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6 街に着きます!養子になるようです!?

遅くなりました。

修正点:セレティーヌ→アルカード

【前回のあらすじ】

ステータスの説明

黒アレクさん登場

ステータスを見る

 



 黒アレクさんからの脅迫(ご褒美)の後……ってあれ?俺Mじゃないよ?ほんとだよ?嘘じゃないんだからな!


 閑話休題(それはおいといて)


 やっと街が見えてきました!はい、拍手!えっ、何でテンションが高いのかって?それはね、街に来るまでにかなり歩いたから精神的に疲れたからだよ。もう日が暮れそうだよ。ちなみに、身体的には余裕でした。


 そして門に着きました。城塞都市って言うのかな?周りに城壁がある。何メートルあるとかわからないけど、感覚的に言うと高校と同じ高さくらいかな?ちなみに俺が通っていた高校は4階建てだ。門の高さは3階くらいかな?それくらいの高さの門が2つある。門の横幅は馬車2台分くらい……だと思う。


 そんなことを考えながら城壁と門を見ていると門の前につく。門の前には門番らしき人がいる。アレクさんが門番に何かを話している。しばらく話した後バルトさんが手招きしてくる。アレクさんに近づくと門番が何かを渡してくる。俺が頭に疑問を浮かべていると、門番が説明してくれた。



「それは入街許可証といい、仮の身分証みたいなものです。身分証がない人にはいくつかの質問はした後、問題がなさそうであれば銀貨1枚で貸し出しています。また、入街許可証は身分証をこの街で発行、またはこの街を出るときには返してもらいます。なお、銀貨は返却されませんのでご了承ください」


「うむ。だが、余は銀貨を渡しておらんがいいのか?」


「銀貨でしたらアレクシス様から頂いておりますので問題ありません。質問についても同様にアレクシス様から聞いておりますのでこちらも問題ございません」


「なるほど。アレク殿には礼を言わんとな」



 そう言って門番から離れアレクさんのところに行く。アレクさんは本当はアレクシスって名前だったんだな。初めて知った。



「アレク殿、礼を言う」


「気にしなくていいですよ。身分証はギルドで作りましょうか。でも、今日は遅いので明日にしましょうか。それと今晩の宿ですが、この時間だとどこ宿も満室だと思いますので、よろしければ僕の家に来ませんか?」



 白アレクさんが提案してくる。俺はその提案について考える。すると、アレクさんが近づいてきて耳元で――ってまたこのパターン!?



「どうせ宿に泊まる金を持ってないんだ。おとなしく来たらどうだ」


「うっ、うむ。わわ、わかった」



 黒アレクさんからの囁き(ご褒美)です。ドキっとする。元男のはずなのに……これはやはり感性が女性側に――


[うん、女性側に少しずつ変わるようにしてるよ]


 やっぱりかって、おいこら待て、管理者(クソ野郎)!3文以内で説明しやがれ!


[前に言った三原則道理です。以上。またね]


 ……あの管理者(クソ野郎)、次会ったら覚えてろよ。


 俺は考え事をしながらアレクさんについていった。ちなみに、バルトさんとレイナさんは自分で泊まっている宿に帰りました。




 ◆◆◆




 アレクさんの家に着きました。豪邸です。そういえば、アレクさんは領主の息子だった。領主ってことは、いまさらだけど貴族だよね?



「そうだな貴族だな。貴族は上から、王族、公爵、候爵、辺境伯、伯爵、子爵、男爵の順に権力が強い。例外はあるがな。ちなみに、俺の父は候爵だ」


「……そなたは心でも読めるのか」


「そんなわけ無いだろ。お前がわかりやすいだけだ」



 そんなことを話しているうちに玄関前に着く。ちなみにここに来る前に門を1つ通った。ちゃんと門番もいたぞ。


 アレクさんが玄関を開ける。中は広い。パーティホールと言われても納得できる。そして中には初老の男性がいた。



「おかえりなさいませ、アレクシス様。そちらの女性はお客様ですか?」


「ああ、そうだ。今晩、我が家に泊まる。父様にもそう伝えてくれ」


「わかりました。それではお客様、客室にご案内いたします」


「その必要はない。俺が案内する。いくぞティナリア。あと、パーティホールは別にあるぞ」


「かしこまりました」


「うむ。わかった。しかし、本当にそなたは余の心を読んでいないのか?」


「だから顔に出ている」


「そうか……」



 地味に落ち込むな。ポーカーフェイスの練習でまするべきか。



「くだらないこと考えてないで、さっさと行くぞ」


「くだらないこととはなんだ!余は真剣に考えているのだぞ!」


「はいはい。ほら、行くぞ」


「あっ、待たぬか」



 と、その時奥から誰かが歩いてくる音がする。奥から現れたのは二人の女性、1人はアレクとおんなじ黒髪を腰まで伸ばしていて、もう1人は、綺麗な銀髪を背中まで伸ばしていて暗い顔をしている。たぶん片方はアレクさんのお母さんだろう。しかしもう一人は誰だ?その疑問はすぐに解決した。



「奥様、アルカード伯爵夫人、もうよろしいので?」


「ええ、クロード。もう大丈夫だと思うわ」


「…………」


「アリシア、どうしたの?」


「ティア…ナ?」


「えっ?」



 えっと、どういうこと?2人がこっちを凝視している。そんなに見られると対応に困る。どうしたらいいかわからない俺がオロオロしているとアレクさんが対応してくれた。



「母様、こちらティナリアです。ギルドの依頼の途中でアームベアに襲われているところを保護しました。ただ持ち物も何も持っていなかったので今晩は家に泊めるつもりです」


「そう、わかったわ」



 アレクさんとアレクさんのお母さんが話していると、アルカード伯爵夫人が近づいて来て肩を掴まれた。そして、目線を合わせてくると――



「あなた、私の家の養子になる気はないかしら」



 いきなりとんでもないことを言ってきた。って、えっ?どういうこと?


 俺か混乱しているところにアレクさんが追撃を仕掛けてくる。



「いいんじゃないか?どうせ身寄りのない身だろ?」


「そうなのね!どうかしら、えっと……ティナリアちゃん?」


「うっ、うむ。わかった」



 勢いに押され了承してしまった。そして了承の返事を聞いたアルカード伯爵夫人は顔をキラキラさせながら



「アレクくん、早く帰って旦那様に許可取ってくるからそれまで預かってて!」



 それだけ言ってすごい勢いで帰っていった。アレクさんのお母さんは状況について行けずに呆けている。そしてアレクさんはニヤニヤしていた。
















 えっと、俺は養子になるようです?






半分目が閉じています。

英語が難しい……単位は大丈夫だろうか……

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