると、ライラが口を開いた。


「ねぇベルナちゃん、どうして列車内で売春をしようなんて、考えたの?」


 オレは、ライラが問いかけた意味が分からなかった。

 私娼といえば、売春で生計を立てている。食い扶持(ぶち)を稼ぐために、当たり前のことではないのか?

 娼館の娼婦と違い、私娼となるとどこでも仕事ができる。


 しかし、オレのその考えは間違っていたことを、ベルナの言葉で知ることとなった。


「どうしても、おカネが必要だったんです」


 ベルナはそう云うと、オレたちにこれまでのことを話し始めた。




 ベルナは、オレたちと同じように孤児院で育った。

 両親はどこにいるか分からず、孤児院の人からはベルナを孤児院に託した直後に、息を引き取ったとしか聞いていなかった。

 ベルナは勉強も体力も人並みで、特に秀でた技能や技術を持っていたわけではなかった。

 しかし、ベルナは生まれた時に授かったとしか思えない、唯一の武器があった。


 それは、白猫族の美貌だった。

 ライラのような銀狼族ほどではないにしろ、白猫族の美人は人気があった。そしてそれは、ベルナが孤児院に居た頃から威力を発揮した。街に出れば声をかけられることも多く、時にはプレゼントを受け取ることもあった。

 成長するごとに、ベルナの美貌は洗練されていき、やがて娼館からも声が掛かるほどになった。

 他にあてもなく、飢え死にしないほどのおカネが得られるならいいかと、ベルナは娼婦となった。しかし娼館の娼婦ではなく、最初から私娼になった。


 ベルナが私娼になったのは、娼館の娼婦よりも大きく稼げる可能性があるためだった。

 客と直接交渉して料金を決めることができたため、ベルナはあっという間に大金を稼いだ。そしてベルナは稼いだおカネのほとんどを、出身の孤児院に仕送りしていた。親がいないベルナにとって、育った孤児院は故郷そのものであり、孤児院を維持していくために、生活資金以外のおカネは、ほとんどを孤児院に回していた。

 孤児院からは度々、仕送りはいいから私娼を辞めて他の仕事をするように手紙で伝えられていたが、ベルナはそれを止めようとはしなかった。

 普段は西大陸のある街で私娼をしながら暮らしていたが、ある日転機が訪れた。


 ベルナは客として接したある男から、北大陸で大きく稼げるチャンスがあると知った。

 稼げる金額は、これまで稼いだ金額の3倍に相当する金額だった。一攫千金を狙い、北大陸までやってきたベルナは、1年契約で北大陸の金鉱がある街の娼館で働いた。北大陸の厳しい寒さに客も多くて仕事は辛かったが、北大陸では滅多に出会えない白猫族の少女であったことから、収入は多かった。確かに、これまで稼いだ金額の3倍に相当する金額を稼ぐことができた。


 しかし1年の契約が終わる直前になって、ベルナは騙されていたことに気づいた。

 稼いだおカネは契約終了後にまとめて受け取ることになっていたが、紹介した男が最初から娼館とグルになって、おカネは娼館に全て持っていかれてしまった。弁護人を雇って裁判に訴える資金もなく、ベルナの手元に残ったのはわずかなおカネだけだった。

 ベルナは手元に残っていたおカネのほとんどを使い、アークティク・ターン号の2等車の乗車券を手に入れた。西大陸に帰る手段は確保できたが、生活するためのおカネが尽きかけていた。

 他の仕事をほとんどしたことがないベルナにとって、おカネを稼ぐ手段は売春しかなかった。


 それで規定で禁止されていると知りつつも、私娼として売春をするしかなかった。




「……というわけなんです」


 ベルナが話し終えた後。

 オレとライラは、言葉を失っていた。


 騙されて、稼いだおカネを失ってしまう。

 それがどんなに辛いことか。

 オレもよく知っていた。


 さらにベルナは、オレたちと同じように、孤児院で育った。

 そればかりか、稼いだおカネのほとんどを、孤児院に仕送りしていた。

 オレたちは、育ったグレーザー孤児院に仕送りをしたことはない。ライラの両親を探すための資金を作るために、仕送りをするような余裕など無かった。


 オレたちができなかったことを、ベルナが代行してくれてきたように、オレは思えてきた。


 ここでベルナを見捨てることは、簡単だ。

 何もせずに、お気の毒様と云って立ち去ればいい。


 しかし、それが本当に正しいことだろうか?

