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4 事情説明?いやいや、それより街へ行きます

小説を書くのって難しいですね……

 



 黒歴史については、ひとまずおいておこう。それよりも、なんて説明したらいいのか。記憶喪失と言っても後々ボロが出る。だか、正直に話すのもダメな気がする。どうするべきか。



「あー、言いたくねぇなら言わなくてもいいぞ」



 バルトさんが悩んでる俺に対して、気を利かせてくれたみたいだ。だが、ここまでしてもらっておいて黙っているのも気が引けるな……。言える範囲だけ言えばいいか?そうだな、そうしよう。



「そのな、言えないわけではなくての……。なんと言ったらよいか……。うむ、簡潔に言うと、余は自分の名前がわからぬし、ここにいる理由もわからぬ。なぜならば、気がついた時にはここへおったからな」


「つまりお嬢さんは何もわからない、ということでしょうか?」



 アレクさんが言ってると通りだし、特に否定することもないな。



「そうなる」


「困ったわね。そうなるとひとまずは街へ行ったほうがいいかしら?」



 街、街と言ったか!?そうだ街へ行こうすぐに行こう。こんな気しかない森よりはいいはずだ。



「ほぉ、街があるのか?余は、行ってみたいぞ」


「そうですか。それでは、街へ行きましょうか。僕の家かギルドであればステータスが確認できますし」



 おぉ、ステータス!てか、自分で確認できないのか?あっ、そういえば魔法も気になったんだよな。聞いてみるか。



「すまぬが、ステータスとはなんぞや?それとレイナ殿、清浄(クリーン)とは魔法というものであるか?」


「ステータスというのは、簡単に言えば個人情報みたいなものね。古代遺跡から発掘された魔導具を使えば見ることができるの。それと、清浄(クリーン)は魔法であっているわ。正確に言えば生活魔法ね」



 なるほどな。ステータスを見るには魔導具が必要なのか。他には方法はないのか?それと、魔法についてもう少し聞くか。



「なるほど。それでは、ステータスはその魔道具を使わない限り見れぬということか?他に方法はないのか?あと、魔法についてもう少し詳しく話を聞きたい」


「それについては街に向かいながら話しましょう。そろそろ動き始めないと日が暮れてしまいます」


「そうね。それじゃあ、街へ向かいながら話しましょうか」


「うむ。承知した」



 こうして、俺たち4人はその場を離れるのだった。




 ◆◆◆




 森を抜け街道に出たところで、さっきの会話の続きが始まった。先に魔法について教えてもらったので簡単にまとめることにする。


 1.魔法には魔力を使う。魔力はこの世界中に漂っている魔素と呼ばれるものを体の中で魔力に変換しているらしい。

 2.体に溜めておける魔力には個人差があり、それを魔力量という。魔力量はギルドで測定できるらしい。

 3.一度に放出できる魔力――魔力放出量には個人差がある。つまり、魔法を扱う才能みたいなものだな。どんなに魔力量が多くても放出できなければ意味ないからな。

 4.人によって得意な魔法があるらしい。なぜなら、体の中で魔素を魔力にするときに性質みたいなものがつくらしい。

 5.魔力量と魔力放出量は後天的に伸びることもあるらしい。

 6.この世界の9割の人間が何かしら魔法を使えるらしい。


 とこんな感じかな。俺も魔法を使えるといいな。ちなみに、アレクさんとバルトさんも使える。アレクさんは黒魔法、バルトさんは身体強化だそうだ。ただ、身体強化に関しては前衛戦闘職は基本使えるらしい。だが、黒魔法とはなんだ?気になるな。



「アレク殿、黒魔法とはどのようなものなのだ?」


「黒魔法はですね、発動した魔法の色が黒であれば何でもできる魔法ですね」


「それは、便利ではないか?」


「それがそうでもないんですよね。黒色でなければいけない、つまり、見える魔法しか無理なんですよ」


「なるほど」



 ちゃんと、長所と短所両方あるわけか。だけど、短所があってもかなりチートだよな。


 俺達4人は街道を歩いて行く。街はいつ見えるのだろうか?
















 あれ?魔法についていろいろ聞いていたせいでステータスについて聞いてないや。






ありがとうございました。

次の更新は諸事情により明後日以降となります。

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