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繋ぎ紡ぐ物語

作者: 夢路雪乃

ある夏の日。

といっても夏休みのこと。


高校生初めての夏で部活も終わり、友達の地元で祭があることを知った私は行くことにした。



「ねぇ、あれ」

食べたいものを買い、やりたいことをやり、凄く楽しんでいた。


もうすぐ祭が終わるらしく、皆は祭壇に集まっていく。


私たちも行こうと前に進むが、人が多すぎて前へ進めなくなる。

気が付くと周りに友達が居ない。

「え!?」

やばい、私この辺知らないのに…



必死に探しまわった。

途中で森とは知らずに入り込んでしまい、完全に迷う。

そうだ、大声を出せば気付いてくれるはず!

「わー!!」


誰も来ない。


祭はとっくに終わっている。


連絡も…

連絡?

携帯があるじゃない!!


友達に電話で連絡する。

繋げてる途中で音がしなくなる。


私、今年厄年なのかな?

携帯の電池が切れてる。


仕方なく歩きはじめる。


何処かもわからずただひたすら歩く。


「誰か来てよ…」

私の声だけが響く。

「誰か来てよ!!」



がさ。



「来てくれたの?」

思えば猪かも。

ちょっと待って!

それは不味いんでは?


がさがさ。


「ひっ…」

私は動けない。

恐怖に体が固まったのかな?


がさがさがさがさ。

「やっと見つけた!!」

出てきたのは知らない人。



その人は声を聞いて探しに来てくれたらしい。


私は無事に帰ることが出来た。












「っていう話よ」

私はいう。

「いや、待て待て。オチがないじゃねぇか!」

目の前の彼氏が言った。


「だってまだこの話は続いているんだもの」

「は?」

「これからどんどん増えていくわ」

「創作話かよ…」


案外当たってるかもね。

だって私は分かってる。

貴方があの時助けてくれた人だって。

貴方と私、二人で創っていく話だからね


感想などあればドシドシ送って下さい



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― 新着の感想 ―
[一言] んー、なんかいいですねぇ・・・♪ っていうか、彼氏は忘れてるんでしょうか? 凄い良かったです!!
[良い点] 甘い感じがする。 タイトルのセンスが良い。
2011/08/25 07:40 退会済み
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