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博士と立野くん

新しいニュースその2 博士と立野くんシリーズ

作者: 星野☆明美

テレビを見ていたら、小学生がドローンを飛ばして二酸化炭素を吸収する研究をしていた。

自分で器具を取り付けて、不安定なドローンを安定させる。

二酸化炭素も充分取り込めて実験成功。将来的にもっと二酸化炭素を集めるよう改良を重ねたいと彼は言っていた。



「二酸化炭素のせいで地球温暖化進んでますからねぇ、素晴らしい研究じゃないですか?」

と、立野くんがお茶をすすりながらテレビの前で座って言うと、博士はタブレットを取り出していろいろ調べ始めた。

「何調べてるんですか?」

「二酸化炭素の吸着剤も新しいものが開発されておるし、ただ二酸化炭素を集めるだけじゃなく、水素と結合させて燃料にする研究も進んでおる」

「僕らの研究する余地ないですねー」

「全くじゃ」

「何か新しい分野を開拓しないと、うちの研究所の危機じゃないですか?」

「……マルー、マルはどこじゃー」

博士は猫に逃げた。

「二酸化炭素が減りすぎたら森林が減って、酸素量の比率が増えたら火災が起こりやすくなるんだよな。何事もほどほどに」

立野くんはそう呟くと、お茶菓子の醤油煎餅をボリボリ食べた。

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