そのころ、悪魔城では
【そのころ、悪魔城では】
『陛下、大変でございます!』
『なんだ、騒がしい。会議中じゃぞ』
『転移拠点が占領されました!』
『異世界への転移拠点がか?』
『そうでございます!』
『どこの馬鹿者のしわざじゃ』
『よくわかりません。突如現れて、あっという間に制圧された模様です』
『ふーむ。あそこは、ダーク・デーモンのビュルキが守っておったよな』
『はい。しかし、連絡がつきません』
『奴がやられたというのか?信じられん。奴は悪魔族でもTOP20に入る強者だぞ。奴を負かすものがいるというのか?』
『信じられないことですが……』
『よろしい。中部方面の一個大隊を向かわせろ。即座にな』
『はっ。ユリウス・アークデーモン様とその麾下を向かわせます』
『ふむ。転移拠点といえば、異世界の攻略どうなっとる?』
『すでに全世界にウィルスがばらまかれ、ゴブリンの世界と化しております。若干の抵抗勢力がおりますが、すぐに鎮圧される模様です』
『そうか。我々悪魔族は数が少ないからの。異世界地球の住民を家畜化する計画は成功したということかの』
『はっ。すでに、ハイ・オークが誕生しております。現状で、その数200万ほどはいると推測されております』
『宜しい。転生したという精霊王は始末したか』
『申し訳ございません。中途で行方をくらました模様でして……』
『馬鹿者、早急に対処せんか』
『はっ、もっかのところ最優先順位で居場所を捜索しております。大まかな場所は絞り込めておりますので、今しばらくのご辛抱を……』
『そういう曖昧な情報はいらん。結果をよこせ』
『はっ』
『では、次の課題じゃ。住民からの生体エネルギーをもっと搾り取って欲しいという要望がある。これは資源エネルギー庁からじゃな』
『はっ、異世界家畜化計画で消費したエネルギーが当初の目論見よりも30%ほど上回りまして』
『計画では、このエネルギー量でお釣りがくるとか豪語しておらなんだか?』
『はっ、汗顔の至りでございます。すでに担当者は1000年煉獄の炎の刑に処しております』
『うむ。それで?』
『100万人ほどの生贄が必要かと』
『仕方がないの。満遍なく間引きするのじゃぞ。家畜は大切にせんといかん』
『陛下。恐れながら、先日反乱を起こしました○公国の件ですが』
『おお、そうであった。税がキツイとかで減税を要求してきた不届き者たちじゃな。よし、そいつらを中心にするか』
『はっ。あの国はちょうど100万人ほどの人口ですので、ちょうど宜しいかと』
『うむうむ。早急にあたれよ』
『陛下、畏まりました』
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