 ベルナはこれからも、おカネを稼ぐために私娼を続けることになるだろう。だが今度は、鉄道騎士団に知られてしまうかもしれない。

 そうなったら、ベルナは二度と孤児院に仕送りができなくなるどころか、西大陸に帰れなくなってしまうかもしれない。そして行きつく先は、救貧院だ。


「……すみません、私の愚直に付き合わせてしまいまして」


 ベルナがそう云って、頭を下げた。


「夜遅くに、失礼いたしました」

「ベルナ、ちょっと待って」


 オレは財布を取り出した。

 キョトンとしているベルナに、オレは財布から大金貨を2枚、取り出した。


「ビートくん!?」


 驚くライラの前で、オレはベルナに大金貨を2枚、手渡した。


「ビートさん、もしかして――」

「違うよ、ベルナ」


 オレは首を横に振った。


「これで、当分の生活費にはなるはず。それと夜が明けてから、アルバイトが無いか探してみるといい。オレも食堂車で皿洗いのアルバイトをしたことがある。それに商人車に行けば、手伝いを探している行商人と出会えるかもしれない。その大金貨2枚は、それまでの生活費だ」

「そんな、受け取れません!!」


 ベルナはそう云って、オレに大金貨2枚を差し出す。


「私は、恵んでもらおうと思ったわけじゃありません!」

「違う、あげるんじゃない」


 オレはそう云って、大金貨2枚を押し戻した。


「これは、貸すんだ。ただし、利息は必要ないし、返済期限もつけない。返済できるようになったら、オレを呼んで返済する。それでいいよ」

「ビートくん、本当にいいの!? 大金貨2枚も!?」

「オレは、ベルナを信じるよ。稼いだおカネのほとんどを、育った孤児院に仕送りしていた。オレたちにできないことを、ベルナはずっと続けていたんだ。だから、オレは信じたい……!」


 オレがそう云うと、ベルナは涙目になった。


「ありがとうございます! いつかきっと、この大金貨2枚は必ずお返しします!!」


 こうしてオレとライラは、ベルナと知り合いになった。

 そしてオレとライラは、2等車の個室へと戻った。




「わたし、ビックリしちゃった」


 個室に戻ってから、ライラが云った。


「ビートくんが大金貨2枚を、あんなにポンと貸しちゃうなんて思わなかったんだもの」

「オレも本当は、おカネの貸し借りはしたくはないんだ。トラブルになりやすいからね。だけど、稼いだおカネのほとんどを孤児院に仕送りなんて、とてもできることじゃないよ。ベルナはただの私娼じゃない。私娼を仕事にしているだけで、心はすごく綺麗な人だ。そんな人を見捨てるのは気が引けるから、なんとか手助けできないかなと思ったんだ」

「ビートくん……」


 オレはベッドに腰掛け、靴を脱いだ。

 朝までは、まだ時間がある。すっかり眠気は覚めてしまったが、睡眠不足は身体に良くない。


 それに明日の予定も何もない。

 昼近くまで寝てしまっても、大丈夫だ。


 そんなことを考えていると、オレの右頬に柔らかいものが当たった。

 それがライラの唇であることに気づくまで、1秒と掛からなかった。


「ライラ!?」

「ビートくん、わたしそんな優しいビートくんの妻になれたこと、すごく誇りに思うわ。ベルナちゃんのように、孤児院に仕送りを続けるのもなかなかできないこと。でも、大金持ちや慈善家でもなくて、ましてや高利貸しでもない。それなのに、大金貨2枚も相手を信じて無利子で貸せることも、なかなかできないこと。だからわたし、ビートくんの妻として、ずっとビートくんを支え続けるからね!」

「……ありがとう、ライラ。愛してる」


 オレがそう云うと、ライラは顔を真っ赤にした。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます!

感想、誤字脱字、ご指摘、評価等お待ちしております!

次回更新は12月8日の21時となります!

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