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レベル上げに奮闘する3

【レベル上げに奮闘する3】異常発生3週間後


 さて、病院組が全員身体強化レベル1を獲得したことで、

 さらにゴブリン浄化を進めていくことにした。


 俺か市河さん+レオがヘルプにつくので、

 50m以上遠くから位置を特定できるし、

 そのまま20~30mほどまで近づいて狙い撃ちする。

 クロスボウはほぼ無音だし、ゴブリンも瞬時に消滅する。


 はずしたって、逃げればいい。

 ゴブリンは動作はそんなに俊敏じゃない。


 当初は顔色が真っ青の人もいたが、

 すぐに戦闘に慣れるようになった。

 数日以内に全員が最低レベル2以上になった。



『本当に皆さんの言う通りね。身体能力があがるし、メガネも不要になったし、なんだか活力が湧いてくる』


『若返りの効果もあるぞ』


 実際、最年長65歳の市河さんや58歳の西田さんは

 40歳ぐらいにしか見えない。


 シワが少なくなり、肌艶がいい。

 市河さんは白髪がなくなり、西田さんは髪の毛が復活した。


 そういう俺も20代後半程度に見られるようになった。



『そうなのよね。私、髪の毛の天使の輪が復活したわ』


 ああ、20代の人たちは髪がサラサラになっている。


『僕は髪の毛が薄くなってきて悩んでたんだけど、髪が生えてきたよ。毛が生えてくるって言われてたけど半信半疑だったんだ』


『飯田先生の毛、フサフサになってきたわね。毛も多くなったかもしれないけど、毛質がしっかりしてきたわ』



 意外なスキルが芽生えてきたのは、研究者の北宮さんだ。

 俺と同じ鑑定魔法レベル1を獲得した。

 また、看護師の内田さんは回復魔法レベル1を獲得した。


 おそらく、ゴブリンに鑑定魔法・回復魔法もちの

 特殊個体がいたのだろう。

 怪物のスキルは俺たちが取得することがある。



『鑑定魔法とか回復魔法とか、本当にゲームのような世界になったんですね』


『そうよね。それがこの世界の空気を楽にしてる』


『確かに。まあ、気を緩めず、内田さんも北宮さんも、しっかり使ってレベルを上げて欲しい』


『『ええ。これで私も魔法使い』』


 二人は嬉しそうだ。

 鑑定魔法も回復魔法も実用性の高い魔法だからな。


 内田さんと北宮さんは、しょっちゅう魔法を使い、

 回復魔法と鑑定魔法をレベル3まであげて上昇が止まった。


 限界が来たのか、レベル上げに要する条件があるのか、

 それはわからない。


 北宮さんは一時期見るもの全てを鑑定してしまい、

 気が狂いそうになっていたが、

 レベル3になると鑑定対象は選択できるようになった。


 なお、飯田先生と看護師の内田さん・伊藤さんは交代で、

 緊急医療班として同行してもらっている。

 


『(タケシ、シンニュウスキルがレベル7になった)』


 レオは俺にそういう。

 どうやら、拠点である研究所のカードセキュリティに

 挑戦し続けていたらしい。


 失敗しても、少しずつ経験値があがるようだ。

 エントランスから中に入る扉は開けられるようになった。



『凄いじゃないか』


『(チュールな)』


『おお、チュールのセットだ』


『(おくのもあけられるよう、がんばる)』


 レオは猫のくせに生真面目だった。


 

 全員がそれなりにレベルをあげたところで、

 懸案だった大コウモリ対策を進めることにした。


 単純にクレー射撃練習だ。


『皆さん、上達が早いですね』


 そう驚くのは、講師の市河さんだ。


『全員、最低でも中級のクレー射撃撃ちになってますね』


 やはり、身体強化スキルのおかげだろうか。

 それと、全員に銃スキルが芽生えていた。

 大抵がレベル2、習熟の早いものがレベル3になっている。


 そうなると、


 レベル1 初級者

 レベル3 中級者

 レベル5 上級者

 レベル7以上 達人


 という感じであろうか。



『皆さん、人が増えたところで意見を共有しておきたい』


『『『はい、なんでしょう』』』


『もう、みなさんお感じの通り、このゲームのような世界は、この町だけの現象ではありません』


『うむ。電気、テレビ、ラジオ、スマホ、ネットがダメ。インフラが壊滅している。警察も軍隊もやってこない。空に飛行機が飛んでない』


『かなり広い規模で異変が起きてるのは間違いないんじゃないでしょうか』


『この国規模で起きてるだけじゃなくて、世界規模でおきてるかもしれませんね』


『そこまで?』


『もし、この国だけの話ならば、同盟国の北米帝国やお隣の中津国からのアクションが起きてもおかしくありません』


『だよね。異変が起きてから3週間経ってる。世界経済は大混乱してるはずだ。偵察機が飛んできてもおかしくないし、宇宙には偵察衛星もある』


『むしろ、外国発の異変という可能性もあるかもしれない。ほら、中津国でおかしな伝染病が流行っているってニュース、話題になってたでしょ?』


『ああ、人がバタバタ倒れていくって話だよね』


『中津国が情報を封鎖してしまったから、詳細はわからないんだけど、つながりがあるかもしれないね』



『ああ、そういえば少し前に円盤騒ぎがあったでしょ』


『うん』


『俺も動画とってやろうと、車中泊してたんだよね。で、見たんだよ、円盤』


『え、そうなんだ。動画録った?』


『ばっちり準備してたんだけど、録画できなかったんだよね。ホワイトノイズしか写ってなかった』


『ああ、なんかの妨害電波でも放ってたのかな』


『テストもしっかりしてたんだから、計器の故障とは思えない。映らないのは妨害電波のせいかもしれない。それと、円盤がでた時に凄い強い発光がおきたし、それから今回の騒ぎが始まったんだよ』


『関係ありそうな話だね。その円盤ってどうなったの?』


『北の方の山に消えていった。なんとなくだけど、降り立った感じがするんだよね』


『基地があるとか?』


『わからん。山奥だから、ここからはたどり着けないと思うけど、頭の中に入れておいてもいいかもしれない』




ブックマーク、ポイント、感想、大変ありがとうございます。

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