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2ヶ月がたち周囲を散策

【2ヶ月がたち周囲を散策】


 2ヶ月かけて、下の平野部まで幅6m程度の道を造成した。

 そろそろ、この世界の住民との接触も解禁ということで、

 俺たちは探索エリアを広げることにした。


 担当は、俺、レオ、中村、伊藤だ。

 持っていく武器は、5.56mm小銃、9mm拳銃、短剣、手榴弾

 フラッシュライト、閃光弾(俺はクロスボウ)


 110mm個人携帯対戦車弾13kg

 バレットM82対物ライフル13kg全長1,447.8mm


 ヘルハウンド数頭。



『開けたところにでましたが』


『レオ、どうだ?』


『(まちは、かわぞい、じょうりゅう)』


 俺たちは川沿いの道を発見し、上流に向かって歩き出した。

 ずっと向こうに集落が見える。


『なにか煙が立ち上っているように見えるんだが』


 俺は双眼鏡を覗いたまま、みんなに尋ねる。


『火事?』


『(タケシ、むらがまものにおそわれてるぞ)』


『なに?』


 そういえば、集落に黒い大きな塊が動いている。


『こりゃ、助けるしかないな』


『行きましょうか』




 俺たちは駆け足で集落に向かった。

 近づくと、大きな塊は、蜘蛛だった。


 体長5mはあろうか。

 それが3体。

 口から白い糸を吐き出し、村人を捕らえている。


『手前の奴から集中攻撃するぞ。山科くん、対物ライフル準備』


『了解』


 山科くんは市河さんから手ほどきをうけ、

 スナイパーの訓練をしている。


『じゃあ、山科くん。数発打ち込んでみてくれ。倒せなくとも、気をこちらにひけるかもしれない』


『了解』『ドンドンドン』


『おっ、こっちみたぞ』


『ギー!』


 大蜘蛛は大怒りで耳障りな音を撒き散らしながら、

 こちらに向かってきた。


 俺は、クロスボウ・擲弾、

 他は5.56mm小銃を打ち込んでいく。

 弾が跳ね返されるということはなく、

 全てが大蜘蛛の体内に吸い込まれていく。


『ギャ』


 大蜘蛛はそう短い声を上げるとひっくり返り、

 脚を畳んだ。1体討伐。


 さらに2体目。

 山科くんは対物ライフルの弾倉に残っている

 全ての弾丸8発を打ち込んだ。


 やはり、5.56mmとは威力が違う。

 明らかに弱ったところを小銃とクロスボウ擲弾で仕留める。


 さらに3体目。

 これが意外と俊敏にこちらに迫ってきた。



『うわっ』


『中村さん!』


 中村さんが蜘蛛の糸に絡め取られた。


『クソっ』


 俺はクロスボウ・擲弾をどんどん打ち込んでいく。


『シュバッ!』


 中村さんが持っていた110mm個人携帯対戦車弾、

 対戦車ロケット弾発射器を伊藤さんが拾い上げ、

 弱った大蜘蛛に打ち込んだ。


 爆発を起こし、炎上する大蜘蛛。




『ふう。中村さん、大丈夫か』


 糸に絡め取られた中村さんを短剣で救い出す。


『どうも、すいません』


『ちょっと、ヘビーだったな』


『かなりしぶとい奴でしたね』


『ああ。5.56mmだけだと、仕留められんね』


『そういえば、大蜘蛛、蒸発しませんね』


『ああ、ホントだ。魔物じゃないんだな』



 大蜘蛛は、普通の蜘蛛が濃い魔素を浴びたことで

 魔物・巨大化したものだ。


 今後はわかりやすいように、蒸発するのを魔物、

 死体が残るのを魔獣と呼ぶことにする。




 村の中からは大勢の村人が歓声をあげながら

 こちらに向かってくる。


『大変ありがとうございました。村長の都筑と申します。どうお礼をしていいか』


『いや、どうぞお顔をお上げください』


『いえいえ、とにかくここではなんですので、村においでください』


『ていうか、あなた、デーモンさんですよね』


『は?いえ、なんですかいきなり』


  名前 ー

  年齢 ー

  出身 デーモン国

  種族 グレート・デーモン

  特記 変身魔法L10、身体強化L3、諜報L5



『あほか。なに、猿芝居してんだ』


『鑑定魔法か?俺達の変身魔法は見破られたことがないのに』


『へっ、そうか。レオたのむ』


『(おk)』


 地中からヌッと姿を現すと、ヘルハウンドたちは、

 次々と村人ーデーモンを食いちぎっていった。



『さて、じっくり話を伺おうか』


 都筑と名乗った男のみを残して、口を割らせる。


『クソっ、喋らんぞ』


『(とうえんのよろこび)』


『オフッ』


 レオがデーモンにかけた魔法、

 桃園の喜びというB級っぽい名前の魔法は、

 心理的に緩くする効果がある。

 要するに、自白魔法だ。


 そのかわり、強烈な“喜び”が被術者を襲い、

 ほぼパンチドランカーのような後遺症を残すことになる。


 このデーモンも口からヨダレをたらし、

 目が快楽にトロリとし始めた。

 すでに、目の焦点が虚空を彷徨っている。


『さてと……』


 俺達は、デーモンからいろいろな情報を聞き出した。

 ヤツラは、俺たちを騙して取り入ろうとしたようだ。

 なかなかの役者だった。


 悪魔城の位置、悪魔城への行き方、戦力、

 考えられうるヤツラの弱点、なども喋ってもらった。


ブックマーク、ポイント、感想、大変ありがとうございます。

励みになりますm(_ _)m

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