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車中泊作戦

【車中泊作戦】


『さて、なんとか敵をやっつけたんだが……』


『我々の拠点は半壊しました』


『もっと不味いのは、位置がばれたことでしょう』


『ああ。ここには当面の食糧がある。これだけ潤沢な食糧が保管されている場所はなかなかないだろう』


『つまり、引っ越しできない』


『今後の敵はもっと強いのを送り込んでくるだろう』


『あれだな。前に出るしかないな』


『やっぱり、H基地の拠点ですか』


『ああ。正直、俺たちには後がない。ここを死守していても、やがて食糧が尽きる。食糧生産は難しいだろう』


『残念ながら』



『いっそのことですが、拠点は拠点としておくとして、キャンピングカーで移動したらどうですか』


『ほう。みんなで車中泊ってか』


『ええ。レオの防御魔法の強固さは証明されています。固まっていたほうが安全です。定期的に防御魔法をかけておけば、簡単には突破されないでしょう。そもそも、敵の狙いは我々であって、食糧ではない。で、我々は遊撃隊となって、居場所をあやふやにする』


『ふむ』


『もう一つのねらいは、現状では戦う人とそうでない人とのレベル差が広がるばかりです。でも、今回の闘いでは本拠地の人たちも全員レベルがあがりました。つまり、戦闘に関与したとみなされたわけです』


『全員で出撃すれば、恩恵が全員に及ぶってわけか』


『ですね。あくまで想像ですが』


『いいと思うんだけど、そんな大きいのある?』


『ほら、H市のキャンプカー販売店。あそこに新車とか中古の大きいのがおいてありました。K市なら、ラグジュアリー型のおいてある店もあります』


『ラグジュアリー型?』


『動くマンションのような値段のする車です』


『ああ、どうせならそれに乗りたいな』


『分散して乗ることになるので、2つともまわりますか』


『いよいよ、K市か』


『K市の東の外れですが、裏山を通っていけばさほど市街を走るわけではありません。まあ、安心はできませんが、ヘルハウンドを先導させていけば、昔よりは安全でしょう』


『だな』


『それにしても、僕たちはあっという間に泥棒になってしまったな』


『もう国そのものがない、いや、俺たち以外の人がいるかどうかもわかりません。我々の生存を第一に考えましょう』


『そうだな』


『皆さんには多少の不便さは我慢してもらうとしても、まあ3ヶ月程度の話だと思います』


『うむ。要するに、我々のタイムリミットだな』


『ええ。食事情が逼迫してきます』



………………………………………………………………


 ということで、H市とK市を回ることになった。


 まずは、H市の販売店。

 俺の消えたキャンピングカーを購入した店だ。


『へえー、最近のキャンピングカーっておしゃれなのが多いんだね』


『軽のキャンピングカーもありますよ。高いと400万円ぐらいします』


『まじか』


『では、もう一つの店にいきましょうか。そこは高級キャンピングカー専門店です』


『この店よりも高級ってこと?』


『はい。下手すると、マンション買える値段しますよ』


『は。そんなに高いの』


 俺たちは、K市に向かうが、山間の裏道を通る。

 シーズン中であれば、観光客でそこそこ混雑した道だ。

 しかし、当たり前であるが、通り過ぎる車はない。

 ただ、魔物もいない。


 1時間強かけて、店にたどり着く。



『はー、すごい内装だね!まるでホテルじゃないか』


『日本で買える最高級の車がここに集まってます』


『なるほど、マンションが買えるわけだ。質の高さを見れば納得だよな』


『世界を眺めるとこの10倍以上する車もあるそうですが』


『北米帝国だとありそうだな。超金持ちが多いもんな』


『このフルコンとかセミコンとかって何だ?』


『ああ、それはですね』


 ●フルコンタイプ

  フル・コンバージョンの略。

  フル(全部)コンバージョン(改造)した

  キャンピングカーという意味。

  専用のシャシーに全てを架装する。


 ●セミコンタイプ

  マイクロバスなどのキャブ部分(頭部)のみを残し、

  身体部分カットして、シャシーだけにした土台に

  シェル架装したキャンピングカー。


 ●トレーラータイプ

  他の車で牽引してもらうことを前提にしたタイプ


『ふむ。まあ、大きい方が良さそうだな』



 ということで、以下の車に決めることにした。


 1台目 フルコンタイプ

 5人就寝タイプ

 男性3人が使う。


 2台目 セミフルコンタイプ

 5人就寝タイプ

 男性3人が使う。


 3台目 トレーラータイプ

 4人就寝タイプ

 女性2人が使う。


 4台目 トレーラータイプ

 6人就寝タイプ

 女性3人が使う。


 また、トレーラタイプを牽引するために、

 SUVの中古を2台。

 それぞれ、男性1人が使用する。


 いずれのキャンピングカーも太陽光発電が使用できる。

 値段は最高級で、内装もホテルみたいだ。


 SUVも最高級の人気車で、いずれも7人乗りである。

 いざという時には14人が2台に分乗する。



ブックマーク、ポイント、感想、大変ありがとうございます。

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