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アヤカシ~紅妖伝~  作者: 星空ナルミ
アヤカシと紅い妖
5/5

梗孤と雫月 壱

梗孤「ワタシには…あの方がついてる…あの方の力がワタシのすべて…」

雫月「?…!!」

瞬時に避けると、刃が飛んできた。


真潤「雫月様!!」

雫月「平気。心配は不要よ」

神夜「……」

彩葉「お兄ちゃん?」

神夜「ん?いや、なんでもない。彩葉、頼みごとをしていいか?」

彩葉「いいよ?できることなら」

神夜は武器の日本刀を渡し、いくつかつぶやくと彩葉は頷き、走っていった。


ー扉を斬ってこい。ー


そう言われた妹は数分もしないうちに斬りおとすだろう。それまでに梗孤にあのことを…


雫月「梗孤、あなたの上はだれ?」

梗孤「上?ふふふ…おかしなことを言うのね、あなた。上なんていない。存在しないのよ、現界ここにはね」






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