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A基地での戦闘

【A基地での戦闘】


 A基地へ行く前に、N市にまだまだ残る魔物の残党を

 ヘルハウンドに戦わせてみた。


『おお、ヘルハウンドの戦闘力かなりあるな』


『ゴブリンだと一噛み。ホブゴブリンも翻弄してるね』


『うむ。攻撃力もそこそこあるし、なんといっても敏捷性が凄いな』


『ヘルハウンドが敵だとすると、我々も手こずるだろうな』


『間違いない。装甲車に乗っていれば安全だろうが、攻撃する手立てがない』


『しかも、この数だからな』


ヘルハウンドは現段階で数百頭に及んでいた。


『それに、奴らのスキルがやっかいだ』


『地面に潜れるんだもんな。移動もできるとなると、神出鬼没なチートスキルだぞ』


『ただ、オーク戦には向いてないね』


『うん。相性が悪い。オークは防御力が高すぎる』


『防御魔法を剥がせれば、ひょっとしたらオークに傷をつけられるかも、というような攻撃力だ』


『やはり、打ち合わせ通り、ゴブリンやホブゴブリンにヘルハウンドを当て、我々はオークと戦う、ということで』



 ヘルハウンドの戦闘力を見せてもらい、

 俺たちはA基地に向かった。

 残骸をあさるということで、バックホーも連れてきた。


 敵に強力な気配察知スキル持ちがいることがわかったので、

 今回は日中に戦闘することにした。


『(てきがうじゃうじゃいるぞ)』


『さっそく、レオのレーダーが敵を捉えたぞ』


『(オークらしいつよいてきもいくつかいる)』


『A基地はそばにA基地を見渡せるところがみあたらんからな。そばに寄るしかない』



『以前はほとんどいなかったが、やっかいだな』


『まずは、ヘルハウンドに活躍してもらうか』


『レオ、頼めるか』


『(わかった)』



 そこからは、ヘルハウンドの蹂躙ショーだった。


 地中を移動し敵に近接すると、いきなり地表に現れ、

 ゴブリンならヒト噛み。

 ホブゴブリンでも、的確に奴らの弱点である目を攻撃し、

 さほど時間をとらずに敵を消滅させる。


 逆に敵の攻撃は一切受けない。

 神出鬼没であるうえに、敏捷性が半端ない。


 しかも、ヘルハウンドにはレオが防御魔法をかけている。

 オーク程度の攻撃でも無敵になる。



 俺とか西田さん、山科くんはホブゴブリンとも直接戦闘を

 するようになっていた。


 正直、楽勝である。

 

 その俺達でも、ヘルハウンドが敵だとすると、

 かなり手こずるのが楽に予想できる。

 しかも、この数だ。

 ある意味、オークよりも面倒くさい相手である。



『あれだけ敵がいたのに、みるみるうちにいなくなるな』


『ゴブリン、ホブゴブリン相手だと、スピードに違いがありすぎますね』


『オークも10頭ほどいるが、戸惑っているな』


『地面に潜っちゃいますからね』


 ヘルハウンドが地面に潜ると、

 俺たちの気配察知にひっかからない。

 レオでも無理だといっている。

 敵にしても、地中からヘルハウンドが突然現れるわけだ。



『一部のヘルハウンドがオークを攻撃したみたいだが、やっぱり攻撃は通用しないな』


『オークの敏捷性とはいい勝負みたいですね』


『うん。攻撃もできないが、相手から攻撃も受けない』


『じゃあ、レオ。雑魚がいなくなったから、オークを牽制するだけにしてもらえるか』


『(わかった)』



それからは、ヘルハウンドはオークを遠巻きにし、

オークの身動きを取りにくくさせた。


『じゃあ、西田さんと苅屋さん。よろしくお願いします』


 西田さんはM2だ。

 車内から遠隔操作でオークを狙う。


 俺はハッチから上半身を出して、

 クロスボウ・擲弾で近づいてくるオークを攻撃する。


 近くにヘルハウンドがいるが、

 防御魔法をかけてあるために、

 一回は俺の攻撃を防ぐことができる。

 防御魔法がきれたら、再度レオにかけ直してもらう。



『想像してた通り、ワンサイドゲームになったな』


 俺たちは、10分程度で敵を殲滅させていた。

 思った以上に一方的になり、

 ヘルハウンドの助力を喜んだ。



『それでは、瓦礫の捜索を始めますか』


 とはいうものの、建物のあった場所ぐらいしかわからない。


『(ヘルハウンド、はながきくぞ)』


『お?なるほど。さすが犬だけあるな。地中にも潜れるし』


『レオ、頼むわ』


『(よし)』


 そういうと、ヘルハウンドは楽しそうに捜索を始めた。

 武器庫は何箇所も見つかった。


『じゃあ、瓦礫をどかすか?』


 早速、バックホーの出番だ。

 バックホーはショベルカーのような重機だ。

 ショベルカーはバケットを前向きに操作するのに対して、

 バックホーは機体側に操作する。


 工事現場ではバックホーのほうが多く見られる。

 バックホーのほうが使いやすいからだ。



『じゃあ、俺の出番やな』


 この作業は西田さんが操作する。

 西田さんは軍時代に各種建設機械の免許を取得している。


『久しぶりやが、案外体が覚えてるな』


 といいつつ、繊細な操作で残骸を掘り返していく。

 武器庫とみられる部屋は潰れているのも多かったが、

 いくつかはさほど損壊されずに残っていた。


 接取できた装備は以下の通り。


 ●9mm拳銃H&○社 S○P9

 ●ホ○ワ5.56mm小銃

 ※7.62mm弾は5.56mmとくらべて重さは倍違う。

  しかし、威力は1割増しぐらいでさほど変わらない。

 ●対物ライフルバレ○トM○5

  重さ10kg。

  12.7x99mm NATO弾(.50 BMG弾)使用。M2と同じ。

  セミオート式。

 ●22mmライフルグレネード

  5.56mm小銃の銃口より突き出して装着される。

  対装甲120ミリ対コンクリ360ミリを貫通する。

 ●スタングレネード

 ●携帯式対戦車ロケット弾発射器

  いわゆるRPGの類似品

 ●81mm迫撃砲

 ●各種、銃弾



『対物ライフルあったね』


『それ以外でも、強力な敵への対抗武器がある』


『RPGとかな』


『まあ、RPGって名前じゃないけどね』




『キャンピングカーの販売店に行ってみるか』


『H市のH基地をもう一度偵察してみたいですね』


 俺たちは前回と違うルートをたどり、

 キャンピングカーの販売店に向かった。


 販売店には、予想通り、ポータブルクーラーがあった。

 出力1200wの強力なやつである。

 バッテリーパックやソーラーシステムのオプションもある。


 さらに、キャンピングカー用の後付エアコンもあった。

 室外機は車の底部につけることができる。

 出力は2200w。



『中村さん、このエアコン取り付けできますか』


『これはちょっと手間暇かかりますね。取り付けもそうですが、真空引きといってガスを注入してエアコンの内部を真空にする作業が必要になるので、真空ポンプを探しましょう』

  

 中村さんはホームセンター勤務で、専門は園芸だが、

 ホームセンターの商品は一通り知識がある。

 エアコンの設置も経験済みだ。



 俺たちはその後H基地を展望台から観察し直し、

 帰路についた。



ブックマーク、ポイント、感想、大変ありがとうございます。

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